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【3★ 騎士はつらいよ】 宵月の女神

ルドルフさんにとっての、

本編はここからです。

ルドルフさんのBBDうぜぇ


「その、悪しき者というのは、この国に居るのだろうか!?」

「わかりません」


「この国に居ないとしても、いずれは『剣』を捜し当てるのだろうか!?」

「わかりません」


「あんな禍々しい願いを持つ者は、本当に人族なのか!?」

「わかりません」


「他の神器は無事なのだろうか!?」

「わかりません」


 儀式に失敗して帰ってきた者達の苛立ちがエカテリーナに向かう。


「ええい、止さないか! 騒ぎ立てても何もならん! エカテリーナよ……」


 王が騒いでいた者達を鎮め、エカテリーナに問う。


「……勇者と言っていたな。勇者とは、あの物語や伝承などに出てくる[勇者]の事を言っているのか? 本当に勇者など存在するのか!?」


「世界のどこかに居るかもしれません。ですが、探している時間はありません。ですので……他の世界から呼び出す儀式をやってみるのは如何でしょうか!?」


 エカテリーナの発言に、先程騒いでいた者達が口々に言う。


「馬鹿な! 勇者など、御伽話にしか過ぎん! 馬鹿馬鹿しい!」


「異世界!? そんなモノがあると思うのか!?」


「たとえ呼び出せたとして、そやつが信用出来るのか!?」


 自分達は何も出来ないくせにエカテリーナに文句ばかり言う奴らが腹立たしかった。


「私は試してみるべきだと思う! エカテリーナよ、協力するぞ! 父上! 私はエカテリーナと召喚儀式を行います! お許しを!」


 私は王に願い出た。


「ルドルフよ……わかった。お前達に任せよう! 必要なものがあれば言うがよい。他の者は神殿の守りを固め、国内の人々の動きを調べ、入国しようとする冒険者を制限し監視しろ! 勇者召喚儀式については他言無用! ルドルフ達の行動についても邪魔立ては一切ならん! よいな!」


 王が勅命を下し、文句を言っていた者達も了承の返事を上げ、皆がそれぞれ行動に移すべく解散をした――



 ――そして、召還儀式を始めて3日目が経った。


 儀式に必要な物や協力者はエカテリーナが集め、儀式はエカテリーナを含め女性だけで行っている。女性だけで儀式を行うのは、女神の力を扱える可能性がある[女性の勇者]を呼び出す為だからだ。

 私はエカテリーナ達が儀式を行っている洞窟の入り口で警護する事しか協力出来ない。洞窟は、汚れが無い場所として、エカテリーナが選んだ。洞窟は王国を出て森の中にある。だから、魔物に襲われないように警護が必要なのだが、なんて不甲斐ないのか。彼女達は飲まず食わず儀式を続けているのに、私は立っているだけ。だが、今は待っていることしか出来ないのだ。


 間もなく日付が変わる。彼女達の体を考え、儀式は3日で一度打ち切る事にしていた。とうとう、勇者は現れなかったか……。



「んっ、ああん……はぁっ! んんーっ! あっ、うう、あん! ……ふぅん!」


 洞窟の中から女性の声が響いてきた。


「あ、んっ! だめだめ! いゃっ、くふぅん!」


 何が起きてる!? 洞窟に入るべきか? でも……これは? 何か違う意味でざわざわする!


 ……静かになった?

 エカテリーナの話し声が聞こえる?


「あっーー!」


 本当に何が起きてるのだ!? これは、洞窟に入っても、大丈夫か?



 しばらくして、エカテリーナ達が、洞窟から出てきた。1人の女性を連れて――。



 ――私は、その女性の可憐さに、見惚れて動けなかった。

 身体は小さく、白い服から出ている足は細く美しい。肌は透き通る白さ、闇でもきらめく黒髪は長く美しく、額や顔や首に汗でくっついているのがなまめかしい。小さな顔に、潤んだ黒い目、優しい花を思わせる頬に、つややかで小さいつぼみのような唇。この眩しさは宵月よいづきの女神だろうか!? すべてが! すべてが素晴らしい! 幸せにしたい! 幸せにしてあげたい! 私が守ってあげたい! どうしたらいいか!? 騎士の忠誠を交わすべきか! それとも、愛を伝えるべきか!? あぁ、幸せだ! 式はどこで挙げようか? 子供は何人欲しいだろうか? 3人は欲しいかな? 可愛いだろうなぁ。彼女に似て……彼女? 名前はなんと言うのだ? ……名前……誰……はっ!


 私は自分の状態に気付いて、騎士として恥ずかしかった……。




白神「ルドルフ×アオイ♂で本を下さい」

黒神「まじで?」

白神「絵の上手い女性に天啓を出せ」

黒神「まじで?」

白神「ルドルフ×ルビデでもアリ」

黒神「まじで?」

白神「そしたら、前回の依頼書無視はチャラ」

黒神「まじで!!」


W神「読んで頂きありがとうございます!」

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