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「もう、何言うてんですか、お母さん」と見知らぬおっさんが言った。
「ほんまにもう、心配して、わざわざ来てみたら」とおばはんも負けじと言う。
「ええと、一応念のために尋ねるけど、あんた達の、いいや、あんたの」と私は、ビシッと男の方を指さした。
「父親の写真はある?」
「もう、お母さん」と見知らぬおっさんは、目から涙を流した。
似合わへん、おっさんが泣いたかて、可哀そうでも何でもないし。
「僕が何べん聞いても、お父さんのことは、教えてくれへんかったやないか」
むむむ。
ということは、私は未婚の母という設定?
誰やねん、私に子供を産ませて、とんずらした男は?!
お~いおいおい、とおっさんは泣いている。




