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お祖母さんと謎の孫  作者: まきの・えり


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 三日ほどうつうつと日を送ってから、これは書かないとどうしようもないだろう、と思った。

 まがりなりにも、私は「作家」と呼ばれる身。

 呼んでくれる人は、自分を含めて数えるほどしかいないが……

 実際に数えてみようとして、やめた。かなり哀しい。

 昔は……と思い返そうとして、その昔も同じようなものだったことを思い出した。

 朝の5時半から、仕方のないことを、いくら考えても仕方が無い。

 今日は、朝から雨がしとしと降っている。

 洗濯日和だ。

 何をアホなことをと思うだろうけれど、ン十年間花粉症だった私は、部屋干し人間だ。

 このところ、自分の歳のことを、割と考えるようになった。

「お祖母ちゃん」と呼ばれていた後遺症だろう。

「お祖母ちゃん」か~。

「お祖母ちゃん」か~。

 あきら、明良、晃、日日日、明、アキラ、亜紀良、彰、章……

 ところで、私には子供がいない。

 したがって、孫が生まれる可能性は、ぜーんぜん、無い!

 私の知らない所で、誰かが、誰が? 私の卵子を勝手に保存して、人工授精するぐらいしか、可能性は、無い。

 それで誕生した子供が、誰かと結婚して、子供が生まれる……

 こう書きながらも、洗濯物を集めて、洗濯機を回し、無事に部屋干しを終えた。

 はー、と出てくるのは、ため息ばかり。


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