表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/3

悪役令嬢フラグ発生の予感

「よかった...無事で」


彼は私をぎゅうと、正直キツすぎて息が出来ないくらい抱きしめた。


彼は彼女を心底溺愛していたのだなあと思った。

何故言い争いが耐えなかったのだろう。

そして数分後彼から離れると


ピロロン ピロロン


変な音がして彼にハートのような不思議な魔法陣が現れた。もしやこれは主人公が攻略対象に選択肢で良いことすると現れる愛キャッチでは!?



いや、私はヒロインじゃないし...そもそもハートの魔法陣ってなんだ!?怖い!


私が頭の中でぐるぐる考えているうちに彼はごほんと咳をした。


「明日は王立協会に集まり入学前に使役するものを召喚する儀式があるんだろう?」


「は?」


え、学園に入学する前に使役するものを召喚する??私がきょとんとしてると


「大丈夫か?ガーデンパーティを忘れたのか?」


「ガーデンパーティ?なにそれ...」


動揺してる私にため息をつきながら彼は話してくるれた。


「学園側は入学前の紳士淑女の交流を深めるため、また、自身で身を守るためガーディアンを学園の中庭で召喚するんだろ」


ガーデンでガーディアン...やばい混乱してきた。


なにその設定てんこ盛りなんでもあり乙女ゲーム...こんな乙女ゲーム絶対私は知らない。やったこともない。


彼に現れた魔法陣も本当に魔法陣で愛キャッチではなくとんでも魔法なのでは!?


うんうんと考え込んでいたせいで心配したのか


彼は私の顔を覗き込んだ。


「具合が悪いなら学園側に申し出ることも可能だが」


私は首をぶんぶんと振った。主人公に会えるかもしれないし負けられない気分だった。


「やってやろうじゃない」


これはイベントフラグに絶対に回収せねばいけない!私は悪役令嬢らしいドヤ顔で言った。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ