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偏差値70は最強じゃない!  作者: 鮫の歯
第一章 華炎の国
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53/56

偏差値40 過去の精算─2

ソ「あんだけ突っ込めるなら大丈夫そうだ」

マ「アハハ…ソウタ、神眼でわからないの?顔が青かったわよ?」

ソ「顔かちょっと青いのはもともとなんだけど……神眼でも分からないんだ。体調が悪いのは分かるんだけど、原因が。多分長旅で疲れただけだと思うんだけどね」

ふんす!とラコンは

ラ「じゃあ元気が出るように美味しいもの作ってあげましょうか!久々に腕を振るいますよ~!」



二人が料理してる間、トルエノとバンクさんとテーブルで三人で話していた。

バ「しっかしよく若旦那は3人の女性と喧嘩せずお付き合いができますね。村ではマインちゃんとラコンちゃんと過ごしていたんでやしょ?取りあいにならなかったので?」

俺はうなづいた。

ソ「時々喧嘩しましたよ。二人とも俺、ソウタとケイという二人がいるということはわかってはくれているんですが、例えばケイとマインがイチャイチャしてるとラコンがすねたり、逆に俺とラコンで一緒に特訓してるとマインがすねたり。

こっちも二人に分かれていたら問題ないんですが、体を一つなのでね…」

バ「パンドラ様も変わったことをいたしますなぁ」

ト『でもそうだったのは事故なんだろう?』


ケ「そうです。元々ソウタは僕のお母さんの子供。僕の弟として生まれてくる予定だったらしいんですが、落雷とパンドラ様のコントロールミスで僕の体に………。全く迷惑な話です」

ソ「迷惑だって?」

ケ「冗談ですよ。でもソウタが僕の体に宿ってくれて二人で生きていくことになって良かったですよ」

ソ「ほう?」

ケ「ソウタは膨大な魔力を持っています。それに対して僕は魔法も使えず、剣術だけ建御雷神に習ったとはいえ、ソウタに比べると強さでは負けます」


ソ「そんなことないさ。お前の方が身体能力だって高いし。俺は運動はてんでで駄目だぞ」

ケ「はは。ですから時々考えてしまうのですよ。もしソウタが僕の弟として生まれてきたら、全て奪われてしまうのではないかと。

ソウタはあまり気づいていないようですが、魔法使いはカッコ良くてモテるんですよ。もしかしたらマインもソウタに惚れていたかも……」

………。


ソ「バカ言うんじゃない!」

ケ「ヒィッ!」

バ・ト(一人で怒って一人で怯えている……)


マ「マインはお前が地道に頑張っている姿が好きなんだよ。お前は村が盗賊に襲われてから、一人で頑張って剣を振ってきた。雨の日も、風の日も、雪の日も。そして俺がお前と出会ったあの嵐の日も。

俺の魔力はパンドラ様から授かったものだ。俺の実力でも生まれつきでもない。

だがお前のその剣は、ケイ自身が積み上げてきたものだ!お前の実力なんだ!もっと自信を持て!

……それにな、モテるモテないで言うとな。俺よりお前の方がカッコイイし身体も鍛えられている。俺は全然体も鍛えてなかったし顔も、自分評価だがそんなに良くはなかった。

俺が誇れるのはせいぜい今まで覚えてきた魔術式だけだ。お前は自分を過小評価するんじゃない!」


ケ「………はい」

ソ「そしてだな、お前は実質3人も経験しているんだから」

ケ「アッ!それは!」

ト・バ「え?」

マ「え?」

ラ「え?」


ソ「お前、俺のターンの時感覚切ってないだろ。ONのままだろ」

ケ「え、ちょ、あのそれはちょっと」(チラ


マ「ほ~~~~~~う?」(包丁を置く音)

ケ「あっ……(死を察する)」

ソ「俺はちゃんとケイの時切ってるぞ」

ケ「いいかえせない!事実だし。!(死の宣告の心の準備)」

マ「………ケイだけ特別メニューね」

ケ「あああああああああ」

ソ「あれ?これ俺も被害受けないか?」

マ「今まで言わなかった罰」

ソ「ああああああああああ」

ラ「あ、主のために口にやさしい料理も作りますから」

ラコンは慰めてくれたがあのマインの笑顔を忘れることはできなかった。



その夕食でケイは死んだ。本当には死んでいないが。

どこで買ってきたのかわからないが、激辛のスープを飲まされた。

その後はラコンが急遽作った牛乳のクリーム炒めでなんとか生き延びた。

ソ(やめておこう暴露は)

ケ(そ、そうしてください…)



その夜、クレーネが急に吐き出した。

夕食で食べたものを吐いたが興味深いものが含まれていた。

ソ「……赤い霧」

ク「ウェッ……え?なんて?」

ソ「赤い霧。霧だよ。神眼だとそう見える」

口元を拭きながらクレーネは問う。


ク「霧?なんでそんなものが私の吐いたものの中に入ってるの?というか見えるの?」

ラ「…捨てて来ていいですか?」

袋を用意してくれたラコンが嫌そうに言う。

ソ「あっ、ごめん。頼む」

ク「ふぅ、すっきりはしたけど調子は戻らないわね。お見苦しいものを見せてごめんなさい。………そういえばマインは?」

ソ「さっきトイレに………この家にいない!」

ク「えぇ!」

ソ「トルエノ!探してきてくれ!匂いでわかるだろ!

ト『あいよ!』


しばらくするとトルエノが帰ってきた。

ト『ソウタ!外に出てついてきてくれ!』

ソ「何!」



外に出ると赤い霧が街を覆っていた。ソ「いけない!これを吸い込んでは!」

これは、さっきの…!

ト『どうやら俺たちには関係ないようだぜ?俺様とソウタとラコン、クレーネは高濃度の魔力を持っている。それが関係しているんじゃねえか?俺様はなんともないぜ?』

ソ「………どうやらその通りのようだ。さすがだな。鼻が利く」

ト『ヘヘッ!』


ラ「主?これは…?」

捨てにいっていたラコンが戻ってきた。外に捨てにいったのか。

ソ「ラコン!この家の中に入っていろ!外は危険だ!」

ラ「何がでございますか!あー、このきりがございますか?

もしかしてこれ、クレーネのゲ…」


ク「待ったー!乙女の嫌なところを出すなぁー!」

乙女………????

ソ「クレーネ、家で寝てなよ。外にまた出てきたら、具合が悪くなるかもしれない」

ク「ちょっと待って。それがね、空気を入れ替えようと窓を開けたら赤い霧が入ってきて、嫌だったから精霊水で包み込んでらね!消えたんだよ!」

ソ「……ほう!」

そりゃあすごい!

ク「だから多分これは私の力で浄化できると思うの。絶対これ悪いものだし。赤い霧なんて普通じゃない」

ソ「ああ、そうだ。詳しくはわからないが何らかの害はあるだろう」

ト『しっかし、ひでぇなぁ量が』

月明かりだけでもわかるほどの濃さだ。

ソ「ああ、おそらくこの都市全体に広がっている。神眼で見ても赤い霧という名前が出てくるだけで詳しくは分からないんだ。クレーネの精霊水で消せる中のクレーネは苦しんでいたのか」


ク「多分どっかで吸い込んじゃって、赤い霧が私の体と反発していたのね。で、マインは?」

ト『あー!こっちだコッチ!』


ケ「マイン……?」

ラ「でも様子がおかしいでございますね」

マインはよろよろと、ゆっくり道を歩いている。その先にはただ道が続いているだけだ。どこに向かっていくというわけでもなく、ただうろついてるに近い。

ソ「おーいマイン~!」

反応がない。何かに操られているような感じだ。

ク「エィッ!」

クレーネは精霊水の塊をマインに投げつけた。

もうちょっと方法があるのではないだろうか。

ケ「雑です。もうちょっと丁寧に!」

ク「じれったいのよ。それに見たでしょ。夜なのに人が街をうろうろしてるなんておかしいわ」

マインはこちらを向いたその直後、苦しんでから、見てわかるほどの量の塊の霧を吐き出した。

倒れそうになったのをケイが抱きかかえた。

ケ「大丈夫ですか!」

マ「ン……ここはどこ?なんでここに?」

ケ「ギルカルの道の真ん中ですよ」

マ「なんでここに?あれ?わかんない……ウッ!」


マインはさらに霧を吐き出した。霧は空中に分散していく。

かがんでマインの顔色を見たクレーネが言う。


ク「私よりひどいわね。マイン、これを飲んで」

クレーネは指を差し出す。それをマインがくわえる。

すると水を飲めるって訳だ。体が水でできているクレーネだからできるのだが……女の子同士でなんかエロい。


少量だがまた霧を吐いた。どれだけ霧があったのか。

ソ「…うん。これでほとんど全部吐き出したわけだ。しかし、かなりの量だ。マイン、なんか覚えていないか?」


マ「………急にぼーっとしてきて。なんでここにいるかもわかんないわ。みんな私は探しにきてくれたの?ごめんなさい」

霧を吐いて涙目になりながら、謝る。


ソ「別に謝らなくてもいいさ。どうやら調べてみないといけないようだ。一旦宿に帰ろう」



宿に着いた。

マ「気持ち悪い」

ケ「さっき僕に食べさせた激辛料理のバチじゃないですか?」

マ「あれはケイが悪いの!……殴る元気もないわ」


マインは椅子に座ったが苦しそうだ。その隣でニコニコしているのが

ク「私は元気よ!赤い霧を吸い込んでも体の中で水で浄化できるし」

ソ「俺もなぜかはわからんが、霧が効かない」

ラ「我もでございます」

ト『俺様も』


マ「ハァー。魔力量が少ない私だけが苦しいなんて理不尽だわ」

ソ「魔力の量が足りないんじゃなくて俺達がありすぎなんだけどね……バンクさんは!」

ク「そうだバンクさんも!もしかして!」


急いで下の階に行き、バンクさんの扉を叩いた。

ケ「バンクさん!大丈夫ですか!いたら返事してください!」


音がしない。

ソ「ごめんなさい!魔法 ロック解除!」

ラ「ただ魔法で鍵を開けただけでございますよね」

ソ「うるさい!開けますよ」


ゆっくりとドアを開けるとバンクさんがうずくまって苦しんでいた。声もだせないようで顔をしかめている。


ソ「まずい!赤い霧だ。クレーネ!

ク「OK!」

クレーネは精霊水の塊をバンクさんにぶつけた。

やはり他に方法があるのではないだろうか。


バ「ゴガッ!……ガハッ!」


バンクさんは赤い霧をを吐き出した。が、マインの時と比べて量は少なかった。マインと違って部屋の中にいたからだろうか。


バ「ハァ…若旦那」

ソ「バンクさん!大丈夫ですか!」

バンクさんは息を整えると


バ「……ふう。なんとか。皆さん揃って、失礼、ゴホッ! 助けてくださったのですか」

ソ「そうです。今赤い霧が街に広がっていてこれがクレーネが体調が悪かった原因です。マインがこの霧のせいで外に出てさまよってしまい…」


バ「オォ、それは大変なこって」


ソ「バンクさんはまだマシでした。何か変なところはありますか?」

バ「変なこと……声が聞こえやした。」

ケ「声!?」

少し咳き込みながらバンクさんは続ける。


バ「外に出ろ、外に出ろ。こちらへこい、こちらへ来いと。男の低い声でやした。

それは嫌だと拒否していたら、若旦那が」

ソ「なるほど、声。うーん、ますます怪しくなってきたな。しかしちょっとわかってきたぞ」

ク「何が?」

ソ「気づいていないのかもしれないが、ここら一帯の人間の反応がない。ここら辺は今、俺たち以外人っ子一人もいない。そしてあるところに人間の反応が集中している」

全員が驚く。


ク「それって、マインみたいに操られてどっかに集められたってこと?」

俺はニヤリと笑う。


ソ「察しがいいな。こっちに来いと誘っていたんだろう。マインもそんなことを聞いたか覚えていない。ぼーっとしていた記憶しかないが仕方がない。ま、このままじっとしてると俺たちまで操られてしまうかもしれない。調べに行こう」

ト『え!』

ソ「マインとバンクさんはこの家に残っていてください。クレーネ、精霊水を桶に入れておいて」

バンクさんは心配そうに言う。

バ「行くのでやすか?」


うなづいた。

ソ「はい。そしてトルエノ、ラコン、クレーネと俺で調べに行きます。いいですか?マインとバンクさんを苦しめたんです。許せません」


バンクさんは少し笑った。

バ「さすが転生者。若旦那の大切なご婦人はお守りいたしやすよ」

バンクさんはニヤニヤと笑いながらまかせとけ!と胸をたたいた。

結構余裕だな。



光の魔法で取らせながら走った。

ラ「ねぇ、主。その集まってるところはどこなのでございますか?」

ソ「こっちだ。神眼によるとゆっくりとこの街の人々が一ヶ所を向かって集まっている。町中に広く霧が広がっているらしい。そしてこの赤い霧は自然発生ものではない。おそらく魔法関係。人為的なものだ」


ラ「では、その人々が集まっていくところに霧を起こしている犯人がいるのでしょうか?」

ソ「まあ人かどうかわからない、が多分そうだろう。クレーネ」

ク「了解」


道をヨロヨロと歩いている人に精霊水が当たった。

すると男性がマイン同様倒れた。

ソ「大丈夫ですか?私が分かりますか?」

「ん………ぐ……」

ソ「クレーネ。精霊水を飲ませてあげて。申し訳ないがすぐそこの家の前を貸してもらおう」

ゆっくりとおかせてもらった。治療をしている時間がない。すまない。



10分ほど走ったが、その間に何人もヨロヨロと歩く人たちがいた。

きりがないので途中から無視して走った。原因を突き止める方を優先する。


ク「ハァ、ハァ、ハァ。飛んだ方がいいんじゃないの?疲れるよぉ!」

ソ「夜に飛ぶのは危険だよ。よそ見してるとコウモリにぶつかる。建物にぶつかる」

ク「コウモリだってそんなバカじゃないって! もう限界。なんでそんなスタミナがあるの?おかしいって!スピードも落ちないし!」

あ~クレーネは体を鍛えてないもんな~。


ケイ「山を登って降りてを一日5回ぐらいすれば、自然とこれくらい」

ケイ!もうちょっと言い方!

ク「ハァ。ケイってホント筋肉バカね。確かに二人で一人なってるわ。あー!もう無理!」

ケ「しょうがないですね。おぶっていきますよ!ソウタ、あとどれくらいですか?

ク「ワーイ!」


ソ「………。あと5分もかからない。どうやら広場にいるみたいだ」

ラ「ズルイ!主におんぶされるなんて!」

ク(にやり)

ケ「おぶっているのは僕ですよ。ケイです。体は同じですが」

ラコンは走りながらもプンプン怒る。


ラ「そこでございます!!!」

ソ「いいから行くぞ!」

ハァ、こういうのが疲れる。

ク(♪♪♪♪)



ソ(静かに!広場に着いたぞ)

手で合図を出し、止める。

大勢の人が集まり、つっ立っている。


ク(みんな静かだね。夜だから寝てるの?)

ラ(そうじゃないかと。寝てるにしては、お互いぶつからないようにしております)


風が霧を集めていく。

すると、中央の台に男が現れた。月明かりで分かりにくいが、少し大柄の男だ。

男「ヨーシ!集まったな。今日も始める。半分だけ畑へ。もう半分はここに残れ」


霧の中から姿を現した男は言った。


低い声と共に半分ほどの男女が外へ。半分が動かずに残った。

ソ(怪しいな。畑に行かして何をする気だ)

トルエノ(これって全員に支配されているんだよな。意識はあるのか?)

ソ(多分ないよ。助けた時、自分がどこにいるかを、どうやってきたのか覚えていなかった。推測だが、全員出ている)

ク(へ?歩いてるのに!?)

ソ(夢遊病というものがあ。本人は寝ているが勝手に歩き回ったりする病気だ。本人は動いたことをおぼえていない。原因は完全に違うが同じような状態だろう)

ラ(なるほど。それでどうやってあの人たちを助けるのですか?)

ソ「もうちょっと様子を見て、だ。十中八九あの男がが元凶だ。が逃げられると困る)


家の影から覗く。ばれないよう息をひそめて。


男「ヨーシ!誘導は完了だ。じゃあここにいるのは子作りに励みたまえ。都市の子供が減るのは悪いことだ。しっかり増やさないとな!」


一同(ハァ!?)


今だって寝ているのにか。しかし……


ク(ちょっとソウタ!

ソ(! ごめん。全員、あの男を捕まえるぞ!)

全員(ラジャー!)

いけると思ったがやっぱりうまくいかない。


俺たちが建物の陰から飛び出した瞬間、人々が全員こちらをぐるっと振り返った。

その数ざっと3000。大きい広場にいる全員が一斉に。


目を瞑ってるのに。統率がとれている。本当に寝ているのか?

男「ハーッハッハッハ!ヨーシ、ようやく出てきたな!ネズミども!」


ソ「クッ……」

男「初めからバレていたよ。我が霧が水によって消された時からな。何人かは霧から解放されたようだが、無駄なこと」


ちっ。やはりそうか。男は広場の台に隠れていたのではなく、文字通り霧から出てきた。


それにあんなに大声で指示をするはずがない。必要がない。バンクさんの時みたいに直接声を聞かせればいいのだから。


ソ「まぁそうだよな。さて……」

男は話を続けた。

男「何故だ?何故我が霧の術にかからない?お前たちは人間のはず……いや、一人違うな。忌まわしき精霊!」

ク「あ、速攻でバレたわ。人間のふりしていたのになぁ」


忌まわしき……なるほど。

男「精霊がなぜここにいるかはわからんが……私の邪魔をするならば捕まえて殺すのみ!行け人間ども!あいつらを捕らえろ!」


人間………


そう言うと男はまた霧の中に消えた。いや、霧になった。寝ているままの町の人たちが走ってくる。結構怖い。

いいホラーゲームになりそうだ。


ラ「主!どうするのでございますか!まさか魔法でやっつけるわけにも!」ソ「まぁあわてるな。ここをこうしてこうやって、よいせっと!魔法!風の守り、『チシュ・ストームシールド』!」


ネーミングセンスはどうかと思うが、それは俺は関係ない。


ク「え、ちょ、風が!」

ソ「トルエノ!クレーネ!ラコン!早く俺の近くに来い!吹き飛ばされるぞ!」


俺を中心とした半径3メートルほどの竜巻を起こす。音がすごいな。

魔法だから気圧など関係なく風を起こせる。近づくものならば弾かれるか、横に吹き飛ばされる。

ちょいと荒っぽいが、霧をこれで吹き飛ばす。


ソ「サァ!出てこないと散り散りになるぞ!」


ビュービューと風の吹く音がすごい。聞こえたかな?


中の部分は台風の目のようになっているので風の影響はない。

終わるまでラコンとクレーネを守らないと。トルエノは俺の頭の上に乗っかってしがみついている。

チャッカリしてんなこいつ。


(やった!! ソウタ/主 に抱かれている!)

ソ「コーラ。胸を押し付けない。嬉しいけど今はそれどころじゃないんだから。

ク・ラ「ハ~~イ」

ソ「さて、次の準備だ」




ソ「……………よし。もういいだろう魔法解除」


竜巻は止まった。何人か吹き飛ばされたが……すいません。


あの男の方が諦めたようだ。近づいてこない。

ソ「魔法 パル・パラ・リート!」


光の玉を複数、宙に浮かせる魔法だ。月明かりと光の玉一個だけじゃ暗くてよく見えない。


町の人たちは元の通り、動かない。


赤い霧は大方吹き飛ばしたみたいだけどまだまだ残っている。


台の上を見ると、男が立っていた。少し苦しそうなようだ。少し前のめりだ。


男「…魔法使いか。その魔法で防いできたのか? ますます厄介になってきた。だが、この霧は防げまい!」


そう言った瞬間

俺たちの横の建物の隙間から

前が見えないほどの

明らかに毒だと

体に悪いとわかるほどの

濃い霧が吹き出した。


ソ(これは、やばい!ためていたのか、この速さは防げない!)

声に出すこともできなかった。

目で認識しても守る魔法を唱えられない。これは、

目をつぶって、口を押さえた。



ジャラッ!

鎖の擦れる音がした。


ジャラジャラジャラ


重く鈍い音が響く。


???「この量、この濃さ、この速さ。確かに人間には防げないね。人間なら、ね」

チャリチャリ、と音がする。


男「あ………あんたは!!」

ラ「…なるほど。主はそれを」

ソ「………フゥ、遅いよ」


タ「我が主、ソウタの招きによりこの世界に参上した。我が名はタルタロス!! 冥界の支配者なり!」


続く。

ポイントォ……ポイントォをくれぇ………少しでもいいと思えたら


おもってくれるじゃろ?ここまで読んでくれたお主ならきっと……


うっ!



どうやらここまでみたいじゃな。


ワシはポイント、ブックマークをせびるだけに生まれたのと同然じゃ。


ワシに、構うな。

読み進めよ

他の作品を読むのでもいい。

このまま読んでくれたら本望じゃ。

ぐふっ!

血か。どうやら、時間はない。


このまま下にすくろーるしたら評価ができる。

してやってくれ。

この作者は、なんのためにかいておるのか、

それは………………………………お……ぬし………の…………





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