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偏差値70は最強じゃない!  作者: 鮫の歯
第一章 華炎の国
47/56

偏差値35 ゆうべはお楽しみでしたね

夜が明けた。初春の暖かそうな日の光が眩しく照っていた。その光にソウタは起こされた。同時にケイも起きた。


ねぼけなまこをこすりながら起き上がろると、自分が全裸であることに気づいた。


昨夜のことを思い出し、ケイは恥ずかしくなった。

隣にはマイン、ラコン、クレーネ が気持ち良さそうに同じく裸で寝ていた。


ソ「あー、やっちゃった」

ソウタは乱れたことを恥ずかしく思い、裸を隠すようにそっと布団をかけ、脱ぎ捨てた服を拾い来た。


ケイはやってしまったことを悔やんでいた。マインと一線を越えてしまったことが怖かった。


「ウーム」

ソウタは思った。

たった一晩寝ただけでこんなにもいとしく思うものなのか。今まで一緒に過ごしていたはずなのにたった一晩で変わってしまった。

3人の寝顔を見ていると今までとは違うようにしか見えない。かわいくてかわいくて、すぐにでも抱きしめたいぐらいだ。起こしてしまうからしないが。


すると女中さんが戸を叩き外から朝だと伝えてくれた。ドアを開けなかったの一緒の配慮があったからであろう。


3人を起こすと全員寝ボケていたが、服を着ていないことに気づくと、顔を赤くしながら来た。その間ケイは向こうを向いていた。


ソ「さてと。じゃあみんな荷物をまとめて出発する準備をしてくれ」


ク「ソウタだ~~~~~~い好き!!!!」

マ「あっ!ずるい!私もケイだーーーーーーーい好き!!」

ラ「我も!主のことがだーーーーーーーーーーーーーーーい好きでございます!!!!!!!!」


ソ「わかったからはやく用意して?

マインとラコンが自分の荷物を片付けている間、クレーネはすることがないので、俺が布団を重ねてるのを手伝ってくれた。


ク「昨日いっぱい遊んじゃったせいでかなり汚れちゃったわね。変な汁とか、シミとか」


ソ「汁とか言うんじゃない。……まぁしょうがないさ。そのぶんのチップを置いたらいい」


ク「そんなことしなくても大丈夫。私が水の精霊だってことを忘れたの?」

ソ「ヘ?」


クレーネは水の玉を作り出すとそれで布団全部を包み込んだ。

ケ「え、そんなことをしたらびしょ濡れになってしまいますよ!」


クレーネは笑って続けた。

ク「大丈夫。見ていて!」


クレーネは包み込んでいる水に力を込め、水を取り除いた。驚くことに布団は全く濡れておらず、広げてみるとまるで洗濯をしたかのように綺麗になっていた。


ソ「すごい!」

ク「汚れだけ取ったのよ。これで余計なチップを払わなくて済むでしょ?」

本当だ。


ソ「ありがとうクレーネ。ねぇこれってさ。俺達にもできたりする?」

ク「もちろん!!水浴びしたように汚れを取ることができるわよ!」

クレーネは水の玉を三つ作り俺達の身体を包み込んだ。


マ「ひゃあ!冷たい!」

ラ「……なんか変な感じでございます」


ク「ごめんね。温度だけは調節できないの。もうちょっとで終わるわ」


服ごと洗われているという状態か。確かにすこし変な感じだ。洗濯機の中にいるような。


ク「はい!息止めてー!顔洗わよ!」


そのまま水で顔をおおった。まるで優しい川の流れに突っ込んだような、気持ちのいいものだった。


ク「……はい終わり!どう?綺麗になったでしょ!」


ラ「すごい。服のシワが取れてる。干したのと同じような感じでございますよ!」

ク「へへーん!私がいてよかったでしょ!」


ソ「助かったよクレーネ。洗濯の手間が省けるのは本当に助かる。これからもお願いしていいか?」

ク「いいわよ!これぐらい。どうってことないわ!役に立って嬉しいわ!」


ラ「……そういえばクレーネの服や体はどうなってるのでございますか?洗わなくていいのでございますか?」


ク「私は大丈夫。体は精霊水、今着ている服も精霊水を変化させたものだから汚れはつかないわ。本当は昨日お風呂に入らなくても良かったんだけどね。まあ珍しいからちょっと体験しておこうかと」

ふむ。確かに見た目は人間そのものだが構成しているものが全然違う。不思議なものだ。


マ「いいな~、汚れが付かないなんてー」

ク「だけどこの体維持するのが大変なのよ。 私みたいに魂があれば簡単に維持できるけど、なかったら結構難しいものなのよ。ほら、湖では体が水の色のままで体の表面が溶けているような感じだったでしょ?」


ソ「あー、まあそうだったね」

ザ・精霊って感じだったな。


ク「あれは体の維持が出来なくなっていたっていうこと。ソウタが私を愛してくれなくなったら私もそうなっちゃうわよ?もしかしたら殺しちゃうかも?」

クレーネは笑顔で言った。ウンディーネだからか……恐ろしいなぁ…

ソ「そんな脅さなくてもわかったって」




ラ「昨日はすごかったですよね~~」

ク「何回したんだったっけ?」

マ「最初にみんなで1回でしょ? その後私で2回、ラコンで2回、クレーネで2回、あと最後で全員で1回、合計8回…」

ラ「さすがに凄すぎないですか?どんだけ主はたまっておったのですか?」

ドン引きされた……


ソ「そうじゃなくて俺達だってちゃんと頑張ったんだよ。二人とはいえ体は一つなんだ。結構魔法使ったよ。最初だからみんなを平等に気持ちよくさせないとって……」

ク「なるほど魔法ね~。どうりで。私たちが負けそうなぐらいだったもんね~~」

昨日は完全に絞りとりにきたからな……女性の方がスタミナあるし。

とはいえ、さすがに8回はすごすぎる。

ソ「もしかして昨日の食事に何か…?」


マ「エーナニモイレテナイヨーー?」


ラ「デスヨネー?マッタクアルジハナニヲオッシャッテイルノデゴザイマスカネー?」


ク「ネー?ワタシタチガマサカセイリョクザイナンテイレルワケナイノニネー?」


なぜに片言・・・それにあからさまに目をそらしている。


ケ(まさか昨日の肉料理の中に!!!)

ソ(…今度からチェックしようか)


少し油断していたな。

だがまだ精力剤だったから良かったものの、毒を入れられていたら死んでしまう。

気をつけなければ。神眼でチェックしないと。



話していると女中さんが戸を開けて朝食ができたと伝えてくれた。

食堂に行くとバンクさんとトルエノが仲良く話していた、というより可愛がられていたかな。


ソ「トルエノ!いないと思ったらここにいたのか」

ト『昨日はお楽しみでしたね』(ニヤニヤ)

ソ「ナッ何を!?」

バ「いやぁ、若旦那。昨日はお楽しみでございましたね」(ニヤニヤ)


バンクさんも…!どうやら夜のことを悟られたらしいな。

音は消したはず………………あ、振動…きしみだな。 ←ちがう


俺たちは顔を赤くしながら席に座った。

朝食は軽いものだった。だけど赤いパン(赤飯的なもの)だったのは、もしかして。


まあいい。

別に悪いことではない。堂々と・・・堂々…ああやっぱ恥ずかしい!

ラコン!クレーネ!なんでそんな堂々と食べられるんだ!



トルエノは餌がいらないはずなのに、何か麦と野菜を混ぜたものを食べていた。多分かわいがられたいだけだな。

パンクさんとは他愛のない話をしていたが、時々夜のことをからかってくるのがつらかった。他にも客はいるのにそういう話をするからごまかすのに苦労した。


この時ある男がソウタたちを睨んでいた。



とにかく先を急ぐので早々に切り上げて宿を後にした。女将がめいめいに弁当をくれたので相当の礼をした。うれしいな。




さすがにクレーネの精霊水によるブーストはこりごりなので普通の速さで竜馬を走らせた。


晴れた空に一筋の雲が漂う気持ちのいい日だ。こんな日はピクニックか、外で遊ばないと申し訳ないような気がする。


バ「昨日は予定よりかなり早く進んだので今日はちょいとゆっくり進みやす。皆さんもお疲れでしょうし」


本当に下品ですまないが、俺とケイは腰を少し痛めた。薬を塗ってクレーネが精霊水を飲ませてくれたおかげで1日経てば治るだろうが、揺れる竜車は腰に響く。

マイン達も疲れてるのでゆっくり進むのは良かった。ちなみに精霊水をもらうときクレーネは口移しで飲ませようとしてきた。俺は満更ではない、むしろ歓迎だったので拒否をしなかった。


しかしラコンとマインがクレーネのうでをつかんでそれを防いだ。

うむぅ。俺はしてほしかったけど………仕方ないので持っていたコップで飲んだ。


バンクさんにはすまないが少し眠らせてもらった。竜車に揺られると眠くなってしまいつい眠ってしまう。

通学に電車を使っていた頃、帰りの電車でついつい寝過ごしてしまったことも少なくなかった。

昨日あまり眠れなかったし……グゥ。







いきなり全身を殴られたかのような衝撃があった。

ケ(いっつ…………何が??)


目を覚ますと俺の体にクレーネが乗っかっていた。


ソ「クレーネ、何をして…」


言い切らないうちに竜車がひっくり返って、開いた扉から全員外に投げ出され、落ちた。


何が起きたのかわからないまま起き上がると、いきなり体を何者かに掴まれた。

俺の上にいたクレーネも、マインも、寝ぼけているラコンも。


これは何かの触手……?吸盤こそないがタコのような太くて巨大な触手に捕まったようだ。


紫色で何かぬるぬるしている。とても気持ち悪い。外国人がタコとイカを嫌うそうだが理由がわかった。


ラ「何でございますか!?」

マ「何が起こったの!ケイ!」

ク「なんなのこのぬるぬるしてるのは!!」

ソイ「俺もわからん!!!」


トルエノはどこだ?捕まってはいないようだ。


すると俺たちは持ち上げられ、下には転がっている竜車と横向きに倒れてもがいている竜馬が見えた。


バ「若旦那!!」


バンクさんも!触手に捕まったようだ。


ソ(クソッ力が強くて抜けないですね)

(なんなんだ。こんなモンスターがこんな普通の道にいるわけが……)



???「ははは!!捕まってくれて嬉しいよ!!」


ソ「誰だ!」


つづく

何もいやらしくはないですよね


健全ですよね?(付加疑問)


あ、次回触手プレイはないので。


ないので。

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