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三日三晩
家へ戻り、幸代に今日の出来事を話すと、幸代は快く引き受けてくれた。孫が出来たみたいで嬉しいと。よくよく連れてきたものを見ると、耳は長く、肌はとても白かった。考えれば考えるほど人間の子供ではないように感じてくる。
「これはもしかしたら、森の妖精さんじゃないのかい」幸代は真剣な眼差しで言った。
三郎はその言葉に一瞬ぽかんとしたが、「そうかねぇ、いや、そうだな」と笑顔で答えた。
その日から三日三晩幸代と交代しながら看病を行い、妖精を見守った。当初衰弱しきった妖精の身体は時間が経つにつれ回復の兆しに向かっており、二人はその様子を見るたびに喜びあった。




