陛下、おかわり頂いても良いでしょうか?
「何というか、あの娘……よく食べていたな」
和平のための使節団の一人、魔道具技師の少女シャルトルーズの食べっぷりに、砂の国の王バーガンディーはしみじみ呟いた。
シャルトルーズがよく食べるのは『悪意を感知する力』を行使するためらしい。ついでに毒も効かないようだ。
「このおかげで何でも食べられてお得なんですよ。腐った物も、味さえ気にしなければお腹だって壊しません!」
元気にそう言っていたシャルトルーズだったが、そういう問題ではない気がする。
これは砂の国の代替わりしたての王バーガンディーと、森の国から来た魔導具技師のシャルトルーズが、友情っぽいものを育みながら、国の騒動を収めるお話。
前半ほのぼの、中盤からシリアスなファンタジーです。
※アルファポリス様にも掲載しています。
和平のための使節団の一人、魔道具技師の少女シャルトルーズの食べっぷりに、砂の国の王バーガンディーはしみじみ呟いた。
シャルトルーズがよく食べるのは『悪意を感知する力』を行使するためらしい。ついでに毒も効かないようだ。
「このおかげで何でも食べられてお得なんですよ。腐った物も、味さえ気にしなければお腹だって壊しません!」
元気にそう言っていたシャルトルーズだったが、そういう問題ではない気がする。
これは砂の国の代替わりしたての王バーガンディーと、森の国から来た魔導具技師のシャルトルーズが、友情っぽいものを育みながら、国の騒動を収めるお話。
前半ほのぼの、中盤からシリアスなファンタジーです。
※アルファポリス様にも掲載しています。
プロローグ
2021/09/26 20:31
(改)
第一話「王様、王様。変わった人ばっかりでありましたねぇ」
2021/09/26 20:31
(改)
第二話「…………もしや空腹か?」
2021/09/26 20:32
第三話「あっ王様! 王様! 休憩ですか?」
2021/09/26 20:32
(改)
第四話「落ち着いたら私も、エールデバオムへも行ってみたいものだ」
2021/09/26 20:32
第五話「ウナヴォルタ家は、聖人の血を引く家系です」
2021/09/27 07:00
(改)
第六話「来る時も思いましたけど、この青い壁、綺麗ですね」
2021/09/28 07:00
(改)
第七話「あら、食べちゃった。食べないと思ったのに、馬鹿な子ね」
2021/09/29 07:00
第八話「このおかげで何でも食べられてお得なんですよ」
2021/09/30 07:00
第九話「そう。それから、陛下にも――――ふざけるなって言いたかったの」
2021/10/01 07:00
第十話「これ以上ないくらい、良い的ですよねぇ」
2021/10/02 07:00
(改)
第十一話「策を講じている人間が先手で、受ける側が後手なのは必然では?」
2021/10/03 07:00
第十二話「生きていれば、誰しも少しは悪意ってのは持ちますから」
2021/10/04 07:00
第十三話「……私も年の近い友人は、マルベリーだけでな」
2021/10/05 07:00
(改)
第十四話「私の友人に、そのような目を向けるのは止めて貰おうか」
2021/10/06 07:00
第十五話『還』
2021/10/07 07:00
(改)
第十六話「……その光景を、必ず見せる。だから……どうか良くなってくれ」
2021/10/08 07:00
(改)
エピローグ
2021/10/08 12:00