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異世界で手にしたのは万物を生み出す力でした  作者: Fate
2章 創造と氷と王都
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Y10 平和ナ時間

ようやく誤字報告機能が実装されましたね。ハーメルンの方にはとっくに実装されていて、実際便利なのでなろうにはいつ来るか気になっていましたが・・・


でも報告は来ないほうがいいのか・・・誤字ばっかしているってことだし・・・

ラッへとの戦闘の後、雪音と世那は荷物を纏め、騎士に指定された場所に向かった。まだ、吉田と鈴木は準備中だ。


二人が向かった場所には既に騎士が6名ずつ乗り込んだ馬車がズラッと並んでいる。その数、約30台ほどだ。そしてその馬車の一つに雪音と世那は案内された。乗るように促された二人は「まず中に荷物を」と思い馬車に荷物を乗せたとき、先客に気がついた。


「なんであんたがいるのよ・・・」

「しょうがないだろ?ここに行けって言われたんだからさ」

「ということは、最初に決まった一人はあんただったのね。・・・あと、さっきから何やっているの?人形劇?」

「・・・スキルの訓練だ」


先客とは水川のことだった。彼はとっくに荷物を纏め、馬車に乗り込み、暇を持て余していたのだ。それこそ〈ユニークスキル:水創造ウォータークリエイター〉を使ってSDサイズの陽菜人形を創っていたくらいだ。〈水創造ウォータークリエイター〉で生み出した水は使い手(ユーザー)次第で自由に形や色を変えることができる。だからSD陽菜の水人形を創ることはお茶の子さいさいだが、悲しいことにどんなに可愛くできても所詮〈ユニークスキル〉で生み出した水。スキルの発動を止めれば消えてしまう。そのため水川はくるくる回したり、ぴょこぴょこと手を動かしたり、顔を笑わせたりしてモチベーションと水人形が消えないように維持していた。


・・・尤も、傍から見れば誰が見てもただの不審者だが。


「あんたにそんな趣味があったのね・・・」

「いやっ、違っ-」

「雪音さんどうしたんですかー?・・・って水川?」

「スゲえ、異世界来てまで趣味全開とか・・・」

「え、いやっ、まって」


支度を終えてやってきた鈴木と吉田の二人。水川のやっていることには興味が湧いたがすぐに「人の趣味は人それぞれ」という結論になり深く追求しなかった。そして二人は座り込んで雑談・・・もとい反省会をし始めた。


「-でこうしたよりも・・・するべきだったかな」

「それならいっそ-」

「いやなら-」

「だったら-」


「皆さん揃いましたね。良かった、動き出す前に全員いて。・・・まあこの馬車が動くのはもう少ししてからですが。それとユキネさん、危ないので座ってください」


後ろから突然ラッへの声。驚いて振り向くと彼も馬車に乗り込んでいた。そして彼は雪音に近づくと肩をポンポンと叩き座るように促した。


「危ないので座ってください」

「え、ええ・・・」


大人しく言われた通り座ろうとした途端、馬車がグラッと動いた。倒れるように座った雪音は確かにこれは危ないと座り直しながら思った。ふと、隣を見ると世那がいつの間にか直ぐ側に座っていて、すよすよと眠っていた。


(私も寝ようかしら・・・疲れたわ・・・)


寝ている世那の寝顔を見て触発されたのか雪音はだんだんうとうとし始め、眠ってしまった。



((((眠くなってきた・・・))))


一方、男4人も2人の寝顔を見ているうちに、最初はなにか掛けなきゃ、落ちそう、風邪引かないかなど考えていた。しかしいつの間にか寝てしまったのだ。


ちなみに運動(試合)のあとの睡眠だったということで皆ぐっすり眠っていたという・・・





 ◇ 隼人パート


「~♪」

「なあ陽菜、いつまで眺めているんだ・・・?」

「だってジンクスさんに打っていただいた私の愛剣、‹イムヌス›ってすごく綺麗なんですよ~♪」

「うん、それさっきから何回も聞いた。たださ・・・もう1時間以上も見てるじゃん」


2人がテネシンを出てから約2時間、最初は昨日の成果確認していたが陽菜はしばらくして満足したのか、じっくり見ていなかった‹イムヌス›を見ることにした。‹イムヌス›は陽菜の女性らしい細腕に合わせて作られているため隼人の‹マニフィカト›と比べ比較的刀身が細く、軽い。しかし切断力を上げる為にオリハルコンを加工した際にでる‹オリハルコンダスト›とオリハルコンを粉末にした‹オリハルコンパウダー›をジンクス独自の配合で混ぜたものを練り込んである。これによって‹イムヌス›は「叩き切る」‹マニフィカト›とは違い「斬る」剣になったのだ。


だが陽菜が見ていたのはそこではない。先にも言ったが‹イムヌス›にはオリハルコンの粉が混ざっている。それが太陽の光にあたることでオリハルコンの青色がキラキラ光る。その姿はまるで、晴れた夜に見える星空のようだ。そして陽菜はその光景に見惚れていた。


「女のコは甘い物とかわいいモノと綺麗なモノがスキなんですよ~」

「いや聞いていないけど」

「覚えていたらいつか役に立つかもしれませんよ~?」

「あっ、うん、そうかい」


一方隼人はそんなに興味はがなかった。なぜならそれは・・・分量は少ないとはいえ、オリハルコンの粉は隼人の‹マニフィカト›にも入っているからだ・・・。


(ねむ・・・寝よ・・・)


「・・・-大体隼人君は気遣いとかが足りないです。この前も・・・って隼人君聞いてます?-完っ全に寝てますね」

「Zzz・・・」


彼の寝顔を眺めているうちに眠くなった陽菜。鞘にそっと剣を収めると壁に背中を預け、静かに目を瞑る。暫くすると規則正しい寝息が聞こえ始めた。





この平和な時が続きますように-





運命というべきものなのか・・・不思議なもので願ったものはすべて叶うとは限らない・・・

大っ変っ!お待たせいたしましたぁぁぁ!!遅くなりましたぁぁぁ!!(空中2回転スライディング土下座)


リアルでは仕事が山積み、休日は溜まった別のも処理したり映画見に行ってきました(おい

なのはDetonation最高でした( ´ ▽ ` )ノ(聞いてない

2周目行きたかったぜ・・・orz

あと一回間違って小説のデータが入ったファイル消しちゃいました・・・。ファイルはちゃんと中身を見てから消しましょう。自分への戒めです。


次回は隼人パート!友人Y氏の助言により三人称視点で書きましたが・・・難しい・・(・ω・`*)

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