表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
11/11

手の怪我

彼女が手を怪我した。

傷口から垂れた血が二の腕まで伝わり、左袖が赤くぬれている。

俺は応急処置をした後、彼女が病院へ向かうのを見送った。

しばらくして、彼女が帰ってきた。

包帯を巻かれた右手を見せながら、「すぐ治るから大丈夫」と笑っていた。











































【解説】

『傷口から垂れた血が二の腕まで伝わり、左袖が赤くぬれている』とあることから、怪我をしたのは左手のはずである。しかし、彼女は、『包帯を巻かれた右手を見せながら』と、左手ではなく、右手に包帯が巻かれている。


『俺は応急処置をした後』とあるため、語り手は左手の怪我を確認しているはず。


なのに、なぜ右手に包帯が巻かれているのだろうか?


語り手は血を拭いただけで応急処置だと思っていたが、実は怪我の確認をしていなかったとか?


となると、実は怪我をしておらず、

心配してもらうための偽装リストカットの可能性もあるのだが(その場合、包帯は病院内で自分で巻いたことになる)…。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ