表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
魔法使えぬ魔法探偵  作者: 紘月


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
1/7

file1 火炎の焼跡 フレアエンブレム

火 エリアe370

水 エリアc115

光 エリアf286

闇 エリアa743

永 エリアb909


魔法 C級 周りに影響がない程度

魔法 B級 周りの物や人に被害が及ぶ程度

魔法 A級 周りの物や人を殺傷、破壊させる程度

魔法 A級+ Aの派生能力を持ちエリア全体に影響をもたらせる程度


ここは魔法使いの住む平行世界。

そこには非常に珍しい魔力を持たずして生まれた探偵がいた。この世界で魔力を持たずして生まれた子は何かしらの能力が飛び抜けているという特徴がある。その探偵は頭脳が飛び抜けていたのでこの平行世界で唯一の探偵として働いているのだ──。


火属性が多く住むエリアe370はよく放火事件が起こるためエリアe370管理庁は巨大な結界に守られていた。

しかしある夜、鳴り響く轟音で目を覚ました人々は衝撃的な光景を目にする。

なんとエリアe370管理庁が燃やされていたのだ。エリアc115から来た水属性によりすぐ鎮火できたが、管理庁には大きな焼け跡ができてしまった。これほどに一瞬で大きな魔力を使うのは一般人がやると気絶どころか死亡しかねなかったため、エリアe370のA級+魔法使いを集めた。そこにはあの探偵もいた。


「1人目の容疑者から。能力とあるならアリバイを。」


「はい。僕の能力は火属性、そして他属性と接触した場合でも干渉しない能力です。

アリバイにはなりませんが、一応昨日の夜は近くの酒場で1人で酔っ払ってましたね。」


「なるほど。では2人目。」


「はい。私の能力は火の龍を出現させる能力です。アリバイはありません。しかし私が犯人ではないことは本当です。」


「はい。最後の人。」


「えー俺の能力は火属性の物体を創造することのできる能力で、アリバイはない。まじで面倒なんでさっさと帰らせてくれ。」


「なら捜査に協力してくれた方が早く済みますよ。聞いた感じ全員あの結界を越え放火可能のように思えますが不思議なのは結界の中心から焼け跡が広がっているんですよね。」


「そこまで自由度の高いものなら最後の人とか...?」


「は?何言ってんだよ。違うから。」


「事件現場の様子を詳しく教えてくれますか?」


「事件現場はエリア管理庁で一階の地面に穴が空いていてそこから燃え広がっているという感じです。轟音は地面を突き破った音かと。」


「なんでしょうねぇ。」


「まあこれ以上はまだ調べようが無いですし早く帰りたい人もいるでしょうので今回は解散です。」


そう言って探偵は歩いていった。歩いている途中、何かを踏んだような感触がして下をむくとミミズを踏んでいた。


「気色悪。全く、ついてないな。」


そう声を漏らすと探偵は地面に足を擦り付けた。


「あー疲れた。やっぱ家が一番落ち着くな。」


そうして休憩ムードに入ったのも束の間、事件解決に向けてペンを取り出した。


「他属性と感触しないなら結界も越えれそうだな。しかし、そうしたとしても中から破壊することはできないか。

では火の龍か?だが結界を越えられたとしても目撃情報がすぐに来たりしそうだな。

となると創造だが、中に例えば炎の爆弾を作ったとしても地中で創造する意味はないか...。何かを見落としていることも無さそうだが。まあ情報提供待ちが妥当か。」


そうして出番を無くしたペンを再び戻した時、チャイムが鳴った。


「そういえば今日、お母さんが何かを届けにきてくれると言っていたな。」

「あら久々に見たら大きくなってるじゃない!これ、水属性の親族から貰った食べ物ですっごい美味しいの!」


「わあ。すごい量じゃんか。いいの?」


「当たり前よ...ってあんな靴汚すぎじゃない?部屋とかは?掃除してるの?」


あぁそういえば今日ミミズを踏んでいたな、そう思い出すとお母さんと別れの挨拶を交わし靴を掃除しようとした。


掃除しようとした時、ミミズを踏んだ時の情景を思い出してある解決の糸口になるかも知れないことを思いついた。



「現場検証どうだ?」

「よさげです。これなら証拠不十分にはみなされないはず。」



「えー。みなさん。お集まり頂きありがとうございます。今回は犯人がわかったかも知れません。」


「そうなのか。そんな推理漫画みたいに焦らさずさっさと教えてくれよ。」


「それはあなたです。」


そういうと探偵は女の人を指差した。


「え?私?火の龍ですよ?目立つし結界も越えられないし...」


「そうです。そう考えていましたが、視点を変えてみると分かりました。」


女は開きっぱなしの口を閉じて真剣な表情になった。


「他の人の能力も勿論結界を越えれる力はあるでしょう。しかしどれも状況と合わなかった。でも貴方だけは違ったんです。

まず、龍の能力を能力証明書から確認したところ自分の視界にあるところにならどこでも出現させれて、いつでも消せる。そして幅15m長さ75mと極めて巨大。

幅15mはなんと穴の大きさと一致した。」


「偶然だとしたら?どうするんですか?」


「そして現場検証で永属性のS級魔法使いさんの能力コピーで実験すると龍を地中から出現させることができた。」


女はもう何も言わなかった。


「つまり、龍を庁の真下の地中で出現させて上昇させた、そうで間違いありませんか?」


他の人らもさっきまであった話し声はなくなり静まっていた。


「──そうです。」


女は罪を認めた。管理庁に使われてばかりだった彼女は、管理庁に嫌気が刺したらしい。


「ミミズが僕にヒントをくれたって訳か。」


そう呟くと、エリア管理庁から脳電波でメッセージが送られてきた。


「エリアc115で事件発生。直ちに迎え。」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ