確保に向けて
遥斗の病室に戻り 遥斗に手紙を残してその場を去る吾郎と瑠美は 近場の公園で作戦会議をする
「良いか?魔法使い狩り、死刑囚の1人 アーヴァントがいるのは北海道らしい 情報ではな」
「北海道か、中々発見しずらそうだけど 大丈夫なの?」
「まず、福岡でも沢山の魔法使いがいただろ?多分全員がギルを狙ってた訳じゃない 他の死刑囚を追いかけてた魔法使いも多いだろう そいつらに聞くのもいいだろう 対峙した可能性もある」
「なるほど、その作戦は良いかもね ちなみに指名手配されてるってことは 懸賞金もかけられてるの?」
「かけられてはいないが、報酬は出る 10万ぐらいな 懸賞金をかけてない理由はお金を出したくないんだろうな 報酬はだすけど億までは出したくないんだろう 」
「どうでもいいや お金なんて それよりも 組織と関わっているかが気になる」
瑠美のその言葉が 吾郎の胸をぎゅっと貫く 少し苦しい気もする 同じ道を辿って欲しくないなという気持ちもあるようだ
「じゃあ、瑠美 ホテルに戻って寝よう 明日行くからな」
「分かった、そうしよう」
ホテルに戻り 眠りにつくと 翌朝 空港に行き飛行機に乗って北海道まで行く事にする




