9話 新しいメンバー!!後編
こんばんは、作者です。
私立受かったぞぉぉぉ!!!
やったね!
とりあえず行く高校が決まりました!!
でもまだ公立高校が残ってる…。
なんで勉強しないで小説書いてるんだ!…なんて言わないで!!
ショウタ「新しいメンバーって誰なんだろうな?」
ファナ「今作者も『新しいキャラを出す』か『キャラ増加しない』にするか悩んでるらしいよ?」
ショウタ「ファ、ファナ…いきなり何を…!?」
ファナ「……大丈夫、気にするだけムダだよ。」
ショウタ「そうか、じゃあ…気にしないどこう…」
ファナ「うん!!」
ショウタ「さて……そろそろ新メンバーが来るはずだけど……」
ファナ「作者!!決断の時だよ!!」
ショウタ「だからさっきから誰にしゃべりかけてんだよ…」
ガチャ!!
サヤカ「ど…どうも!新メンバーで入るサヤカです!!これからよろしく……ってファナ!?……とショウタ」
ショウタ「なんだサヤカか……って俺をおまけみたく言うんじゃねぇよ」
ファナ「わー!!サヤカだ~♪やったね!!これから頑張ろうね!」
サヤカ「うん!!頑張りましょうね♪ホントは最初のコンビ組むときから一緒になりたかったんだけど……」(ショウタをジト目でにらむ)
ショウタ「なっ!?俺が悪いのかよ!!」
サヤカ「別にそんなことは言ってないですけどぉ~?」
ファナ「もう~、すぐにケンカするのやめようよ~」
ショウタ「いっつもいっつもサヤカがケンカ売ってるんだからな!!」
ファナ「分かった分かった。んじゃ、ここらへんで1回能力のおさらいをしよっか」
サヤカ「そうですね。じゃあ…私から!!」
サヤカ「私は全系統の魔法が使える〈魔法の使い手〉でレベルは3なんですけど【悟り】です!!」(ドヤ顔)
ショウタ(へぇー、【悟り】かぁ。スゴいな)
ファナ「じゃあ次は私ね。」
ファナ「私は〈剣の使い手〉のレベル4【最強】です♪」
ショウタ「最後に俺かよ…」
ショウタ「えーっと……いまいちよく分かんないんだけど一応、能力は無しです。でも触ったらその人の体力を元に戻せて、傷を回復させれます。あと……今のところ2つの手段を使えば、自分に能力が付与されるって能力です」
ファナ「ホントにショウタって未だに謎だよね、どういう仕組みなの?」
ショウタ「いや、俺にとっちゃ【この世界】の人みんなが不思議だけどな……。ってか、なんでみんな能力持ってるんだよ!!」
サヤカ「そういえば【この世界】とか【違う世界】とかって何なんですか?」
ファナ「あぁ、それ私も説明受けてない気がする。教えて教えて!!」
ショウタ「ん?そうだったっけ?……まぁ隠すことないか。俺はこの世界の住人じゃ無いんだ。この…シャルローラって星じゃなく、地球って星に住んでたんだ。」
ファナ「うちゅーじん?」
ショウタ「いや……あ、でもそういうことになるのか?………まぁ、そこらへんはどうでも良いが、とにかくこの魔法の世界には住んでいなかったんだよ。だから能力が無いんだ。」
サヤカ「へぇー、パラレルワールドみたいなのがあるんですか…。じゃあショウタってスゴいですね!!」
ショウタ「おぉ?サヤカが珍しく俺を褒めてる?」
サヤカ「いや、まぁ純粋に驚いてます。へぇー、じゃあ色々困ったでしょう?」
ショウタ「そりゃあ困ったさ!!いきなり奴隷だし、みんな能力が有るなか俺だけ無能力者だし、いきなり戦闘開始だしありえねえよ!!」
確かに、ショウタはよく今まで気が狂ったりせずに居たなと思う。
多分、ショウタはまだ中2だったから、順応力…いや、中2病のおかげでファンタジーは飲み込みが早かったのだろう。
サヤカ「そんな大変なのにファナにセクハラ出来るなんて、ショウタはスゴいですね!!」
ショウタ「へへっ、いつもバカにするサヤカから褒められると悪い気は………するよ!!なんか褒めてる雰囲気だったから騙されてたけど違うわ!あれは事故!!」
サヤカ「ちっ、引っ掛からなかったか!」
ショウタ「テメェこのやろう!!」
ファナ「まぁまぁ、ってか私完全に仲介役だよね……。一応メインヒロインなはずなのに…」
ショウタ「ファナ……それは言っちゃダメだろ?作者も『ショウタとファナの絡みが考えつかない!?』って困ってるんだから」
サヤカ「それも言っちゃダメなんじゃ…?とにかく!!ショウタは宇宙人って言うことは分かりました!!」
ショウタ「宇宙人…(汗)。自分が言われるのは嫌なもんだな…。」
ファナ「でもうちゅーじんっぽくないね!」
サヤカ「えっ?なんでですか?」
ファナ「だってうちゅーじんと言えばタコみたいなやつでしょ?ニョロニョロー!!って感じの」
ショウタ&サヤカ(か…かわいい!!)
ショウタ「まぁ…確かにそうだな」
(なんだよニョロニョローって!?身ぶり手振りが一生懸命で可愛すぎるわ!!)
サヤカ「も…もいっかいジェスチャーしてみて?」
(可愛い!可愛い!!昔からファナはこういう所が可愛いんだよね~)
ファナ「もういっかい?なんで?」
サヤカ「いいからいいから、ね?」
ファナ「…? まぁいいや、ニョロニョロ?これでいい?」
ショウタ&サヤカ「か…可愛い!!」
ファナ「ふぇっ?え?どうしたのふたりとも!!」
ショウタとサヤカは一時悶えていた。
~数分後~
ファナ「そ…それにしても、今日はせっかくの休みだよね。なにする?」
ショウタ「休みっつったって、奴隷だしねぇ…」
サヤカ「あ、そういえばショウタはなんで奴隷に?パラレルワールドから来たのと奴隷になったのと全く関係ないでしょ?」
ショウタ「うっ、これはあんまり言いたくはないんだが…。実は…」
かくかくしかじか
ファナ「ぷっ、あははは!!ファンタジーにはしゃいでたら捕まっちゃったの?あははは!!ショウタ可愛い!」
ショウタ「んなっ!?可愛いとか言うな!!ってか笑いすぎだ!!」
ファナ「だって…だって……あははは!!」
ショウタ「う……また笑いやがって…」
サヤカ「でもそれって犯罪ですよね?」
ショウタ「あれ?サヤカは笑わないの?不本意だがこれは笑われてもしょうがない気がしてたんだけど…」
サヤカ「いや、大丈夫。さっきひとしきり爆笑したから。」
ショウタ「結局笑ったのかよコンチクショウ!!」
サヤカ「でも、ショウタも災難でしたね。何もしてないのに奴隷だなんて」
ショウタ「だろう?しかもこの世界の右も左も分からないのにだぜ?ありえねぇよ」
ファナ「ホントに災難……あはははは!!くくっ!!ごめっ、なんかその捕まっちゃったショウタを考えると笑っちゃって」
ショウタ「へーへー、どうせ俺はアホですよ!!…ったく、まぁ俺はある意味良かったけどな。一応食料も寝床もあるし、なによりファナやサヤカに会えたからな!!」満面の笑み
ファナ&サヤカ「っ!!」
ファナ(よくそんな笑顔で恥ずかしいことを…!!)←人のこと言えるのか?
サヤカ(そんな言い方されたら……こっちもなんて言えば良いか…)
ファナとサヤカを唸らせる恥ずかしいことを言った←(無意識)本人は首を傾げていた
ショウタ(いきなり黙ってどうしたんだ?なんか変なことでも言ったかな…?)←正解
ショウタ「ふ…ふたりとも?どうしたんだよ?」
ファナ「いや、その…なんでもないよ?わ、私もショウタに会えて…嬉しいよ?」
ショウタ「ホントか!?やったね、超うれしい!!」
ファナ「なんか…ショウタは不意討ちがズルイ気がする…」
ショウタ「へっ?なんか言ったか?」
ファナ「な、なんでもない!!」
ショウタ「ふ~ん?何で怒ってんだよ……。サヤカもなんで黙ってるんだ? あ、さっきの『会えて嬉しい!!』ってのが気に食わなかったのか? まぁサヤカは俺のこと嫌ってるだろうし…」
サヤカ「そ!そんなこと…ない…ですよ…。私は別にショウタを嫌ってるわけじゃなくて…あの…」
ショウタ「え!ホントか? やった!嬉しいわ!!」
サヤカ「へ…変に勘違いしないで下さいよ!!あくまで嫌いじゃないだけであって…」
ショウタ「わかってるって。純粋に嬉しいだけだよ。俺、人から純粋に好意を貰えたら喜ぶタイプなんだ!!」
ファナ&サヤカ「む……そう…なんだ(ですか)」
ショウタ「だから何で口ごもるの?」
サヤカ「と…とにかく!!次は私たちの奴隷になった理由を言いましょう!! ね? ファナ!!」
ファナ「そうね!!それが良いわ、いや絶対そうしよう!!」
ショウタ「なにを張り切ってんだよ……。でも俺もそれは知りたいな、なんでなんだ?」
ファナ「それはね、私たちもまだ奴隷になって2ヶ月なんだけどね……」
~回想~
ファナは割と良いところのお嬢様だった。サヤカはファナのメイドの娘で、小さいときからすぐに打ち解けたふたりはとても仲が良かった。
ちなみにサヤカが誰に対しても敬語なのは、育った環境がこれだからファナにも敬語を使っていたため、それが染み付いてしまったのだ。
あ、ファナは良いところのお嬢様と言っていたが、1つの小さな国の王様の娘でいわゆるお姫様ってやつだった。
小さい時は特に事件も無く、みんな幸せに暮らしていた。しかし、ある時事件が起きた。
ファナが8歳の時、サヤカと一緒に誘拐犯にさらわれそうになったのだ。
さらわれた時、ただ怖がっていたファナとは違い、真っ先に目の前に盾になるように立ってくれたのはサヤカだった。
サヤカは幼いながらにファナを守るという使命感があったため、まだ弱い魔法を使って戦ってくれたのだ。が、結果は惨敗。
勝負にもならず、サヤカはひっぱたかれて気絶してしまった。幸い、サヤカの時間稼ぎのお陰で近衛騎士団が助けてくれたのだが、ファナはその時自分を深く後悔した。
私のせいでサヤカを傷つけてしまった、と。
いつもは私がサヤカを引っ張っているつもりだった。
でもいざって時に動いたのはサヤカで、自分はただ怯えていただけだった。あろうことかそのせいでサヤカは怪我をしてしまった。など、自己嫌悪に陥っていき、次は私が守れるようになりたい!!そう決心した。
そして、時折近衛騎士の稽古を覗いては勝手に参加、そして能力があることが判明。それからはきちんと稽古に参加をして瞬く間に強くなっていった。
その誘拐事件の1年後、世界全体の治安が何故か悪くなっていった。
戦争が絶えず、ファナのような小さな国は、襲われないように小さく縮こまっているだけだった。しかし、ついにこの国も他の国から襲われるようになった。みんなが協力して何度も何度も敵国を撃退していくにつれ国民たちに負担がかかり、結果、暴動が起きた。
ただでさえ外国からの攻撃で弱りきっている軍は瞬く間にやられていき、王族達は存亡の危機にさらされた。
そこで王様達は、ファナとサヤカの位を捨てさせ、近衛騎士団に所属させ、なおかつ近衛騎士団を独立させることにより、国民に襲われないようにした。
王様達は他の国に亡命し、ファナとサヤカは齢10にして騎士となったのだ。
訓練は前より厳しくなり、何度もくじけそうになったが、ふたりで協力して、ファナは近衛騎士団の隊長。サヤカも魔法部隊の副隊長になるほど強くなっていった。
ちなみに国民の暴動や、外国からの攻撃はどうなったのか。
まず国民の暴動により王政は破綻。
しかし良い指導者が居たため、国まで破綻することはなかった。
ちなみに良い指導者とは……ファナだ。
皮肉にも、王政が破綻した国の次なる指導者は王族の者だったのだ。
その頃13歳だったファナは、先頭に立って国民を守ったためその功績が称えられ、この国の次なる長になった。
外国からの攻撃は小出しになっていた。何故かと言うと、ファナの国は中立国家であり、ふたつの大きな国に挟まれて存在していた。
だが、そのふたつの国が対立。
軍力はほぼ互角だったため、真ん中にあるファナの国を取った国が戦力的に勝利だった。
だから最初は両国とも猛烈に侵略を開始したが、ファナの国の必死の抵抗により失敗。
ただでさえ、敵国とつりあっている軍力を消費してしまったため、戦争に直接関係しないファナの国に戦力が割けなくなったのだ。
しかし、ついに戦争が終結してしまった。
ホントにギリギリの差で、片方の国が勝ってしまったのだ。
そして、膨大な土地や資源、民に富をもてに入れたその国の軍が、本格的にファナの国へ侵略。軍力差は10:1と、絶望的だったが、ファナやサヤカを初めとする騎士達が先頭に立って戦い、3年ほど頑張った。
だが、ついにファナの国は敗れ。
指導者であったファナやサヤカは捕まってしまった。
そのまま、奴隷にされ。
毎日コロシアムに報酬も無く駆り出される毎日を過ごしていた。
回想終了~
ショウタ「そんな過去があったのか…。ってファナはお姫様だったの!?」
サヤカ「そうですよ。昔は礼儀も正しくて、それはそれは絵に描いたような素敵な姫さまでした。」
ファナ「……。なんか、今の私は違うみたいな言い方じゃん…」
サヤカ「あ!…違います違います!!今の方がイキイキとしてて、私は好きですよ?」
ファナ「ホント?…そっかぁ…えへへ♪」
ショウタ「じゃあさ!もし奴隷を止めれたら何するの?」
ファナ「え?…う~ん……決めてないなぁ…」
ショウタ「じゃあさじゃあさ!!俺と一緒に元の世界に戻れる方法を探してくれないか!?」
ファナ「えっ…!?」
ショウタ「1人じゃ寂しいしさ、前から思ってたんだ!!もちろんサヤカも良いかな?」
サヤカ「え……あ…その……ファナが良いなら…」
ファナ「……うん。いいよ!一緒にショウタの世界に戻る方法を探そっか!」
ショウタ「そうか!!良かった、ありがとな!」
ファナ「うん!!…そのためにも、トーナメント絶対勝とうね!」
ショウタ「おう!」
サヤカ「はい!!」
3人は優勝して、奴隷生活を終了することを決心した。
そして、実は今までに一度も奴隷をやめれた人が居ないことに、誰も何の疑問も持っていなかった…。
疲れた…。
もう夜中の1時です。
良い子が寝る時間はとっくに過ぎてます。
次回から戦闘開始です!!
この小説、書き始めはけっこう読者いらっしゃったんですけど…2ヵ月くらい放置してたら居なくなってる(泣)(泣)(泣)
コメント欲しいです!!