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ミス・スタート・ストーリー  作者: モッチー!
2章 コロシアム
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6話 2戦目!!前編

遅くなりました!!

スイマセン(^_^;)

………目を開けるとそこは闘技場で、いきなり大剣が飛んで来て俺を襲った!!


突然のことで動けないでいると、ファナが中に割ってはいり、かわりに剣の一撃を受けた。


ウソ…だろ?

ファナからは血がどんどん溢れだし、真っ赤にそまっていく……


イヤだ!ファナ!!ファナーー!!!!!


と、ここで目が覚めた。

恐ろしくイヤな夢で、頭から離れない。


ファナ「大丈夫?」


俺の顔を覗きこみ、心配するファナが目の前にいた。


ショウタ「あ、あぁ。大丈夫だ…。」


ファナ「ホントに?さっきまでカワイイ寝顔だったのに急にうなりだして、焦ったよ。」


ショウタ「……カワイイ寝顔?」


ファナ「……あぁ。私ね、1時間くらい前に起きて、今までずっとショウタの寝顔見てたの。とっても可愛かったよ?ヨダレも垂らしていて。」(ニヤニヤ)


ショウタ「なっ!!」


ファナ「いや~、寝てるときは静かでカワイイのに。……なんで起きるんだろ」


ショウタ「うおい!!今ヒドイこと言われたぞ!!朝から傷付くわ!!!」


寝顔見られた上に、2度と起きるなって言われた~。(泣)

超悔しいので、言い返すことにした。


ショウタ「ふん!そんなの俺だって昨日は充分ファナの寝顔を堪能したもんね~!!」


ファナ「……!!」


ショウタ「いやいや、可愛かったな~、寝ているファナは。超可愛かったよ」(ニヤニヤ)


ふっ、恥ずかしがるがいい。俺も死ぬほど恥ずかしかったんだから!!

しかし……


ファナ「や……えと……あぅ……。」


顔赤っ!!!


……違う!!なんか違う!恥ずかしがってほしかったけど、あんなに赤面されたらこっちまで……。


ファナ(か、カワイイって!!!まままた言われちゃったよ!!!)


ファナ「……ひゃいじょうぶだいじょうぶ。」


ショウタ「噛んでる!!おもいっきり噛んでる!!大丈夫じゃねえだろ!!」


と、こんな感じでうやむやになったが、朝の夢は頭から離れない。

あれはなんだったんだろうか………。



アナウンス「それでは、ただいまより予選2試合目の1回戦を始めます!!」


俺達にとって2回目の試合が始まった。


1試合目の予選に勝ち上がっただけはあって、敵は強そうだ。


ちなみに今回は作戦がある。(ショウタ作の)


まず、相手はファナを2人がかりで倒そうとするはずだ。

まぁ、当たり前だろう。相方は無能力者で、ファナはレベル4の最強なんだから。


で、それをされないために俺があえて1番強い敵につっこむ。


俺が時間稼ぎしてる間に、ファナがパパっと弱いやつを倒して、相手を1人にしてから倒す。


これが今回の作戦だった……。


良い作戦だ!!と、自負してたんだけど……。



アナウンス「さぁ、では両コンビの入場です!!まずはファナ&ショウタ!!!」


観客「わぁー!!!」


数人はクスクス笑っていたが、2回目なので前より少なかった。


ちなみに、何について笑われているのかというと、俺の画面に「能力無し(笑)」と、デカデカ書かれているためだ(泣)


まぁ、ここまでは特に何もなかった。


しかし…。


アナウンス「対するは、ガリック&ユンフ!!!」


観客がどよめいた。


ショウタは相手の画面を見て、驚いた。


ガリックと呼ばれる、長身で体がゴツい男の能力は……レベル4の【悟り】で名前は〈大剣の使い手〉

(ちなみに、大剣の使い手は大剣しか使えない。双剣の使い手は双剣しか使えない。でも、ファナは剣の使い手だから、どんな剣でも扱える。しかし専門的な大剣の使い手とファナが大剣で勝負すると、負けてしまう。双剣も同じ)


……ガリック強し!!

スゴすぎる!!【悟り】ってちょっと、おまwww

負けとるがな、ファナが。


俺の作戦、3秒で壊されたわ。


俺とファナの訓練でもボロ負けなのに、それより強いやつに俺が特攻したって、時間稼ぎにもならねぇよ(泣)


と、悲観してる俺をさらなる悲劇が襲った。


ユンフという人は、小柄な女性で、髪も長く、デッカイ杖を持っている。

俺は彼女の画面を見た。


ユンフは〈土魔法の使い手〉で【最強】の…………レベル4だった。………こんなの勝てるか!!絶対負けるわ!!


俺が足手まといすぎるよ!!


ファナを見ると、メッチャ焦っている。


そりゃそうだ、自分より強い奴1名、同じ強さ1名vsファナとレベル0の雑魚(ショウタ)って……。

これ何?イジメ??


そろそろ、試合開始だ。

……うわぁーん帰りたいよ~。いやマジで。


ファナはさっきから何も言わないし、ホント、帰りたい。


すると、ファナがようやく話しかけてくれた。


ファナ「ショウタ!!お願いがあるの…。」


お願いってなんだろう。


……あぁ役立たずは死ねっていうお願いかな。←(今すごくマイナス思考です。かわいそうなくらいネガティブです)


ファナ「あのね、私がガリックと戦いたいの!!強い人と戦うの久しぶりでね!!嬉しいの!!だから、ユンフは任せても良い?」


嬉しいのかよ!?じゃあ、さっき焦ってるように見えたのは武者震いだったのか。


……ユンフもレベル4だ。楽勝に勝てる相手じゃない。

でもガリックには敵わないし、そんなに嬉しそうにされたら


ショウタ「任せろ!!頑張ってガリックを倒してくれよ。」


って言っちまうじゃないか。


ファナ「うん!ありがとう!……でも良く考えたら大丈夫?相手はレベル4で最強だよ?」


ショウタ「よ…余裕余裕!!マジ楽勝だし!!」


ファナ「…そっか、じゃあ頑張ってね!」


俺が強がりを言っているのを知ってか知らずかファナはそれ以上追及しなかった。


アナウンス「では、用意はいいですね?試合開始!!」


俺達にとって2回目の試合が幕を開ける。

次回、ついにショウタに渡された「ささやかなプレゼント」が明らかに!?


受験生って……マジでめんどくさいですorz


早く終わってほしい

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