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ミス・スタート・ストーリー  作者: モッチー!
2章 コロシアム
5/41

5話 休息の日

スイマセンでした。2日間も投稿してなくて。


忙しかったんです!!


これからは、最低3日に1話投稿するようにします。

朝だ。小鳥がチュンチュン鳴いてる。


自分が奴隷で、無理矢理コロシアムに参加させられてることを忘れさせるほど、爽やかな朝だった。


俺はいつも朝起きても、なかなか目を開けない。

いつもこんな風に、1人で物思いに耽ってから目を開ける。


ショウタ(あぁ、何気にまだこのセカイに来て2日しか経ってないんだな。)


大きく息を吸う……なぜか優しい香りが。


体を動かしてみると、柔らかいものや少々固いところがあるものに手が当たる。


耳をすますと、「スゥスゥ」と寝息が。


イヤな予感がする……。

おそるおそる目を開けると、目の前にファナの寝顔が……。


ショウタ「うわぁぁぁ!!!」


ショウタは驚きながら、おもいっきり後ろに下がったため、ベッドから転落。


相当うるさい音がしたが、ファナは少し身動きすると、またスゥスゥと規則正しい寝息をたてた。


ショウタ(落ち着こう、そうクールに。大丈夫だ、何も心配はない。………落ち着いたらとりあえずするべき事は1つ!!)


ショウタ「ファナの寝顔を覗こう!!」←(パニック中なため、正常な判断出来ておりません)


今の叫びでファナが起きるかと心配したが、むにゃむにゃと寝言を言ってる。良かった。


ファナはとてもカワイイ顔立ちだ。まつ毛は長く、頬は軽く赤くなっており、唇など全てにおいて非の打ち所がないと思う。


髪の毛を触ってみる……サラッサラだ!


頬をつついてみる……プニプニしてて、めちゃくちゃ柔らかい。


ヤバい、ヤバいぞ俺!!

今までも、同級生の女子とふれあったり話したりしたことがあるのに、ここまで胸が高鳴るなんて!!


もう色々とハンパなく、勝手に焦っている。すると


ファナ「うぅ~ん……あ、朝だ~」ビクゥ!!


………メッチャビビった。寿命が100年は縮んだ。


ファナ「あ、え~と。おはよう、ショウタ。」


ショウタ(朝から爽やかに笑いやがって!!精神的によろしくないわ!!)


ショウタ「お、おぉ、おはよ。」


ファナは大きく伸びをして、「あっ、肩は大丈夫?」


ショウタ「うん、もう痛くないよ。」


自分でも驚いていた。ファナに言われるまで忘れていたが、昨日重度の火傷を負った右肩はほぼ元通りに完治し、痛みも全くなかった。


なんか、ファナが知り合いの奴隷の人にお願いして、自然治癒をスゴく高める魔法をしてくれたため、1晩ですっかり治ったらしい。魔法はスゴいな、っていうのと魔法をしてくれた人と、ファナに感謝しなくちゃなって思ったので、とりあえずファナに感謝の言葉を言った。


ショウタ「ファナ、ありがとな。」


ファナ「わわ!?いきなりどしたの!?」


ショウタ「……俺が素直に感謝したらそんなにおかしいかよ。」


ファナ「おかしい、おかしい。天地がひっくり返る。」


ショウタ「そんなにかよ!!」


ファナ「うん。っていうか、さっきさ………。」


ショウタ「? どうした?」


ファナ「いや、なんでもない!!」


ショウタ「? マジでどうしたんだよ?」


ファナ(い、言えるわけないじゃんか……さっき実は起きてたなんて…。)




~数分前~


ショウタ「うわぁぁぁ!!」

そんなショウタの声で私は目を覚ました。


ファナ(? いきなりおっきな声出して…どうしたんだろ?)


ショウタ「……………。」


ファナ(何考えてるんだろ?っていうか私もそろそろ起きようかな……)


ショウタ「ファナの寝顔を覗こう!!」


ファナ「なっ!!何言って………む、むにゃむにゃ~。」


ファナ(危ない危ない、起きてるのがバレるところだったよ!!)


ファナ(大体、覗くってなんなのさ!別に見たって良いことないのに……)


髪をサラサラ~って触る。


ファナ(うわぁぁ。髪をさわってる。なぜかドキドキする)


ショウタが頬をプニプニする


ファナ(うわっ!目を開けてないからいきなり触られてビックリする……)


ショウタがなにもしなくなった。


ファナ(あれ?どうしたんだろ)


不思議に思ったので、薄く目を開けてみた。すると……


ファナ(メッチャ顔が赤い!?)

(なんでなんで!?なにがあったの!?)


そして、もう耐えきれずに目を開けてわざとらしく起きた。


回想終了。



ファナ(なんであんなことしてたんだろう?)


ファナ(深く考えてもしょうがない。とりあえずご飯にしよう)


ファナ「ねぇねぇ、そろそろご飯食べようよ。」


ショウタ「そ、そうだな!飯にしよう!!」


ショウタは勝手にギクシャクしていたが、特に何もなく朝食終了。



ファナ「よし、昨日の戦いを見て思ったんだけど、ショウタは剣の練習をしよう!やっぱり能力無しだから、少しでも頑張らないと勝てない。」


ショウタ「え?…確かにそうだよな。よし!稽古つけて下さい!!」


ファナ「分かった。じゃあ……。」


と、ファナは俺と一緒に小さな闘技場のような所に来て、てきぱきと用意を始めた。


どうやら、偽物の剣でケガのないようにしながら、打ち合うようだ。


ファナ「よし、出来た。私はこの剣でいくよ。」


ショウタ「おぅ!俺はこの剣だ。」(模擬戦だけど、当たったら痛いし……当てないようにしようかな……)


こんな風に稽古をなめていたショウタは、30秒も経つと激しく後悔した。


バシっ!バシバシ、ブン……バシ、バシバシ!…ブン!!


おかしい、剣と剣が打ち合う音がしない……。


ちなみにバシバシいってるのはファナが俺の体に剣を当てる音で、時折ブンと言うのは俺が剣を空振りさせる音だ。


…………俺弱っ!!!


自分でビックリしたわ!!ファナが強すぎる!!

俺が剣を1回振る間に、3回当ててくる!!


俺はたまらず距離をとるが、ファナは剣を持つと、運動神経が格段に上がる、という能力のため逃げることも出来ず、またリンチにあう。


ファナ「ちゃんと剣を振って!!」


ショウタ「………。」←戦意喪失してます(-.-;)


ファナ「フ~ン、こんなので音をあげるんだぁ?ま、しょうがないね~。なんて言ったって【能力なし】だもん!!」


ショウタ「なんだと?能力ないだって?………よし、やってやろうじゃないか!!せめて1回だけでも当ててやる!!!」


ファナ「ムリムリ~。」


ファナ(良かったやる気になって。ショウタは負けず嫌いなんだね。)


ショウタ(……虚勢を張ったのは良いけど、どうしよう…。)


ショウタ(まともに行ってもやられる……逃げても捕まるなら……不意討ちしかないな!!)


ショウタはダッシュで逃げた!!→ファナが追いかける!!→捕まる寸前でショウタは急ターン!!→手も足も伸ばせるだけ伸ばして、ファナに向かって跳んだ!!


ファナはギリッギリで剣で防いだが、剣の威力が強く剣が飛んでいってしまった。そして、その際にショウタの剣もぶっ飛ばしたため、2人とも丸腰。


………他からみたら抱きつくみたいじゃね?


ショウタ・ファナ『うわぁぁぁ!!』


ドカーン!!衝突した瞬間ドアが開く。


女子「ファナ!!おはよー!昨日連れてきた男の人は元気ですか?ってあれ?…………。」


今のショウタ達の体制……ショウタがファナの腰と頭に手を回して、まるでキスするみたいな感じになっております。


女子「……あ、スイマセン………ジャマ…ですよね……」


ショウタ&ファナ『待って~~!!!!!!』


~事情説明~



女子「し、信じません!!……なんでこの人はファナの腰などに手を回していたんですか!!!!」


ショウタ「イヤイヤ違うんだよ!!話を聞いてくれ!!」


ショウタ「いいか?まず俺はファナと一緒に倒れながら思ったんだ。このままだとファナが体を打ちつけて、痛いだろうって。だから、急いで痛くないように手を回して庇ったら、たまたま腰とかに手があったんだ!!」


ファナ「そうなんだ、良かった。」


ショウタ「ナゼほっとしてるの!?やっぱり信じてなかったんだな!」


女子「分かりませんよ、ファナがカワイイから思わず……って可能性も捨てきれません!!」


ファナ「もう~、そんなわけ」


ショウタ「そりゃ確かにカワイイけども!!………あ。」


ファナ「か、カワイイ??ちょっと、え??」


ショウタ「あぁぁぁ、カワイイことは否定しないけど、うぅぅ。」


女子「否定しないんだ!?ちょ、ファナが処理落ちしてます!!」


ファナ「プシュ、プシュー!!!」


ショウタ「なんかメッチャ赤くて湯気が出てる!?」


ファナ(カワイイって男子に言われたの初めて……世間では、普通言わないらしいし。はっ!!じゃあ朝のアレは!?顔が赤かったし……もしかして私なんかの事が好き…とか………イヤイヤ無い無い…でも、じゃあなんであんなこと………うにゃぁぁ!!)←処理落ち。


ショウタ「ファ、ファナー!!!」


~数分後~



ファナ「ごめん、大丈夫だよ。」


ショウタ「ふぅ、元に戻って良かった。ごめんな、変なこと言って。」


ファナ「変なこと??……あっ!!カワイイ……プシュ…プシュー。」


女子「や~!!せっかく忘れてたのに!!ヤバイですよ~。」


ファナ「だ……大丈夫大丈夫!!わ……忘れたよ!!」


女子「……っていうかですね、登場して30分近く経ってるのに……まだ〈女子〉扱い!?名前すら言ってないですよ!!泣きますよ!!」



ファナ「あ、ゴメンゴメン。ショウタ、この子はね〈サヤカ〉って言ってね、昨日ショウタに回復魔法使ってくれた人でね!!私と幼なじみなの!!」


ショウタ「そうなんだ。昨日はありがとう、助かったよ。…えっといくつかな?」


サヤカ「な!?どっからどう見ても14歳ですよ!!失礼ですね。」


どっからどうみてもだと!?

サヤカの髪は黒で腕くらいまでの長さだ。

スタイルも良く顔も可愛い。しかし!!身長が小さい!!(ちなみに胸も小さい)


ホントに地球の中学生と同じ年なんだろうか…?


サヤカ「………今の心の言葉みたいなやつ……口に出してますが(-_-#)」


ショウタ「げっ……お、怒ってらっしゃいますか?」


サヤカ「昨日助けてあげたのに……攻撃魔法をぶち当てて良いかな(-_-#)」


ショウタ「ちょっ、待ってゴメン!!ウソ!今のウソだから!!」


サヤカ「なら…ウソつかれて傷ついたので……攻撃魔法ぶち当てていいですか(-_-#)」


ショウタ「俺の体の方が致命傷負うわ!!マジで許してくれ!!」


ファナ「もう、ダメだよサヤカ!!」


サヤカ「でも……」


ファナ「ダメなことはダメなんだよ。」


サヤカ「…はい、ゴメンなさい……。」


ショウタ「さすがファナ、ありがとう……。」


ファナ「分かってくれたんだ、じゃあ3発以上だけなら良いよ。」


サヤカ「ファナ……ありがとう!!!」


ショウタ「イヤ待てい!!おかしいわ!!しかも3発以上って!?際限なく攻撃魔法撃たれて死ぬわ!!」


サヤカ「じゃあ、最低3発だから今から撃つね♪」


ショウタ「ゴメンってば!!……ギャーッ!!!!」


その後、日が暮れるまで逃げ続けた……死にそうだ。


ショウタ「はぁ、はぁ、はぁ、疲れた。きつい。」


ファナは風呂に入ってるが、ショウタは知らなかった。


ショウタ「あちぃー!疲れたから風呂に入ろう。」


風呂は部屋ごとに一個ずつあり、とても小さい。脱衣所がないため、風呂場で着替える。


ドアを開けると……絶賛髪洗い中のファナさんが……。


ファナ「へっ?……」


ショウタ「わわわ!!ゴメンなさい!!」


回れ右して、急いでその場から離れる!!


ヤバいヤバい、落ち着け落ち着け!!

頭洗ってたから、手をバンザイしていて、身を隠すものはなにも……ギャーッ!!!


忘れろ忘れろぅ!!煩悩退散だぁ!!!


と、勝手に暴走していると、ファナが戻ってきた。


ファナ「……ショウタ?こっちにキナサイ。」


ショウタ「なんか後半が死んだみたいになってたよ…?」


ファナ「イイカラ、コッチニコォォォイ!!!」


ショウタ「怖いぃ!!!ファナが怖いぃ!!」


そのあと、気絶するまで許してくれなかった……。


……今日は不幸な気がする……。

この小説のネタは、けっこう作者が経験してるのが多いです。


全部じゃないけど、4割くらいです。基本的に運が悪いので……。


でもネタにはあまり困りませんけどね(笑)

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