表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
37/41

27話 限界突破

どーもー、こんにちは。

先日、好きな子に夏祭り誘ったところ、玉砕しましたモッチーでーす!

あははは、あははは、夏って俺だーいすき(^^)


はい、しょーもないことは置いといて。

最新話投稿です。


えー、申し訳ないのですが

前回この27話を投稿していたときは、ユウトの戦闘シーンを書いておりました。が。


評価もイマイチな上、コラボ相手である夕凪と話し合ったところ。


「ユウトの戦闘シーン、夕凪に任せた方が良くね?」

となりまして。


もともと、俺の手に余るステータスだったみたいです。ユウトは。


ですので、その戦闘シーンだけカットさせてもらいました。

すいません。


それでは!

前回のあらすじっ!


vs主催者で追い詰められるファナ!

ショウタも駆けつけることが出来ないなか!例外的な救いが現れた!


これはとてもかっこいい!主人公交代じゃね?つか、間に合わんとかあり得ませんねぇまったく。


ショウタ「おい。」


ユウト[ダッ‼︎]


ショウタ「なにも言わずに逃げた⁉︎ちょ、こら待てっ‼︎」


それでは始まります‼︎


*****


一縷の希望も潰えた気がしてた。

闇の魔法で動けないなんて怖くはない。

でも、ショウタに…ショウタやサヤカに嫌われるというのはすごく怖かった。


ユウト「絶対に君を護るよ。」


そんな矢先に来てくれた自称脇役。


まるで、深い闇に堕ちかけていた私の手をとって、引き上げてくれる救世主(ヒーロー)みたいだった。


*****


〜ユウトSide〜


ユウト「絶対に君を護るよ」


ファナ「黒石…ユウト……?」


ファナは驚いた表情で、ボロボロな身体に鞭打ち、ユウトを見上げる。


そしてユウトは、視線をファナに向けて、


ユウト「うん、ユウトさんだよ。あとは僕に任せちぇっ!」


口から血を吐いた。

うずくまるユウト。


ファナ「ぷ…あっははははは!!‼︎‼︎」


ファナの爆笑が響き渡る。


ファナ「噛むって!このタイミングで颯爽と噛むって‼︎‼︎」


誰かさんとは違い、登場が颯爽としていた分、残念さが桁違いである。


ユウト「ひ…ひたい……」[舌を出しつつ涙目]


ファナ「あははは!くくっ、ごめんね、せっかく、助けに…プハハッ!」


心が限界まで崩壊しかけていたファナ。

しかし、ユウトの登場により、笑顔が戻る。


ユウトは、そんなファナの笑顔を見ながら、満足げにうなずいた。


ユウト「作戦通り!」


うそつけ。


ユウト「誰っ⁉︎物語のセオリーぶっ飛ばしてツッコんで来たやつ誰っ⁉︎」


困惑したユウトが叫ぶが、返事はもちろん帰ってこない。


ユウト(…とまぁ、さっきのは事故だったにしても…)


まだひぃひぃ言ってるファナを見て、また思わず笑顔になる。


ユウト「やっぱり、ファナちゃんは笑ってる顔が1番だよ。」


ユウトは心からそう“思った”。


ファナ「ふぇっ⁉︎」


顔を赤くするファナ。


ユウト「え、どうしたの?虫でもいた?」


ファナ「いま…笑ってる顔が…って、あれ?空耳?」


ユウト必殺、天然女たらしである。

思ったつもりで、思わず口に出していたのだ。


ユウト「?」


しかもクソ鈍いという。

まったく、くたばれば良いのに。


ユウト「なんかまた罵倒されたけどっ⁉︎」


ユウトの言ってることはわかんないけど、とりあえず“心読める”能力ってウザいですね。


ユウト「また⁉︎だれ!どこ⁉︎」


ファナ「き、気のせいだよね‼︎うん!」


と、楽しく談笑する(?)2人に、忍び寄る影。


主催者「あーあー、すごいすごい。良かったなぁ?ファナ。また“都合のいい仲間”が出来たじゃないか。」


ファナ[ビクッ]


笑顔から一転、強張った表情で震えるファナ。


主催者「言ってやれよ。な?『私は国を1つ滅ぼしました』ってさぁ‼︎助けてもらう価値なんて全くないゴミなんですっt………」


ズドン‼︎‼︎


主催者「がぁぁぁ⁉︎」


主催者は勢い良く吹き飛び、20m以上距離が開く。


ユウト「そのきたねぇ口を閉じやがれゴミが。」


速すぎてなにが起こったのかは分からないが、ユウトを見ると、身体からは“白い”雷の残滓が出ていた。


ファナ「そう…なんだよ……私、国を滅ぼしててさ。知らないだろうけど極悪人なの…だかr」


ユウト「そんなことない。」


ユウトは間髪入れずに否定する。

…誰かさんと同じように、食い気味で。


ファナ「え、遠慮しなくてもいi」


ユウト「そんなこと、ない。」


ファナ「っ……」


ユウトはファナの目を真っ直ぐと見て、続ける。


ユウト「大体、僕は“知ってる”よ。君が死者を1人も出さなかったこと。敵も殺さず片っ端から捕虜という名目の元、世話をしていたこと。身を挺して皆を守ってたこと。最後は皆のために、敗北したこと。」


そこで切って


ユウト「すごいね、ファナちゃん。メチャクチャすごい。偉い。自信持っていいんだよ?」


ファナ「なんで……そんな…こと……」


あまりの嬉しさに、ポロポロと涙を落とすファナ。


主催者「な、なにを言ってる…」


寸前で防御を張ったのか、ほぼ外傷無しの主催者が、立ち上がりながら話す。


主催者「現在、その国はどうなってるのだ⁉︎いくら“過去”がよかろうが、今ごろ民は必ず苦しんでいるぞ⁉︎…みんな恨んでいるさ、“助ける”なんてうそぶいた、ファナのことを」


ユウト「みんな元気だよ。」


ユウトは初めから主催者を居ない者として、話を続ける。


ファナ「なんで…そんなこと…わかって………」


ユウト「だから…言ったでしょ?僕は“知ってる”って」


ファナ「え…?」


ユウト「みんな元気だったよ。ちゃんと、“ファナの奴隷化との引き換えに民は傷つけない”って約束。守られてるよ。」


ユウトは以前、ファナの国の歴史を見たことがあるのだ。


*詳しくは【夕凪】さんの『イフ・スタート・ストーリー』にて*


ファナ「ほん…とに……?」


ユウト「ユウトさんはウソつかないよ?」


ファナ「絶対…?」


ユウト「絶対だにゃ〜」


おちゃらけた口調で、しかし真っ直ぐと眼を逸らさず断言するユウト。


ファナ「そっか…そっ…か……よかった…‼︎‼︎」


ファナを顔を両手で覆い、感動に震えてる。

なのに、


主催者「おいおいおいおい⁉︎なんなのだ⁉︎急に出てきた新参野郎の言うこと、ホイホイ聞くのか?おいファナ。よく考えろ。私のほ…ぐぅっ⁉︎」


20mを一気に詰め、“白く”光る手でパンチを放つユウト。


しかし、


主催者「…ふっ…先ほどと違って威力が落ちているな…?それに」


ユウト「ごふっ!げほ、げほ!」


主催者「リミッターを超えた攻撃をするなんてバカなやつだな。」


ユウトは20mを一瞬で詰める、なんて芸当は出来ない。

ましてや、そこからパンチなど、まともな威力がこもるハズがない。


咳き込んでうずくまるユウトに、勝ち誇った主催者は述べる。


主催者「雑魚が。調子に乗りおって…貴様などが救えるなどと思ってたのか⁉︎たった2撃のオーバーヒートで動けなくなるくせに。」


ユウトはうずくまっている。

リミッターを大きくオーバーした攻撃をしたのだ。無理はない。


主催者「ふん、張り合いすら無いとはな?」


ユウト「………」


どれほど言っても反撃は来ない。


味をしめた主催者は、ニヤリと口の端をあげつつ、まだ無駄口を叩く。


主催者「あんな偽善者お姫様を助けるなん」


だが、


バチバチバチバチィ‼︎‼︎


主催者「ぐわぁぁぁあ⁉︎」


主催者が誤算だったのは、


ユウト「いま…なんて言いやがったテメェ……」


主催者「なんで…攻撃できる…?」


ユウトは“女の子が傷つけられる”ことを阻止する時だけは


ユウト「2度と喋れないようにしてやる‼︎‼︎‼︎」


限界(リミッター)なんて、ぶち壊す。



*****


〜ショウタSide〜


マノ「…あれ?」


サヤカを助けて、回復したり、してもらったりして完全状態となった一同は、さきほどからチラホラ見えるドッペルゲンガーを倒そうと移動していた。


ショウタ「ん?どうしたんだ、マノ?」


目の前のドッペルゲンガーを、十字架を変形した武器で消し去りつつ、尋ねる。


ユウやアスカは、少し遠くでドッペルゲンガーを相手取っている。


マノ「いや……いま、少しだけファナさんの声が聞こえた気がするんです…。『助けて』…?」


ショウタ「な、なんだって⁉︎ファナがピンチなのか⁉︎」


ショウタはマノへ近づくドッペルゲンガーを瞬殺し、マノに詰め寄る。


マノ「いや…もしそうならもっとハッキリ聞こえるんですよ。だって【SOSを聞き取る】のが私のチカラですから。そうじゃなくて……」


(……を、助けて……)


ショウタ「…まだか…?はやく……)


ショウタは気が気でない様子で、そわそわしている。

もちろん、サヤカも不安げな様子だ。


(ユウトを…助けて‼︎)


マノ(っ!)


しっかりとSOSを受けとったマノは、顔を上げる。


マノ(まさか、間接的なSOSまで聞こえるなんて……前代未聞ですよ。私のチカラが上がったというより…それだけ思いが強いんでしょうね…。)


マノ「ショウタさん、サヤカさん、SOSを感知しました。」


マノ「〜〜〜」


詳細を聞いた2人は、この場所を任せ、サヤカの飛行魔法で飛んで行った。



ユウ「あれ?2人はどうしたの?」


アスカ「なにかあったの⁉︎」


あらかた片付けて、休みに来た2人は質問をする。


マノ「『ばっっか野郎‼︎‼︎』か……。ファナ達がピンチの時とは違いますけど、気持ちの強さはすごく伝わりました。」


ユウ「え?」


マノ「なんでもありません。それじゃ、私たちはー」


と、言いかけて、固まるマノ。


アスカ「どうしたの?マノ…」


マノの視線の先には…


リュンが倒れていた。


周りには、10匹ものドッペルゲンガーがいる。


マノ「リュン‼︎‼︎‼︎」


ユウ「あ!マノ‼︎……いくよ!アスカ!」


アスカ「わかってる‼︎」


2人もマノの後を追う!


*****


〜ショウタSide〜


ショウタ「バカやろう……なんですぐ無理するんだ…‼︎」


サヤカ「ショウタ…?」


ショウタとサヤカは空を飛んで、ユウト達へと向かっていた。


ショウタは珍しく“助ける対象”へと怒りを向けている。


ショウタ「いっつもそうなんだよあいつは‼︎こぅ…高望みするってかさぁ!自分の力以上のことを無理やりするってかさぁ‼︎」


サヤカ「は、はぁ……」


ショウタ「あいつの中学の文化祭とか大変だったんだぞ⁉︎校長に直談判しに行ったり、クラスで熱弁振りかざしたりさ!俺が裏でどんだけ肝冷やしたか…」


動転しすぎで、もとの現実世界でのことまで愚痴っている。


サヤカ「ふふっ…」


ショウタのそんな怒りに、思わず笑ってしまうサヤカ。


ショウタ「な、なんで笑うんだよ‼︎」


サヤカ「だって、今のショウタ。なんか保護者みたいなんですもん。」


笑いながら爆弾発言をするサヤカ。


ショウタ「はぁぁぁ⁉︎頼まれてもごめんだっつーの!」


ショウタはそう毒づく。


サヤカ「『いっつも』って、そんなに無茶する人なんですか?」


ショウタ「そうなんだよ!いや、勢いがあったりさ、行動が早いっつー点は尊敬してるんだよ。実際、その初動の早さで、命運を分けることもあるからな……」


ショウタの表情に陰りがさす。


サヤカ(ショウタ…?)


が、すぐに憤怒へと変わって


ショウタ「でも後先考えなさすぎ!フォローする身にもなりやがれ!なーにが例外だ!例外ってつまり“可能性が低い”ってことじゃねーか‼︎」


ショウタが一生懸命フォローして、『まぁ勝てるだろう』という場面では失敗し、逆に『無理だろ…』ってときに成功するのだ。


横に居て、一緒に行動してる者として、これほど腹立つ奴はいない。


ショウタ「もし死んでたら覚悟しとけよ………PCのお(エロ)画像全部マリナさんに見せるからな…」


やめて死んじゃう‼︎


という声が聞こえた気がするが、華麗にスルーして、ショウタ達は救出へとむかった。




つづく‼︎


*おまけ*



サヤカ「ちなみにショウタ。『自分の力以上のことを無理やりする』って怒ってましたけど……」


ショウタ「おう、言ってたな。それがどうかしたの?」


サヤカ「お前が言うな」


ショウタ「真顔っ⁉︎怖いんだけど‼︎」

お疲れ様でした。

案外長くなかったでしょ?

え、長い?価値観おかしい?

ごめんなさい


ってか電池が5%しかない!

投稿早くしなきゃ!

それじゃみなさんまた次回で!


ps

長くありませんでしたー(笑)

元々ユウトの戦闘シーン入ってたんですけど、ぶっちゃけ蛇足と判断し、消させてもらいました。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ