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24話 弱者に強い

うぇーい!お久しぶりです皆さんっ‼︎

久々のiPhoneでテンションMAX!モッチーですよ!


いやー、メチャクチャ怖いですよiPhone使うの。

次ばれたら死にますからね。

割と本気で。


さぁそんな命がけで書いた次話です!

読んでくださると嬉しいです。


前回のあらすじっ!


あれだけ怒涛の更新速度を記録していたモッチー!

なぜこんなに投稿が遅れたのかっ‼︎

その裏に隠された、衝撃のものがたr


ショウタ「おい」


あぁっ!まだ途中だったのにっ‼︎


ショウタ「お前のあらすじ書いてどうすんだよ。……ったく。親にばれたんだろ?iPhone。これだから成績不審者は…」


う、うるさいっ‼︎

だって、だって‼︎


ショウタ「それでは、本編どーぞー」


いつもと立場が逆っ⁉︎


*****


ちゃんとした前回のあらすじ


【弱者に強い】という謎の能力を持った衛兵に苦戦するショウタ!


決死の作戦で、なんとか鍵を入手することに成功した。

しかし、ショウタは同時に十字架を手放してしまう。


こんなもんですかね、前回のあらすじは。

詳しくは前話をみよう!


*****


衛兵「おいおい、その十字架を捨てて大丈夫なのかよ⁉︎そんなにまでして俺に勝ちたいか‼︎」


現在、衛兵は1つ騙されている。


ショウタは鍵とマノを逃がすため、錯乱したふりをしているのだ。

そのため、衛兵の中で勝利条件がかわっており……。


説明大変なので、詳しくは前話を見てね☆


とにかく、ショウタの十字架により、前も後ろも通れないようになっているのだ。


しかし、衛兵の能力は【弱者に強い】

いまいち判定がわかりにくいため、ここまで閉じ込めていても、もしかしたら奴隷救出を妨げるかもしれない。(屋根を壊したり)


そのため、ショウタはそのまま嘘を貫く。


ショウタ「うるせぇよ。とにかく、ここでお前を倒す。それだけだ!」


ショウタ(つっても、時間を稼ぐだけでいい。どうせ俺じゃこいつには勝てないんだ、奴隷の皆が来てくれるまで、ここを保たせる!)


衛兵「ふーん。その割にゃ、なんで攻撃してこないの?」


ショウタ「馬鹿野郎。ただ突っ込むだけじゃ勝ち目が薄いだろ?作戦だよ、作戦。」


衛兵「へぇー、そりゃ楽しみだ。」


ショウタ(よし、このまま時間を稼…)


衛兵「んじゃ、あえて真正面からぶち破るわ。」


気がつくと、衛兵は眼前まで迫っていた。


ショウタ「っ⁉︎」


ガンッ‼︎ドン!


ショウタ「ぐはぁっ⁉︎」


衛兵は恐るべきスピードでショウタに迫り、横の壁に叩きつけた。


ずるずると、地面におちるショウタ。


ショウタ「ふざ…けんな……お前の能力は、【ギリギリで勝つ】ことだろ…?」


そう、衛兵の力には制限がある。

それは相手がどれだけ弱かろうが強かろうが、それ相応の強さまでステータスが変わるのだ。


レベル3の【悟り】

なら、それにすら勝つほど強く。


レベル1の【見習い】

なら、いい勝負をしてしまうほど弱く。


結果、勝てることに変わりは無いのだが、ボロボロにはなってしまうのだ。


そのおかげで、ショウタは今までいい勝負を繰り広げてきた。

勝てないとわかっていても。


なのに、今回の1撃は遥かに強すぎる。

レベル0に対して酷すぎるほどに。


衛兵「わかっちゃったんだよなー。お前の“狙い”」


ショウタ「なっ⁉︎」


衛兵「よく考えりゃ、俺にそのまま突っ込むなんてあり得ないよなぁ。こんだけ色々工夫して救おうとしてるやつが、自暴自棄になるわけない。」


ショウタ(そんな…俺の嘘は完璧だったはず!どこで…一体どこでわかった…?)


確かに、ショウタの作戦は機能していた。

証拠に、鍵を奪うことには成功している。


しかし、そのあとがいけなかった。


ショウタは時間稼ぎを意識するがために、ハッタリで時間を稼いだ。


そのため、衛兵に考える時間をやってしまったのだ。

それすらさせないように、ひたすら突っ込むのが得策だったのである。


…バレてしまっては、もう、勝ち目は無い。


衛兵「…屋根でもぶっ壊していくか。」


ショウタ「…‼︎十字架!」


ショウタは咄嗟に十字架 (今は通路を塞ぐ巨大な壁)に手を伸ばして触れる。


十字架「はい!」


すると、十字架はまた形をかえ、


衛兵「させるか!」


衛兵が無視して天井に跳ぼうしたところで、間一髪変形し終えることができた。


衛兵「チッ…なんだぁ?こりゃ」


十字架は、丸い球体に変形している。

ショウタと衛兵を中に取り込むほど巨大な。


ショウタ「へ…へへ。バレちまったらしょうがないな。……あいつらのトコへは行かせない。俺を倒してからだ!」


ショウタは震える足を押さえつけて、立ち上がる。


衛兵「…はぁ?なんだテメェ。この状況をよくわかってねーみたいだな。俺は【レベル3以下の奴隷全てに勝つ】を勝利条件にしてんだぞ?意味わかるか。」


ショウタ(…ごくっ)


思わず生唾を飲み込んで、恐ろしさを理解するショウタ。


衛兵の能力はそこまで応用が効くのだ。

【レベル3以下なら勝てる】

これには人数制限などない。そして、それに勝るステータス。


それはつまり、【レベル4ですら出来るかわからない】ほどの戦力を倒すチカラを得ることになる。


つまり、もはや【弱者に強い】だけではない。

自分より強い者にも勝てる可能性を秘めているのだ。


このまま、この衛兵が外に出れば。

奴隷どころか、ファナやサヤカまで危険が及ぶ。


レベル4以上の高位能力者ですら勝てないかもしれないのだ。


その上、外には無数のドッペルゲンガーがいる。


つまり、長々とした説明でなにが言いたいのかというと


ショウタ(俺が…倒すしかない………‼︎)


ここで倒し切るしかないのだ。

レベル4が勝てるかもわからない相手を。


衛兵「おいおーい。なにブルブル震えてんだ?ビビってんじゃないよな?武者震いだよな?」


ショウタの脳裏に、ファナとサヤカが浮かぶ。



ダッ‼︎


ショウタは意を決すると、立ち上がり、衛兵に突っ込んだ!


そして、


ショウタ「うおぉぉぉぉぉぉ‼︎」


衛兵「ノロいんだよ‼︎」


ドスッ‼︎


ショウタ「かっ………⁉︎」


衛兵のカウンターパンチがショウタの鳩尾を突く。


ショウタ「げふっ!げふっ!…っはぁ!」


ショウタはたまらず転がり、咳き込む。

まだ身体が動くだけ、奇跡かもしれない。


衛兵「なーにを考えてるかと思ったら。万策尽きたってか?バカみてぇに突っ込むだけかよ。」


ショウタはそれでも、追いすがる。


ショウタ「うわぁぁぁぁぁ‼︎」


衛兵「うっとおしいんだよ‼︎」


ドン!


ショウタ「がぁぁぁぁぁ⁉︎」


額に頭突きをくらい、後ろの壁まで吹っ飛ぶショウタ。


意識が弾け飛びそうになる。


それでも…それでも…!


ショウタ「俺は…負けられないん…だ…」


ショウタは壁に手をつきつつ、立ち上がる。


ショウタ(ちくしょう…どうすればいい?どうすれば…)


衛兵「よそ見たぁ余裕なこって」


ショウタ「しまっ…」


ドン!ゴッ、どしゃーー


声もでなかった。


顎をかちあげられ、屋根にぶつかり、空中で腕を掴まれ投げられたのだ。


ショウタ「………く…ぁ…」


もう……虫の息だった。


ショウタ(こりゃ…無理…だ。…勝てない…。くそ…くそ…‼︎)


ショウタ「まだ…だ……」


衛兵「頑張るねぇー。いい加減しつこいわ」


ショウタは考える。

衛兵を倒すための手を。


ショウタ(絶対に勝てない…弱者に強い…レベル3以下は勝てない…人数制限なし…十字架……)


ショウタ(っ!……そうか…)


ショウタは一瞬何か思いついたように目を見開いて、


ショウタ(…衛兵がいない…?)


目の前から忽然と姿を消した衛兵を確認するや否や


衛兵「そろそろ死ね」


ズン


ショウタの後頭部に衝撃が走る。


反応できない速度で後ろに回り込み、殴ったのだ。


ショウタ(ご…めん……)


もちろん、避けるすべも、耐えるすべもない。


どっかーーーん‼︎


十字架「ショウタぁっ‼︎」


球体の端まで吹き飛ぶショウタ。

もう、ピクリとも動かない。


衛兵「はいおしまいっと。そんじゃ、出してくれないか?そこの十字架とやら。」


十字架「…私が言うことを聞くとでも…?」


恐ろしく怒りを露わにした声を出す十字架。


衛兵「まだ生きてんだよなぁ、こいつ。」


しかし、一切無視して、言いたいことをいう衛兵。


衛兵「つまり、あー、あれだよ。殺されたくないなら変形しやがれ。」


十字架「くっ…‼︎」


衛兵はあえて手加減をしたのだ。

十字架に変形してもらうために。


衛兵(見たところ意思があるみたいだしな。幸いあの雑魚(ショウタ)も、こいつに触ってる。変形はするだろ。)


いくら強くても、超合金にでもなんでもなれる十字架を砕くことは並大抵では不可能である。


そのため、なにをどう足掻こうが、十字架に変形してもらうしかないのだ。


ちなみに、十字架は無能力者(ショウタ)が触れている間は変形可能である。


十字架は観念して言う。


十字架「わかりました。」


衛兵「お?イイねぇ、話のわかるやつは好きだよ。」


十字架「確かにショウタを殺して欲しくありません。私には、どうすることもできない。」


衛兵(あ?もうどうしようもないってのに、ペラペラとなに言ってんだ?負け惜しみか?)


十字架はそれでも言葉を紡ぐ


十字架「ところで衛兵さん。私、便利な十字架なんですけど。なんにでもなれるわけじゃないんです。」


衛兵「は?」


十字架「『武器』にしかなれないんですよ、残念ながら。箱とか盾にはなれないんです。」


衛兵「あぁそうかよ。だからなんだ。」


十字架「つまり、この球体も、なんらかの『武器』なわけでして。」


シュッ!ぐさっ。


衛兵の脇腹を針がすり抜ける。


衛兵「………なんのつもりだ?」


十字架「『中に閉じ込めた者の意識を刈り取る』武器。もはや罠に近いんですけど」


衛兵「なんのつもりだって言って…!」


もうすでに【意識を刈り取られた】ショウタを見て気づく。


十字架「ショウタが『武器』として使えば、貴方には勝てないでしょう。だって、ショウタに勝つことが貴方の能力なんですもの。」


衛兵「ま…まさか……」


十字架「私が自動で動く『武器』だったら、武器の私に勝てますかね?」


衛兵「このクソ野郎がっ!!!!」


ショウタにトドメを刺そうと襲いかかる衛兵に、


十字架「ショウタの痛み。倍にして返します。」


グサグサグサグサグサッ‼︎


断末魔すら聞こえなかった。


*****


十字架(ふぅ。まったく。無理しますね、ショウタは。)


この作戦は別に十字架が考えたのではない。


十字架(ショウタが言わなかったら、殺してましたよこいつ。)


自分が戦闘不能になったら、頼む。

殺しはしないでくれ。


と、あらかじめ作戦の詳細を説明していたのだ。

心の声が聞こえる。その特性を使って。

説明というか、ショウタが思いついたと同時に、球体として覆ってる十字架に心の中が伝わったのだ。


終わってみれば簡単なことである。

ショウタは絶対に【勝てない】

どう転ぶか分からない勝負の世界で、これだけはハッキリしている。


なら、どうすれば衛兵を倒せるか。

人じゃないものに倒してもらうしかないのだ。


ショウタは最初から無策だったわけではない。

最初は苦し紛れの特攻だったが、意識が途切れる攻撃の少し前に、この作戦を考えついたのだ。


ただ、ショウタは最後までその作戦は取りたくなかった。

あくまで自分の手で倒そうとした。


怖かったのだ。自分が最後まで見れないことが。

最後は、十字架任せだし、そのあともし誰も助けに来なければ、ショウタはファナ達の応援に行けないかもしれない。


『…ご…めん…』


ショウタの気絶する寸前の言葉を思い出しながら、十字架は変形する。

ショウタの手の中へと、十字架のネックレスになって。


十字架(謝る必要ないんですよ。ショウタ。ほら、声が聞こえてきましたよ)


マノ「こっちです!気をつけてください。相手はスゴく手強いですよ!」


ユウ「大丈夫。聞く限り、僕の能力で打ち消すことができるはずだよ。」


アスカ「私がやつを瞬間移動でユウの目の前に連れてくるわ、そしたらユウが…」


ギース「バカが、そんな危ない手を使わなくとも、弱者にしか勝てんようなやつなら、俺が直々に強者の強さをみせてやる。」


ユウ「大丈夫だって、僕が倒すからさ。」


アスカ「そーよ。私たちのコンビなら…」


ギース「ダメだ!万が一があったらどうする⁉︎ユウは回復できんのだろうが!」


ユウ「………」


アスカ「……」


ギース「な、なんだ。2人とも黙って」


アスカ「なんか、お父さんみたい」


ギース「なぁっ⁉︎」


ユウ「ふふ、いいよそんなに心配しなくても。パパ?」


ギース「な、お前、人がせっかく心配して!」


マノ「あ、あの…そろそろ着くんですけど…」


先頭ではそんなことを言っているが、後列にはショウタを助けるべく、救出した奴隷が1人も欠けずに続いている。


十字架(ほら、ショウタを助けるために、皆来てくれましたよ。)


マノ「ショウタさんは……ショウタっ⁉︎」


倒れているショウタにあわてて駆け寄るマノ達。


そしてショウタは……




続く

お疲れ様です。


最後のショウタがなんで謝ったのか。

はですね、ショウタは自信がなかったんです。

自分は助けようとしてるけど、果たして周りの人も同じように自分を助けてくれるのか…と。


だから、自分でファナ達の元へ向かえないため、もしかしたらもう会えないかもしれないと、そう思って謝ったのです。


しかし、結果はご覧の通り、みんな助けに来てくれてます。


という理由でした!


久しぶりの小説なんでテンション上がってます。

メチャクチャ先まで考えてます。


あ、でもですね!

この話はとっさに考えついたんですよ、衛兵の倒し方。

書きながら、「あーやべーな。このままじゃ死ぬな。どうやって倒そう?」って考えついたのです。


まぁそんな話はどうでもいいですね。

次回は2週間後くらいかな?あんまり期限決めると、そのタイミングに限って親にばれたりするので、あんまり言いません。


修学旅行で風邪ひくってフラグも本当に回収しちゃいましたし。


それでは、また25話で。

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