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ミス・スタート・ストーリー  作者: モッチー!
番外編 とある高校生の不良騒動
30/41

救出

修学旅行から〜…帰ってきましたぁぁぁ!!!!!!

ただいま地元!サヨナラディズニーランド‼︎


というわけで、帰ってきました。

スキーもしたんですけどね、作者はね。


40度の熱

で、ほとんどできませんでした☆


まじあり得ないっすよね、よりによって修学旅行で熱だして点滴って


不幸ですよねっ⁉︎


イマジンブレ○カー宿ってないかなぁ。いや割と本気で。

前回のあらすじっ!


皆の力を借りて、なんとか生き残ることができたショウタ!

ゆいの居場所も突き止めたため、あとは助けるだけです‼︎


ファナ「ヤーコンニチハ、ワタシ新キャラデス」


サヤカ「ワーワーコンニチは、ワタシモ新キャラデス」


ショウタ「………あ、あの……」


ファナ「あとは助けるだけダッテヨ、サヤカー」


サヤカ「ワー、ヨカッタジャナイデスカー。」


ショウタ「お、おーい?」


ファナ「番外編長いね〜」


サヤカ「私たちの出番、無いですね〜」


ファナ「さみしいなぁー」


サヤカ「この悲しみは何にぶつければいいんだろー」


ショウタ「さ、さぁ!番外編最終回!始まりますよぉ〜‼︎」


ファナ「じゃ、ショウタちょっとおいで」


ショウタ「え?いや、待てよ⁉︎俺が悪いんじゃないからな!作者がわr」


サヤカ「無視したからです」


ショウタ「くっ……‼︎じゃあ反応したらどうなってた?」


サヤカ「番外編が長いのでお仕置きです。」


ショウタ「どっちにしろ死ぬんですねってふざけんなぁぁぁぁぁぁ」


それでは、始まります!


*****


ショウタ「ありがとうございました!」


バタン、ブロロロー。


目的地についたショウタは、タクシーから降りていた。


ショウタ(場所はここであってるはず…。くそ、それっぽい人はいねぇぞ…?)


ショウタは今、公民館のようなところに来ている。

割と大きな通りで、車も、人も充分にいる。

さすがにここでバカ正直に悪いことをするやつはいるまい。


ショウタ(ってことは、ここの近くの裏通り?…いま何時だ⁉︎)


時計を見ると、すでに待ち合わせ時間を1分すぎている。


ショウタ(くっそ、グズグズしてらんねぇ!とにかく手当たり次第に裏路地回るしか…)


プルルル、プルルル


すると、着信音が鳴った。

ショウタの真横にある公衆電話から。


ショウタ「…は?」


もう一度言う。

公衆電話から着信音が鳴っている。


ショウタ「どゆこと⁉︎」


一目も気にせず、思わず叫ぶショウタ。


ショウタ(このタイミングで何の電話⁉︎つか、公衆電話は着信するんですか⁉︎)


一応、電話番号が割り振られているらしいというのは、ショウタも知っているが、まさかこのタイミングで。


ショウタ「あ〜〜〜ったくもう‼︎」


無視するわけにもいかず、渋々中に入り電話をとるショウタ。


ガチャ、


ショウタ「もしも」


?「あぁもしもし?わたし、わたし!」


ショウタ「詐欺か‼︎」


ガチャン‼︎


勢い良く受話器を叩きつけるショウタ。

周りの人はどよめいている。


ショウタ(なにこれ⁉︎急に公衆電話鳴るわ、まさかの間違い詐欺だわ‼︎)


ショウタが呆れて帰ろうとすると、


プルルルプルルル。


ショウタ「……はぁ。」


もう一度でるショウタ。


ショウタ「はいもしもし?」


?「いきなりブチ切るなんて、さすが変質者(もんだいじ)ね。」


ショウタ「誰が問題児…って、え?俺を知ってる?」


?「変質者呼ばわりされて『俺を知ってる?』か…。さすがね。」


ショウタ「なにが流石なんですか⁉︎ってか、あんた誰だよ‼︎」


?「私?うーん。ごめんなさい、貴方の知らない人よ。」


ショウタ「よっぽどそっちが不審者だ‼︎」


?「いいから聞きなさい。大事な話よ。」


ショウタ「ちょっと待て!俺も今、切羽詰まってて」


?「ゆいちゃん…かしら?」


ショウタ「っ⁉︎」


?「私、知ってるわよ?居場所を。」


ショウタ「あ、あんた一体…?」


?「そして今、ユウちゃんが1人で頑張ってる。あぁ、黒石ユウトのことよ。」


ショウタ「黒石が⁉︎つか、ホントにあんた誰……頑張ってるって⁉︎」


いきなりのことすぎて、混乱しているショウタ。


?「いい?無駄なことは省くわよ。今、黒石ユウトが首の皮一枚繋げてる。でも、やられるのも時間の問題よ。だから貴方は今すぐ回れ右して走って。3つ目の曲がり角を右に曲がって突き当たり左よ。急いで!」


ショウタ「え?あ…わ、わかった!ありがとう!今すぐ行ってくるよ‼︎」


?「あ、あれ?」


ショウタ「どうした?」


?「じ、自分で言うのもなんだけど…信じちゃうの?私を?なにも明かしてないのに?」


ショウタ「そりゃ信じるよ。黒石が頑張ってて、ゆいがピンチで、俺が助けに行ける。こんだけ揃ってるのに、疑ってムダに過ごす時間なんて無いんだ!それじゃっ‼︎」


ガチャン。ツー、ツー、ツー。


ショウタ(なにがなんだかよくわからないけど……黒石とゆいがピンチなんだよな?待っててくれよ…皆‼︎)


ショウタは走り出した!


*****


?「いや…まさか信じるなんてね。」


無機質な音が続く受話器をおきつつ、マリナはため息をつく。


マリナ「変な子。ユウちゃんがらしくないことするのも頷けちゃうかも。あの子なら…本当にユウちゃんを……」


"「ムダに過ごす時間はないんだ!」"


ショウタのセリフを思い出すマリナ。


マリナ「ふふっ。もし嘘で騙されてたら、それこそムダなのに…ね?」


マリナ「よかった。きっと、上手くいくでしょう。」


ほとんど会話してない相手なのに、なぜか安心している。


マリナ「って、これじゃあユウちゃんと一緒じゃない。」


マップ画面にうつるユウトのいる地点に、猛スピードで近づく"点"を見ながら、マリナはそう呟いた。


マリナ「がんばってね、自称主人公さん…"達"?」


*****


ショウタ「はぁ、はぁ、はぁ」


ショウタはひたすら走っていた!


ショウタ「くっそ、何気に遠いぞ。あのお姉さんが言ってた場所!」


教えるのは簡単な道のりだったが、およそ500メートルほど離れている。


ショウタ「見えた!あの突き当たりか‼︎」


ようやく指定された場所についた瞬間、目に飛び込んできたのは、


ショウタ「黒石⁉︎」


突き当たりの左に、広めの駐車場があった。


そこの、車と車の間に。


ユウトと謎の男が対峙していた。


ユウトはもうボロボロで、今にも倒れてしまいそうだった。


車の中から、先ほど助けた井坂ちゃんがなにやら叫んでいた。


ショウタ(敵は何人?どうすればいい?そもそも俺がどうにかできる相手なのか?)


一瞬、そんなことを思い足が止まりかけるショウタの視界に、

車の中でグッタリしているゆいが飛び込んだ。


ショウタ(俺がいったところd)


ショウタ「今行くからな。」


ショウタ(勝つ見込みがないのn)


ショウタ「後ろから奇襲をかける。」


ショウタ(仲間がいたら)


ショウタ「俺の仲間が傷ついてんだ!」


ショウタは足を奮い立たせると、緩みかけたスピードを最大速度まであげる!


走る音がうるさかったかもしれない。

本当だったらばれて、そこで終わってたかもしれない。


でも、今回は。


ショウタは謎の男の後ろに回り込む。


なにやらユウトの口の端がつりあがっている。


ショウタは謎の男に近づく。


ユウトは攻撃に耐えかね、膝をつく。


謎の男がユウトにトドメを刺さんとする。


謎の男「終わりだ‼︎」


ショウタ「お前がなっ‼︎」


両手をきつく握り合って、思いっきり後頭部に振り下ろした!


バゴン‼︎


謎の男「が……あ?」


バタリ。


謎の男は倒れた。


*****


ショウタ「うわっ、派手にやらかしたな…。」


ユウトの周りに倒れている数人の男と、あちこち凹んでる車を見ながら、そう言うショウタ。


ショウタ「立てるか?"ユウト"」


そう手を差し伸べる。


ユウト「あぁ、立てるさ。ありがとな“ショウタ”」


ショウタは手をしっかり握り、無事なゆいと井坂ちゃんを交互に見てから、


ショウタ「おう!お前こそありがとな」


と言って、ユウトを引き上げた。


*****


ショウタ「もう敵は一掃?」


ユウト「みたい…だな。さすがにまだ来られたらキツイ」


ショウタ「そしたら、また前みたいに囮作戦すりゃいいさ。」


ショウタは気絶して起きないゆいをおんぶ。

ユウトは井坂ちゃんと並んで歩きながら、そんなことを話し合う。


ショウタ「それにしてもお前、よく間に合ったな!俺だけじゃ間に合わなかったよ。」


ユウト「ふっ、ユウトさんの索敵スキルを舐めてもらっちゃあ困る。というか、ラストはお前来ないと詰んでたしな。」


ショウタ「索敵スキルねぇ。いや、俺も時間稼いでくれてなきゃ、間に合うことすらなかった。」


カチン


時間稼いで、というフレーズに若干カチンとくるユウト。


ユウト「まぁでも総合的に見たら確かに俺のが頑張ったな、ショウタはトドメだけだし。」


ピキッ


トドメだけ、というフレーズに頭をピキッとさせるショウタ。


ショウタ「そもそもの話、お前が井坂ちゃんを見失わなきゃこんなことにはならなかったつーのに」


カチン


ユウト「それ言うなら、お前が囮作戦さっさと終わらせてりゃ」


ピキッ


ショウタ「なっ!あれはお前がいきなり俺を囮にするから…‼︎‼︎」


カチン、ピキッ、カチン、ピキッ


〜2分後〜


ショウタ「いーい度胸だこのクソ問題児‼︎」


ユウト「ここであったが100年目だ変質者‼︎」


ゴゴゴゴゴゴ


井坂「あわわわわ…」


ガンつけあう2人に、オロオロする井坂。


そんな3人に、寝てる子がボソリ


ゆい「変質者vs問題児……社会のゴミか。」


ショウタ&ユウト:グサァァァ‼︎


Win:ゆい


*****


ユウトと井坂と別れたショウタ達は、駅に向かっていた。


ショウタ「つーか、結局。今日はなんで俺を呼んだんだよ?」


ゆい「…ホントにわかんない?」


ショウタ「あー、わかんねぇよ。ホントに。」


ゆい「……そっか。そうだよね。」


はぁ、とため息をつきそうになったゆいに、


ショウタ「でも、えっとその…俺は用事があったんだ。」


え?とゆいが振り向くと、ショウタは小さな袋を持っていた。


ショウタ「こないだ、誕生日だっただろ?俺が寝込んでたから、会えなかったもんな。はい、誕生日おめでとう。」


そう言って、そっぽを向きながらプレゼントを突き出すショウタ。


ゆい「あ…開けてもいい?」


ショウタ「え?あぁ、いいよ。」


ゆいが袋を開けると中には…


ゆい「オルゴールだぁ〜」


小さなオルゴールが入っていた。


ショウタ「こないだ、ほら、その曲好きだってカラオケで言ってただろ?だから、その」


ゆい「ショウタ!」


ショウタ「な、なんだよゆい」


ゆい「ありがとうっ‼︎」


飛びつくゆい。


ショウタ「うおわぁぁ⁉︎」


おしまい。


****


オマケ


ショウタ「結局、なんだったの?呼んだ理由」


ゆい「あ、えーっと、その」


ショウタ「ん?」


ゆい「てっきり、忘れられちゃったと思っててさ。その、買い物付き合ってもらって、それをプレゼント代わりにしよーっと…あはは」


ショウタ「なんだ。忘れるわけないじゃんか、去年までウチは毎年祝ってたんだから、親戚の誕生日。」


ショウタとゆいの家は特別親しい親戚なので、毎年祝っていました。


ショウタ「つーか、博多で2人で買い物ってそれデー」


バキッ


ゆいの小さな手がショウタの頬にめり込む。


ショウタ「ごはぁっ⁉︎」


ゆい「ちがうし!別にデートとかそんなわけないしっ!」


ショウタ「いや、俺まだ言ってないのにデートって認め」


メキョ

ショウタの右目が潰れる音


ショウタ「にぎゃぁぁぁぁぁぁ」


ゆい「だーまーれーーーー‼︎もう!クレープもっかい買ってもらうから‼︎」


ショウタ「ふざけんなっ!もう帰りの電車賃しか残って…サイフがない⁉︎」


ゆいにスられている。


ショウタ「くそっ!目が‼︎おいゆい!」


ゆい「すいませーん♬クレープ2つ♡」


ショウタ「ふざけんなぁぁぁぁぁぁぁ」


帰りはゆいにお金を借りましたとさ。


挿絵(By みてみん)



公衆電話はほんとに掛けれるみたいです。

普通の人でも、1000円払えばわかるそうなので、別にマリナさん特別っ!ではありません。


でも1000円かぁ…。

手は届くけど、買う気失せる値段ですね(笑)


番外編の!最終回終わりました。

個人的にはショウタの心と言ってることが相反してるシーンが好きです。


なにも考えずに書いてたら、ばんばん書けました。

眠いテンションのせいでしょうか(現在午前4時)


主人公目指してますけど、やっぱり、どうしても不安って頭をよぎりますよね。

ショウタには、そんな中でも頑張って欲しいです。


もちろん、作者もそれができる人になりたいです。


それじゃ、読んでくれてありがとうございました。

おやすみなさい。


ps.次回から本編スタート!

開始と同時にクライマックス‼︎

あとで、話の順序入れ替えます。

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