表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ミス・スタート・ストーリー  作者: モッチー!
番外編 とある高校生の不良騒動
29/41

信頼

そういえば、ビタミンAとtayuuと一緒に、修学旅行行ってきます!(^o^)/


日曜から出発で、木曜日に帰ってきますよ‼︎


ディズニーランド行ってー、スキーもしてー、観光したりしてー。

とにかく!楽しみまくります‼︎


楽しみだなぁ〜。

風邪引いたりしないようにね!(フラg)

ショウタ「今、撃つのはやめといたがいいぜ?」


不敵に笑いながら、ショウタはそう言い放った。

そこには、先ほどのような焦りはない。


ショウタ(散々助けられてばっかりだったんだ。今度は俺が助ける番だ‼︎)


*****


〜時は戻って、ショウタSide〜


不良達を蹴っているシーン。


聖二の狙いはこうだ。

ここで、下手に止めるのは逆効果だ。

「そんなことして、相手が不良だって嘘をついたらどうする」

こう止めることも可能だが、まずそんな不確定な要素じゃコイツらは止まらない。

下手に止めたせいで、なおさら怪しく思われるだろう。


ここでしなくちゃいけないことは、不良が何を言ってもウソに仕立てあげる雰囲気をつくることだ。


どうせ止めても止まらないのだ。あえて乗っかり、嘘を完璧につく。

"嘘"を一つ言ってもいつかバレる。

"嘘"をつくなら、最後まで突き通さなくてはならない。

墓場までその演技をやりきってしまえば、それは"本当"になる。


要するに、「コイツらが嘘をつくかもしれない」ではなく「なにコイツら嘘ついてんの」と、完全に不良達になりきることが目的である。


そこまでショウタは推理して、しかし一つ問題点が浮かんだ。


ショウタ(でも、これじゃ下手すると…。いや、かと言って他に手はないか…)


この作戦には、一つの危険性をはらんでいた。


咄嗟に土壇場でこれだけ考えているのはすごいし、ショウタにはこれ以上の案は浮かばない。

だから、これは聖二のミスではない。


その危険性とは、

このまま行くと、不良もろごと殺しに来るのではないか。という所だ。


聖二の言い分はこうだ。

俺たちがホントの不良で、相手は助かりたいために嘘をついている。

聖二はポーカーフェイスと、理屈で、どうにも疑いをかける余地がない。


不良達が起きた場合、

必死で弁明するだろう。

それはきっと詭弁で、たくさん怪しいところがある。

しかし、それが逆に本当の事を言ってるような気がする可能性がある。


下手に完璧すぎる嘘と、怪しさ満点の真実。


この時点で、ラフ男は、果たして悩んでくれるだろうか。


どちらに転ぼうとも、お金の損害がでる。

しかも、2組を選ぶ決定打がない。

ならばいっそ…。


ショウタ(もしそうなったら…お手上げだ。多分あいつは銃を持ってるだろう。)


先ほど、お腹に突きつけられた硬いものは恐らく銃である。


ショウタ(数で押せるかもしれないけど、スーツの男もいる)


下手に喋らないから、逆になおさら力量がわからない。


どちらにしても、素手の素人が3人で挑むには無謀すぎる。

せめて近接戦に持っていかなくてはならない。


じゃあ、銃をピンポイントで抑える方法は?


ショウタ(無難に警察を呼ぶしか…そうか!)


ショウタは何を考えたのか、ゆうやに耳打ちする。


ショウタ「たゆう。あのさ、〜〜してくれないか?」


ゆうや「はぁ?無理に決まってるだろ?」


ショウタ「そこはこうして〜〜」


ゆうや「ふむ、ほうほう、なるほどな。なかなか考えてるじゃないか」


ゆうやはニヤリとしながら、承諾すると、スーツの男に駆け寄って行った。


ショウタ(よし、これで銃については完璧だ。その次に考えられる状況は…)


*****


〜ゆうやSide〜


ゆうや「なぁなぁ。」


スーツ男「………。」


ゆうや「あ、あの…返事してくれませんか…?」


スーツ男「…………。」


ゆうや「じゃあいいや。コンビニ行ってきまーす。」


開き直って回れ右をし、コンビニへ走ろうとするゆうや。


ガシッ


スーツ男「まて。」


ゆうや(おし食いついた!)


ゆうや「いやー、あのですね。お腹がね、痛いのですよ。さっきもあいつら倒すために尿意を必死で抑えてまして。」


スーツ男「……ダメだ。」


ゆうや「なっ!!!!!!!」


ゆうやはこの世の終わりのような顔をする。


ゆうや「バカ言うでねぇだ!このままじゃ膀胱炎さなってしまうべ⁉︎」


スーツ男は分かりやすく嫌な顔をする。


ゆうや(めんどくさがってるめんどくさがってる!)


ショウタに言われたゆうやの任務は2つ。


1つ目は警察を呼ぶこと。

そのためのトイレ大作戦だ。


2つ目はスーツの男をショウタ達から遠ざけるということ。


あとは何も言われてない。全てはゆうやの力量にかかっている。


しかし、まともに言ったところで許してもらえるはずがない。

トイレは我慢しろ。

もしくは無視される。

そんなところだろう。


"普通に行けば"だが。


スーツの男はあまり話さない。

話すのが苦手なようだ。

ならば、話すのがめんどくさい、もう付いて行って早く済ませた方がマシ。

そう思わせたら、ゆうやの勝利だ。


そのために、今、無意味に方言ぶって、ノリをめんどくさくしているのだ。


ゆうや「やだやだ!膀胱炎で死ぬなんてオラやだよ!」


スーツの男「………」


ゆうや「そんなら、漏らしてやる!死ぬぐれぇなら、漏らしてやるだ‼︎」


スーツの男「……わかった、ついていく。だから漏らすな」


ゆうや勝利


*****


また、状況整理をします。


今、少し広い空き地にいます。

路地裏の空き地で、先ほど不良達と戦ったところです。


聖二、ラフ男、不良達は、上から見て左上の角で蹴ったり罵倒したりしています。


対してショウタ達は、上から見て右下の路地裏へ繋がるところにいます。


ゆうやの声など、というか、スーツ男の様子すらも、今のラフ男は気づきません。

もちろん、聖二も。


*****


〜ゆうやSide〜


スーツの男「早く行ってこい。下手なことをしたらどうなるk」


ゆうや「トイレトイレー!助かったぁー‼︎」


スーツの男「……まぁいい。」


スーツの男は、ゆうやの持ち物検査をせずに、コンビニに入らせた。


ゆうやはトイレに行く前に、市販の充電器と電池を買う。


スーツの男は外でタバコを吸っている。

どうやら、イライラしているらしい。

あれだけペラペラと喋るやつと、寡黙なやつ。

案外、ストレスが溜まっていたのかもしれない。


そのまま、ゆうやはトイレに駆け込む。

充電の切れたスマホを取り出し、買った充電器に電池をいれる。


そして、充電開始。


リアルにおしっこ漏れそうだったゆうやは、普通にトイレをする。

(先ほどの迫真の演技は、演技ではない。ただの素だった。)


電池が5%ほど回復したところで、電話をかける。

もちろん、110だ。


ゆうや「もももしもしっ⁉︎」


ショウタも忘れていたが、ゆうやは極度の電話嫌いだ。

テンパる、噛む、コミュ症。3拍子揃っ…。

中二病。4拍子揃ったゆうやの電話スキルは残念の2言である。


しかし、警察に電話するのなら…それは逆に好要素となる。


ゆうや「あ、あの!先ほど発砲事件がありまして!福岡市の!今、セブンイレブンで電話をしてますはい!」


見てみればわかるように、本当に発砲事件が起こったようなテンパりぶりである。

何度もいうが、これは演技ではない。素である。


ショウタはここまで考えていなかったが、下手に詳細説明するより、大雑把に任せたのは正解だった。

演技しろ!とか言ったら、絶対失敗していたであろう。


ゆうや「はい!至急おねがお願いします!」


ガチャ。


ゆうや「ふぅ〜。やりきったぜ。」


ツッコミ役がいない。


ゆうや「よし、あとは時間を稼いで、警察来たら、ダッシュで警察まで逃げる。これで完璧だな。」


*****


〜時は現在。ショウタSide〜


ラフ男「撃たない方がいい?なに言ってんだテメェ」


完全に無視して、引き金を引こうとするラフ男


ショウタ(わーバカバカバカ‼︎)


ショウタ「あれ?聞こえないか?…ほら、耳をすませてみろよ」


ラフ男「あ?…何も聞こえねぇよ。くだらねぇ時間稼ぎ………ん?」


ウゥーーーーー!ウゥーーーーー‼︎

(パトカーの音です)


ショウタ(ドンピシャ!)


ラフ男「んなっ!テメェどうやって……スーツ(あいつ)はどこだ⁉︎おい!」


ショウタ「あー…捕まってんじゃねぇの?ほら」


?「おら!抵抗するな‼︎」

?「観念しろ‼︎」


なにやら争う声が聞こえている。


ショウタ「ねぇ?」


ラフ男「くっ……んのやろうが…‼︎‼︎」


ショウタ「さて問題です。」


ショウタは手元にある紙切れを、紙飛行機にしながら言う。


ショウタ「今発砲すると、ここはどうなるでしょーか?」


折り終わって、聖二に向けて飛ばす。


余裕の表れのようだった。


ラフ男は上を通る紙飛行機など、目にくれず話し出す。


ラフ男「ははっ!あーっはっはっは‼︎」


ショウタ「なにがおかしい?」


ラフ男「いやぁ。まさかお前ら2人程度、"銃を使わないと"倒せないと思っちゃったわけ〜?あっちゃー!そりゃ楽観的で可愛いわ」


ショウタは少し後ずさる。


ラフ男「お前らなんか、音もなく殺してやるよ。覚悟しろ。」


スタスタと、躊躇なく近づくラフ男。

隙だらけに見えるが、きっと近づいても相手にならないであろう。

ショウタにもそれはわかる。


しかし


ショウタ「さって、第2問。」


余裕の表情を崩さない。


ショウタ「そんな2人と…不良3人が加わった時。それでも貴方は音もなく倒せる?」


ラフ男「なんだと?」


ラフ男は後ろを向く。


すると、紙飛行機に書いてある文に応じて、不良達の縄を解き、共闘の構えをとってる4人がいた。


不良A「どうせこのまま居ても、殺されるか警察に捕まるか…確かにそうだな。」


不良B「ヤクザがやられれば、俺たちはムショ行き。ヤクザが勝てば口封じだもんなぁ。」


不良C「それなら俺たちと一緒に戦わないか?ねぇ。面白いじゃないか。」


聖二「へへっ、面白いくらいに形勢逆転じゃねぇか‼︎」


5人の男子を1人で倒すなんて、無理に決まってる。

この時点でショウタ達の勝利は確定してい


ラフ男「バカにしてんじゃねえぞ。」


誰もが思った。勝ったと。


しかし、ラフ男は一言も銃しか持ってないとは言ってない。


ポケットからサバイバルナイフを取り出すラフ男。


ラフ男「殺す」


ラフ男はそのまま聖二達に刃を向けた。


瞬間


ショウタ「逃げろぉぉぉ!!!!!」


そう叫びながら、ショウタはiPhoneを投げつける。


ラフ男の背中に当たり、振り向きざまにナイフを振り抜くラフ男。


ラフ男「ちっ、バカみたいに突っ込んだと思ったら、iPhone投げただけかよ。」


そして聖二も財布を、不良達はスタンガンやケータイなどを投げつけながら、横をすり抜けようとする。


ラフ男「おらぁっ!」


ラフ男は度重なる不意打ちに、イラついてナイフを振り回す。


その一瞬の間をついて、


聖二と不良たちはそれぞれ路地裏へ駆け込むことができた!


*****


2人だけとなった


ショウタ「こりゃ、警察ここまで来るんじゃないの?逃げれば?」


ラフ男「ふざけんじゃねぇよ。どうせ捕まるなら殺してやる。」


ショウタ(ちっ、諦めないか。)


ラフ男は何も言わず、ただ突進した!


ショウタ「くそ!」


ショウタは少し引きつけ、今度は不良のケータイを投げつつ横に転がる。


目の前に飛んできたケータイに視界が塞がれ、思わず立ち止まるラフ男。


しかし、ショウタは結果的に唯一の脱出路を閉ざしてしまった。


*****


説明タイム♪


この空き地は、2つ道があります。


上から見て右下と、右上。

ショウタは、右下から左下まで転がった。


ラフ男は、右にいるので、出られない。


*****


ラフ男「ちょこざいな事ばっかりしやがって。そんなに生き残りたいか⁉︎えぇ⁉︎」


起き上がりながら答える。


ショウタ「当たり前だ!俺は、ゆいを助けなくちゃいけないんだよ‼︎」


ラフ男「ゆい?……あぁ、攫ったときの"オマケ"か。バッカじゃねぇの?今ごろもう何処かの部屋にでも閉じ込められてるだろうよ。」


ショウタ「なら、なおさら助けにいかないとな。」


ラフ男「というか、完全に袋小路なくせに、なにチョーシのってんの?逃げ道自ら潰したくせに。」


ショウタ「そりゃお前、お前を倒しとかないと、後々大変だろ?」


ピキピキ


ラフ男の額に血管が浮かぶ。


ラフ男「そうかいそうかい。バカとは話しても無駄だし、俺は早く逃げなきゃいけない。…死ね。」


ショウタは走り出す前にバックをなげる!

ラフ男は意図もたやすくナイフで引き裂く。

すると中身が出て財布が目に当たる!


が、そこまでだ。


ショウタの立ち位置は変わらないし、投げる物もない。


万事休すである。


ラフ男「無駄なことばっかりしやがって。徹底的に潰してやるから覚悟しろ!」


ズン!ビリビリビリ‼︎


ラフ男「……………………は?」


突如、ラフ男の後ろから衝撃がはしる。

というか、スタンガンを当てられている。


ラフ男(あいつらは違う出口から逃げた。ビビってたから戻ってこないはず…警察に言えば良い話だしな…。というか、スタンガンは持ってないだろ…?投げてきたじゃねぇかよ……)


倒れながら、ゆっくりと後ろを振り向くラフ男


ラフ男「あぁ…」


そこには、息を荒げながらスタンガンを握りしめてる少年が…


ラフ男「影薄かったくせによ……。」


ゆうやが立っていた。


バタン。


ラフ男は倒れる。


ゆうや「ま、ま…」


文句無しのヒーローであるゆうやはへたり込む。


ゆうや「間に合ったぁぁぁ〜」


ショウタは笑いながら近づく。


ショウタ「来てくれるって信じてたよ。たゆう。」


ショウタの作戦はこうだった。


もてる全ての力を使って、こいつを足止めする。


それしか、考えつかなかった。

どう考えても、こいつから逃げ切る方法。倒す方法が考えつかなかった。


だから、信じた。

きっと、たゆうは戻ってくるって。


聖二が機転でピンチを切り抜け、

ショウタが信じて場を作り出し、

ゆうやが信じた通りに真っ直ぐ突っ込む。


3人のどれが欠けても、この結果は成立しない。


ショウタ(ホント、俺1人じゃ、なんにも出来なかったな。)


改めて、仲間の心強さを実感した。


*****


ショウタ「そういえば、スタンガン持ってたんだな」


そこは、完全にラッキーパンチであった。


ゆうや「おまえ…聖二達が、ショウタは1人で中に居るって、言うから、おま、おまえ……」


ゆうやは息を整えてから


ゆうや「ダッシュで来たんだぞ⁉︎」


その瞬間、もう一つの道から、聖二を先頭に、不良も流れ込んできた!


聖二「うぉぁぁぁぁぁ…ぁぁ…あ…れ?」


作戦を立てていたらしく、不良達は上手く分散しながら


不良「うぉぉぉ…ぉお…ぉ?」


4人とも、それぞれ鉄パイプのような武器を持っている。


聖二「あれ?もしかして…倒した?」


ショウタ「おう!やっちゃった」


不良達「なんだってんだよもー!」


ゆうや「なんでお前ら来たの?」


皆腰が抜けたようにへたり込みながら、笑っていた。


すぐに警察が来て、ラフ男は連れて行かれた。


ゆうや「で、なんでお前ら来たの?」


聖二「てっめ…‼︎お前が何も考えずに突っ込みやがるから!」


不良A「こいつ面白いぞ。お前が突っ込んだ瞬間、警察の事情聴取をガン無視して、


聖二「ついてこい」


つって突撃するんだもん」


不良B「道中なぜか都合良く鉄パイプとか落ちてるし、作戦もメチャクチャだし。」


不良C「初めは散々、『いいか、絶対にヤケになるなよ。ショウタの気持ちを潰しちゃダメなんだ』つってたくせによ」


聖二「だ、だまれだまれ!テメェらマジで黙れ‼︎」


ひとしきり笑い合う一同。


ショウタ「そうだ。ゆいの居場所を教えてくれないか」


不良A「おう、わかった。」


不良は住所をスマホに打ち込むと、ショウタに渡す。


不良A「ここに行け。」


ショウタ「スマホはいいよ。俺のがあるかr…」


不良A「お前のスマホ、ぶっ壊れてんじゃねぇか。」


ショウタ「えっ⁉︎」


慌てて探すと、ナイフが液晶を真っ二つにしていた。


ショウタ「うそだろ…?買ったばっかりなのにぃぃぃい!!!!!!」


嘆くショウタに爆笑する不良達。


聖二「そんで?いつまでに行けばいいんだ」


崩れ落ちるショウタと、ゆうや達を放っておいて、話を続ける。


不良A「あぁ、もう10分もないな。」


聖二「そうか。」


聖二は振り返ると、ショウタの首を掴む。


ショウタ「いぃっ⁉︎」


変な声を出しながら飛び上がるショウタ。


聖二「おら!時間ねぇんだろ⁉︎早く行ってこい!」


ショウタ「え?あ……お前らは…?」


聖二「そろそろ警察が事情聴取に来るぞ…ほら」


警察「あ、君たち!さっきの件についてだけど」


聖二「たゆう!」


ゆうや「りょーかーい」


ショウタの首に腕を回し、強制的に路地裏へ。


聖二「ヤンキー‼︎」


不良達「その呼び名はねぇだろ。」


3人で警察を取り囲む。


警察「なんだお前たちは!あいつらとグルか⁉︎」


不良達「そんな⁉︎」


不良達が慌てて聖二に助けを求めるが、誰もいなかった。


不良達「あいつらぁ!!」


*****


タクシーを止めて、ショウタを放り込む。


ショウタ「いたっ!ちょ、お前ら!」


ゆうや「閉めてください!」


ショウタが慌ててドアに向かうが、運転手のおっちゃんは気を利かせてしめる。


ショウタは窓を叩きながら聞く。


ショウタ「いいのかよ⁉︎」


聖二「じゃーな。さっさと行ってこいよ。」


ゆうや「これ以上手伝うとかごめんだわ。」


聖二とゆうやは、結局なんのために戦ったのか分からないまま、警察との事情聴取のため、リタイアとなる。


なのに、見返りは求めずにショウタをいかせた。


運転手のおっちゃんは気を利かせて、発進する。


後ろから追っかけてきた不良達にボッコボコにされてる聖二とゆうやが、後ろに遠ざかって行く。


ドタバタとする2人に、思わず噴き出してしまいながら、ショウタは前をむく。


運転手「お客さん。どちらまで?」


ショウタ「この住所のところに!」


運転手「わかりました。」


タクシーは速度をあげる。

この調子なら13分くらいで着くだろう。


ゆいはもう目の前だ。

3分も遅れるため、間に合わないかもしれない。

でも、それでも。


ショウタ(迷ってたあの時じゃない。絶望的なあの時じゃない!もう目の前にあるんだ。あんだけ頑張ってくれた皆の期待もかかってるんだ。絶対に助ける!)


ショウタは力強い決意をこめて、言った。


ショウタ「急いでください!」


運転手「…捕まってくださいよ?」


タクシーは速度をあげて、目的地へ疾走する。

いよいよ、次回!

最終回‼︎(多分)


ですので、修学旅行帰ってからの投稿をお楽しみにっ‼︎


修学旅行なんで、書けなくなるので、2話一気に行きました。

今の俺なら週一投稿なんざよゆーよゆー‼︎


修学旅行帰ったら、5話くらい週一いけますよ‼︎( ̄^ ̄)


………あとでまた謝りそうな気がする。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ