天邪鬼
2話連続投稿〜‼︎‼︎
わーわー!ドンドン!パフパフ‼︎
友達のiPhoneを借りてるのですよ!
久しぶりのiPhoneなので、ガンガン執筆中です!
そしてなんと!iPhoneが1週間後に手に入ります‼︎
ドンドン!パフパフ‼︎
ってことで、番外編!どうぞ‼︎
ツー、ツー、ツー。
ケータイからは依然、寂しい音が流れている…。
前回のあらすじっ!
最後の望みである不良への連絡が切れてしまったショウタ達!!
番外編もいよいよ話数が多くなっているが、いつ終わるのでしょうか!!
作者、初めは4話で終わらせるつもりだったんですよ?
****
聖二「と、とりあえずさ!えっと……その…」
聖二はこの陰鬱な空気をどうにか打破しようと試みた。
しかし、
ショウタ「…ツー、ツー、ツー?あはは、おかしいなぁこの人、ツー、ツーしか言わないや」
ショウタは切られたという現実を直視できていないし。
ゆうや「…僕のせい……⁉︎そんな、いやだって、いきなり掛かってきたし…!いや、でもちゃんと早く渡していれば…というか、僕って生きてる意味あるのかな……」
ゆうやは物凄くネガティブだし。
で、どうしようもなかった。
聖二「あー…ったく。おい!落ち着けって!まだ終わってないから!」
ショウタ「ちょ、聞こえないって!紅!お前のせいで相手の声聞こえないだろ⁉︎…え?ツー、ツー?あー、そうかもな」
聖二「戻ってこい!」
ベシッ
ショウタ「あいたっ!…はっ!おれは一体…?」
ゆうや「こうなったら僕の漆黒の炎でケータイを蘇生」
聖二「別にケータイが悪いわけじゃねぇ!」
ごすっ
ゆうや「ぐはぁっ‼︎」
聖二「いいか?お前ら、機械オンチだかなんだか知らねぇけど、ただ電話を切られただけだぞ!もっかい掛かってくるかもしれないし、上手く使えば相手のかけてきた場所とか分かるかもしれないんだ!」
ゆうや「それは…真か…?」
ショウタ「…現代にもついにドラ○もんが…‼︎‼︎」
聖二「ドラえ○んじゃねぇよ!そして、このくらい常識だ!…つっても、まぁ場所把握とかは難しいだろうけどな。とにかく、6回もコール鳴ったんだし、また掛かってくるだろうよ。」
ショウタ「そ、そうか!よかったぁ。さすがセイッジ!」
ゆうや「ホントホント、さすがスイッチ、もとい、さすがセイッジ!」
聖二「週刊少年ジャ○プネタとかやめよう!ねぇ!」
*****
10分後……
ショウタ「来ないな……」
聖二「そうだな…」
ゆうや「こいつらそろそろ起きちゃうんじゃねぇの?」
10分待っても、連絡は帰ってこなかった。
それどころか、ゆうやの言うとおり、そこらで伸びてる不良達が目覚めるのも、時間の問題だった。
まぁもちろん、不良達は、縄でぐるぐる巻にしてあるが。
ショウタ「じゃあサッサと退散しようぜ。ケータイは没収ってことで。」
聖二「あとで適当に交番にでも預ければいいしな。」
ゆうや「りょーかーい。」
場所を移動する一同。
ゆうや「ん?」
その時、ゆうやの視界に不良のポケットから飛び出てるスタンガンが飛び込む。
ゆうや「ついでにコイツも貰っとくか。」
*****
路地裏から、ケータイマップを利用して大通りにでる。
するとまもなく
プルルルル!プルルルルル!
ショウタの持っていたケータイから着信音が鳴り響いた!
聖二「しっかりやれよ、ショウタ。」
ゆうや「い、いいか。電話のコツはな、まず噛まにゃいことだぞ」
あえて何も言わず、ショウタはただ目をつむって深呼吸をする。
ショウタ(俺だって他人への電話とる耐性なんて無いんだけどなぁ…。よし!)
意を決して電話に出る。
ショウタ「もしもき?」
噛んでいた。
聖二「ブッ‼︎クククッ……」
目の前だってのに吹き出して笑っている聖二と。
ゆうや「ブフッ!クックック。」
なんとなく中二病っぽく笑っているゆうやがいた。
逆にむしろ緊張感がなくなる。
ショウタは顔を赤くしながらも、肩の力を抜いて耳を傾けていた。
電話「「おぉ!ちょうど良かった!」」
………?
なにやら声がダブっている。
ショウタは嫌な予感がしながらも返事を返す。
ショウタ「ちょうど良かったって…なにが?」
聖二「お、おい…お前……」
ゆうや「あ…あ…。」
2人はショウタの後ろを指差しながら、後ずさる。
電話「「なにって、直接話した方が簡単だからだろ!」」
バン!
ショウタ「なっ⁉︎」
バッと振り返ると、そこには黒スーツの男と、スマホで電話をしながらショウタの肩を掴むラフな格好をしてる男がいた。
ラフな格好をした男はスマホをポケットに突っ込みながら話しかける。
ラフ男「いやぁー、さっき電話が繋がらなかったからどうしようかと思ったよー!」
ニコッと愛想良く笑う男。
しかし、ショウタは何故か背筋に悪寒を感じ、ブルっとしてから
ショウタ「いやー、ははっ。すいません。」
なんとか愛想笑いを返した。
****
ここで一旦、状況整理をしよう。
話を進めながら、説明してみたけど上手く書けませんでしt
まず、この男たちは不良達と契約した人達だと思われる。
契約とは、誘拐を手伝えば金をやるというもの。
そんで、男たちはショウタたちを不良集団と勘違いしている。
ショウタ達の目的は『不良のフリして、ゆいの居場所をつきとめる』こと。
こんなもんかな。それでは本編どうぞ!
*****
後ろのスーツの男は無言を貫いている。
スーツの男は身長は2mはあろうほどの長身であり、髪は剃っていてとにかく威厳があった。
ラフな男も、別に親しみやすいわけではなく、ピアスにネックレスにタトゥーと、まさに『怖い人』という格好をしている。
ラフ男「それにしても、覚えてくれてたんだねー。お兄さんとの約束を」
ショウタ「約…束…?」
ラフ男「そうそうー。もし電話に出れなかった時は大通りに来いって言ってたでしょ?」
ショウタ「…え?」
ラフ男「え?ってお前…。まぁ運が良かったじゃないか、もし来てなかったら……路地裏にいる怪しいやつ皆殺しだったぞ☆」
シャレにならなかった。
もし、あの時外に行こうと提案しなかったら。
もし、ここじゃない何処かに行ってしまってたら。
改めて、敵対する相手の恐ろしさを実感するショウタ。
聖二「それじゃ、さっさと例の物渡してくれよ。」
固まってしまっていたショウタに変わり、聖二が言葉を交わす。
ラフ男「慌てんなって。つーか、場所なんだけど、指定した場所、ここじゃないよね?もう一個先の交差点でしょ?それについて謝罪とかないわけ?」
ショウタ「っ‼︎」
もし、じゃない。
そんな都合良く待ち合わせ場所に合うはずが無いのだ。
大通りには出ていたが、不良達との約束した場所とは離れていたのだ。
慌ててショウタが謝る。
ショウタ「すいませんでした!やつらを仕留めるのに夢中で、方向感覚が…」
ラフ男「ふん、2度とすんじゃねぇぞ。」
怒気をはらんだ恐ろしい形相で睨むラフ男。
ラフ男「それじゃ、案内してくれ。」
ころっと一転、爽やかな笑顔で話し出すラフ男。
ショウタ「…はっ?案内?」
ラフ男「そうだよ。もしかしたらテメェらが嘘ついてるって可能性があるだろが。テメェらが倒したっていう奴らのところに案内しろ。」
ショウタ「っ‼︎」
ショウタ(まずい、まずいまずい。そんなことしたら俺達がウソだってバレてしまう!くそ、スキを見つけて逃げるしか…)
ラフ男「どぉーしたのボクゥ〜?目が泳いでるよぉ〜?」
ショウタ「っ⁉︎」
気がつくと、ゼロ距離まで男が近づいていた。
お腹に硬い感触が感じられる。
銃かナイフか。または、ショウタじゃ考えつかないような凶器か。
ショウタは恐怖で足がすくむ。
ショウタ(む、無理だ。逃げるなんて、こんな怖い人から逃げるなんて絶対に…‼︎)
聖二「はいはい、ちょっとごめんよー。」
すると、いきなり聖二がショウタの肩を掴んで後ろに引く。
そして、場所を入れ替えるように前に出る聖二。
聖二「悪いな。こいつ、あんまり人と話すの苦手なんだよ。ついてきてくれ。案内する。」
ラフ男「おいおい、そんな見え透いたウソに誰が騙されるかよ。焦ってたように見えたけどなぁ。」
聖二「そりゃ焦るさ。だって俺たちは奴らを縛り付けただけ、足止めしたからもう良いかと思って放置してるんだ。もしかしたら逃げてるかもしれないって考えるだろ?」
ラフ男「……なるほど。まぁ確かに理にかなってるわな」
聖二「理にかなってるっつーか、事実だし。そういうわけだから、早く来てくれ。逃げられたらたまったもんじゃない。」
****
ゆうや「はぁー、あいつ上手に話すなぁ。」
聖二を先頭に、ラフ男、スーツ男、ショウタ、ゆうやの順で路地裏に入る一同。
ショウタ(あいつ…。)
ショウタを引く瞬間、聖二はショウタにこう耳打ちした。
聖二「落ち着け」
と。
聞こえるか聞こえないかの小さな声だったが、はっきりとショウタの耳に届いた。
ショウタ(そうだよな。別にまだ終わったわけじゃない。あいつらは不良の姿を知らないんだから、気絶してる不良を見せて、さっさと居場所を聞いて、堂々と帰ればいいんだ。)
嘘をつく、のは少し覚悟してからじゃないと苦手なショウタは、テンパっていたのだ。
上手い具合に相手を引っ張る聖二を見ながら、ショウタは少しずつ落ち着きを取り戻していた。
*****
聖二「ここだ。」
聖二がそう言った場所には、不良達が3人ぐるぐる巻で気絶していた。
3人(良かった)
心から安堵するショウタ、聖二、ゆうや。
ラフ男「よぉーし、よくやった。ちゃんと上手く捕まえてんじゃん。」
そう言いながら、ラフ男は不良達に近づく。
そして、
バキッ‼︎
ショウタ「⁉︎」
す巻きにされてる不良達を思いっきり蹴り飛ばすラフ男。
聖二「なにをっ…⁉︎」
ラフ男「あー、だってもしかしたら、こいつらが不良かもしんねぇだろ?テメェら、全然不良って感じしねぇし、かと言ってビビりあがるゴミでもねぇ。ちゃっかし頭のキレるやつもいるし、何にも喋らねぇやつもいる。こんな悪いことしてる奴にしては、目が腐ってないしな。」
ゆうやは思わず身構えようとする。
が、ショウタがゆうやの手を掴み、それを止める。
ゆうや(だってこいつら…‼︎)
ゆうやが信じられないというようにショウタを見る。
ショウタはただ真顔で「あいつを信じてみよう」と口パクで伝えた。
なんとか伝わったようで、ゆうやは緊張を解いた。
聖二「……そうだな。確かに、その方が手っ取り早い。」
そういうと、聖二はそれを止めなかった。
****
聖二の狙いはこうだ。
ここで、下手に止めるのは逆効果だ。
「そんなことして、相手が不良だって嘘をついたらどうする」
こう止めることも可能だが、まずそんな不確定な要素じゃコイツらは止まらない。
下手に止めたせいで、なおさら怪しく思われるだろう。
ここでしなくちゃいけないことは、不良が何を言ってもウソに仕立てあげる雰囲気をつくることだ。
どうせ止めても止まらないのだ。あえて乗っかり、嘘を完璧につく。
"嘘"を一つ言ってもいつかバレる。
"嘘"をつくなら、最後まで突き通さなくてはならない。
墓場までその演技をやりきってしまえば、それは"本当"になる。
要するに、「コイツらが嘘をつくかもしれない」ではなく「なにコイツら嘘ついてんの」と、完全に不良達になりきることが目的である。
そこまでショウタは推理して、しかし一つ問題点が浮かんだ。
ショウタ(でも、これじゃ下手すると…。いや、かと言って他に手はないか…)
咄嗟にウソをつくのが苦手なショウタは、落ち着いて、状況を一つ一つ分析する。
聖二の嘘を主軸に、周りを固めるため。
そして聖二が折れた時、突破口を開くため。
*****
不良「…や、やめてくれ。グハッ」
ラフ男「あー?目ぇ覚めたの?」
目を覚ました不良達を一発蹴ってから、そんなことを言うラフ男。
不良「あ、あんた誰だよ⁉︎サツか‼︎」
ラフ男「んなわけねぇだろがボケ」
もう一度蹴るラフ男。
ラフ男「お前らは誘拐を手伝ってくれた不良さんたちですかー?」
子どもに話しかけるように、バカにした感じで、そう話すラフ男。
不良「その声は…‼︎あぁそうだよ!俺たちが仲間だ!そいつらを足止めしてて…‼︎」
不良達は救出されるチャンスを見つけたとばかりに、食いついた。
聖二(チッ、めんどくさいことになってきた。)
勝手に警戒して、本当のことを言わなければ良かったのに。
そう思っていた聖二は心の中で舌打ちをする。
ラフ男「ふーん。だってよ?俺はコイツらの方が本当っぽいけどなぁ。不良って感じだし、アホっぽいしな。」
聖二「なにいってやがる。どう考えたって苦しい言い訳しやがって。いくら助かりたいからって往生際が悪いんだよ‼︎」
不良達を罵倒する聖二。
不良「ぐっ…テメェ…。」
不良「ちょーしのってんじゃねぇぞ‼︎」
聖二「なんだよ、文句あるのか⁉︎」
ラフ男「ふーん。ぶっちゃけさぁー?どうでもいいわけよ。」
聖二(はっ?)
ラフ男「ぶっちゃけさ、お前らにお金とかやりたくねぇし、めんどくさいし、時間ないし。」
聖二(ま、マズイこの流れは……!‼︎)
ラフ男「もし、元気な方が本当なら、電話出なかった罰ってことで。捕まってるマヌケが本当なら、失敗した罰ってことで。」
聖二「ま、待ってくれ!今、俺らの潔白を証明…」
ラフ男「死んでみる?」
ガチャ。
聖二&不良「〜〜〜‼︎‼︎‼︎」
ラフ男は拳銃を取り出した。
ラフ男「どうしよっかなー。6発あるからぁ、ちょうどいいなぁおい!先に元気な方殺すかぁ。んで、縛られた方はジワジワと……。」
聖二は突きつけられてる銃に、身動きできず。
そのまま引き金に力が込められる。
聖二(ちくしょう…。こんな所で…。せめてあいつらだけでもなんとか逃がす方法を)
と聖二がそこまで考えた所で
ショウタ「待てよ。」
ラフ男「…あ〜?」
ラフ男の後ろから声をかける少年が1人。
聖二(バカやろ…俺に構うなよ!もうウソは無意味なんだ!この状況でなにを…)
ショウタの口が動く。
あ・と・は・ま・か・せ・ろ
「あとは任せろ」
ラフ男は後ろを向いているのでショウタの口パクには気づかない。
ショウタ「今、撃つのはやめといたがいいぜ?」
2人とも、ショウタの個人的な望みのために立ち向かってくれた。
ショウタが間違った方向に進もうとしたのを止めてくれて、そして俺たちに頼れと言ってくれたゆうや。
ウソが苦手なショウタのために、進んで危ない役を行ってくれた聖二。
そして、今度はーーーーー
to be continued
もしもき?
はですね、普通に打ち間違えたんですよ(笑)
もしもしって書こうとして、もしもきになって。
面白くね?ってね(笑)
はい、それだけです。
さー、連続投稿ですよ(*^^*)
次へどうぞ!