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ミス・スタート・ストーリー  作者: モッチー!
2章 コロシアム
21/41

21話 無能力者の戦い

いやー。我ながら驚きますねぇ。

近頃の更新速度。


文章が長すぎるという点も改善できてますし。

内容も作者的には満足ですし。

多分、何度も読んだのでわかりやすい説明のはず…ですし。


ついに作者としての時代がきましたね!


べ、べつにテスト前じゃないんだからねっ!

毎度毎度、テスト期間中に更新速度が上がると思ったら大間違いなんだからねっ!

はい、テスト期間です。


前回のあらすじ‼


珍しく短い話だった20話!

せっかくの節目なのに、長くせず逆に短いとはなにごとか!!!!!


ショウタ「知らねぇよ。」


ショウタ「いや、確かにあらかた皆あらすじ書いたけどさ……作者ってなによ。」


え?


ショウタ「なんで主人公が作者にツッコミ入れなきゃなんねぇんだ!悲しすぎるだろ⁉」


だってたまには小説にでたいもん。


ショウタ「知るかよ!つか、全部でてんだろ⁉地の文としてよ!」


新しくキャラ考えよっかな……作者とか。


ショウタ「作者⁉」


そう。作者の機嫌をよくすると物語はハッピーエンドに。

気を悪くすると…?


ショウタ「サイッテーのクズだな!」


あー、機嫌損ねた。あーあ。

ショウタ、この話で死亡。


ショウタ「なんてこと書きやがる!主人公いなくなってどうすんだよ‼」


でもこのごろ主人公死ぬ物語多いよね……。


ショウタ「いや……あれ?作者さん?ジョーダンですよね?ジョーダンなんですよね⁉」


それでは始まります!


ショウタ「い、いやぁぁぁぁぁぁ。」


********


〜前回までのミススト〜


異世界に召喚されちゃったショウタは、見知らぬ地へ飛ばされる。

ファンタジーな世界にときめいていると、悪いやつに捕まり奴隷になる。

奴隷は予選、トーナメントで戦い、1位になれば自由を賭けて騎士と戦える。


色んな経験をクリアして、ショウタ、ファナ、サヤカは優勝する。

が、主催者の思惑でショウタは殺されかける。


なんとかファナ達に救出してもらい、ショウタは奴隷解放。

ファナ達は主催者の能力『幻視騒霊(ドッペルゲンガー)』を抑える。

それぞれの目的にむけ、戦いを続けている。


ショウタは、2つある闘技場のうち、騒動が起こってる方で奴隷を解放。


もう一つの闘技場は、ショウタが勝ち抜いた奴隷達がいる。

思い入れも強く、自然と力が入る。

いざ、奴隷解放へ!


って感じです。


*****


ショウタ「マノ!大丈夫?」


マノ「はい!大丈夫ですよ!」


ショウタとマノは、闘技場と闘技場を繋ぐ廊下を走っていた。


マノ「さっきの奴隷達は、簡単に解放できましたね。」


先ほどの闘技場は全くのもぬけの空で、いともたやすく奴隷を救出することができた。


ショウタ「多分、この大騒動に駆り出されて、見張りどころじゃないんだろ。」


マノ「それなら、今が奴隷解放のまたとないチャンスってことですね。」


ショウタ「あー、うん。」


そんなマノの問いかけに、ショウタは歯切れの悪い返事をする。


マノ「ん?どうしたんですか?ショウタさん。」


ショウタ「え?あぁ、大したことじゃないんだけどさ…。」


完全に忘れてた話題について、遅いと知りつつショウタは尋ねる。


ショウタ「マノはいくつなの?」


マノ「え?…17ですけど?」


ショウタ「年上ぇ⁉︎」

ショウタ14歳


マノ「えぇ、そうなりますね。」


ショウタ「なんか、敬語使ってなくてすいません!」


マノ「いえいえ!むしろ敬語なんて今更困ります‼︎」


ショウタ「いや、そんなこと言われてもさすがに…」


マノ「いや、本気で嫌なので、やめてください」


本気で嫌そうにするマノ。


ショウタ「う………。わかった。敬語はやめときま…やめとくよ。」


ショウタ(それにしたって…年上かぁ…。言っちゃなんだけど…小さいな。)


マノは少しサヤカよりも高いくらいの身長で、別に日本人なら年相応より少し低い程度なのだが…高めのショウタと比べると、低い。


ちなみに髪はピンクのポニーテールで、首ぐらいまでの長さだ。


ショウタ「あ、マノも敬語やめていいよ」


マノ「いや、私は敬語慣れてるので!こっちのが楽です。」


ショウタ「そう…?ならいいんだけど。…と、そろそろ着くよ!」


そうこうしてる間に、闘技場へと着いた。

(以下ここの闘技場を闘技場Bとする)


*****


〜闘技場Bの構図説明〜

上から見て、下が闘技場AとBをつなぐ廊下です。

その上に円形の闘技場があって、その円はずっと牢屋。

その円の上に行くと、中央に向けての廊下があって、そこに鍵がある。

わかりづらいかなぁ。

ハートみたいな感じ。

上から中央に凹む感じ。

凹むって漢字みたいに。


*****


闘技場Bに着いた2人。


ショウタ「よし、開けるぞ。」


早くも開けようとするショウタ。


マノ「いや待ってください!」


ピタッ


鍵を差し込む寸前で止まるショウタ。


ショウタ「なに?」


マノ「その鍵は闘技場Aの鍵なんで、Bでは適応されません!」


ショウタ「げ。そうなの?」


マノ「しかも違う鍵なんか刺しちゃったら、警報が作動して…」


ショウタ「あ、あっぶねぇぇ‼︎助かったよ!ありがとう!マノ‼︎」


マノ「べ、別に…教えただけですよ…?」


照れながら俯くマノ。


マノ「あ、鍵は北の方にあります。こっちです!」


マノは早口でそう言うと、一目散に駆けて行った。


ショウタ「え?あ、ちょ、待って!」


慌ててショウタも追いかける。


*****


右から北へあがってます。


*****


マノ「ここを曲がった先に鍵が掛けられています!」


ショウタ「そうか。はぁ、はぁ、ふぅ。」


マノは案外足が速く、曲がり角でショウタの到着を待っていた。


何気に長い距離を走ったショウタは息を整えながら、


ショウタ「そんじゃ、どうせ誰もいないだろうし。」


と、躊躇もへったくれも無く角を曲がる。


すると…


?「だ、誰だ⁉︎」


ショウタ「え?」


前方の奥には柱があった。

そこに鍵が掛けられている、それは確かである。


しかし…そこに辿り着く前に5人ほど同じ格好をした者が…


?「侵入者だな!」


ショウタ「はっ‼︎」


などと、呑気に状況整理をしていると、まくしたてるように叫んできた見張りの声が響いた。


ショウタ(マズイ⁉︎)


ショウタは慌てて回れ右をする。

安心しきって、コッチへ曲がりかけているマノを押して角を曲がる。


マノ「ひゃっ‼︎」


直後。


ドン‼︎パラパラ…


ショウタを寸前で横切って、壁に向かって炎の玉が直撃した!

大きさ的には、一回戦の魔法使いレベルの炎だった。


ショウタ(レベルは2〜3ってとこか。って分析してる場合じゃねぇ‼︎)


男「おい逃げたぞ!追っかけろ!俺は応援を呼ぶ!」


ショウタ(応援⁉︎ふざけんじゃねえぞ!)


ショウタはマノを庇う体制から起き上がり、マノを起こすと慌てて走りだす。


ショウタ(つーか、どういうことだよ⁉︎向こうの大騒動でコッチは駆り出されてんじゃねぇのかよ⁉︎)


闘技場Aで、この奴隷制度を覆すような事件が起こってるにも関わらず、闘技場Bの見張りは見張り続けていた。

まるで、“平常通り”のように。


マノ「も、もしかしたらですけど」


マノが頬を紅潮させながら分析する。


マノ「緊急の防衛シールドを展開してるのかもしれません。」


ショウタ「緊急の防衛シールド?」


チラッと窓のようなものから、闘技場Aを見るショウタ。


ショウタ「なんだこれ⁉︎」


そこには、前回のシールド(ショウタvsユウト戦)とは比べものにならないほど大きいシールドが、闘技場A全体を囲んでいた。


マノ「これは、外からも内からも電波や音など、全てを遮断するシールドです。」


ショウタ「でも、俺たちはここに来れてるぞ?」


マノ「あの廊下だけは例外なのです。完全に絶ってしまいますと、困りますので。」


ショウタ「な、なるほど…。」


ショウタ(ってことは、外はそんなに慌ててない…?むしろ、俺達の不用意な行動で事を大きくした…?)


ショウタは顔を青くする。

が、すぐに頭を振って


ショウタ(いや!どうせここの奴隷も解放するつもりだったんだ!今さら何も怖がる必要なんてない!というか、手遅れなんだからサッサと頭を切り替えろ!俺!)


自分を奮い立たせると、ショウタはマノに話しかける。


ショウタ「えっと、マノはどんな能力を持ってるんだ?」


マノは走りながら、少し気恥ずかしそうに話し出す。


マノ「すいません、戦闘には使えないんです…。『SOS受信』と言って、誰かしらの『助けて』を聞くことができるんです。距離に制限はありません。」


ショウタ「う…。」


確かに素晴らしい能力ではあるが、この状況打破には使えない。

なにしろ、助けを求めているのは他でもない、自分たちなのだ。


ショウタ(ちくしょう、俺が1番戦闘力マシなのか…。く〜、逃げるだけならまだしも、マノを庇わなきゃいけないからなぁ〜…)


ショウタはいままで、自分より強い人が仲間にいる状態でしか戦ってないため、自分しか頼れないというのは初めてであった。


と、そこに。


女「見つけたわよ!観念なさい‼︎」


走っている前方からも、見張りが!


ショウタ「げぇっ!挟み撃ちかよ⁉︎」


後ろからは足音が聞こえている。

多分、3人。


ショウタ(確か…あそこに居たのは5人。1人は電話してるみたいだから…追っ手は4人。そんで、前には女の人1人で、足音は他にない。…前方を強行突破だ‼︎)


ショウタは自身の脳をフル稼働させてそう結論づける。


ショウタ「マノ!今から一瞬時間を稼ぐ!合図したら前に突っ走れ‼︎」


マノ「え?えぇ⁉︎」


戸惑うマノを尻目にショウタは突進する!


女「な、えぇ⁉︎」


完全に追い詰めたと油断していた女は、一瞬慌てる。

ゼロスピードからのダッシュなので、早くは無いが…それでも、その隙で充分だった。


ショウタ「十字架!棍棒になれ!」


十字架「久しぶりの登場ですね…。はい!」


ショウタの首にかかってるネックレスが光りだし…ショウタが手に掴むと同時に棍棒になる。


ショウタ「うらぁ!」


ショウタは右から左に棍棒をふる!

首に向けて。


女「がっ⁉︎」


思いきりではないが、強めの棍棒が首にヒット!


女は思わずバランスを崩して、よたよたとよろめく。


ショウタ「今だ!」


ショウタが振り向きつつ合図すると、マノがショウタの横をすり抜ける。


ショウタ(よし、あとは俺がこいつらを…ん?)


ショウタは大事なことを見落としていた。


ショウタ(追っ手は4人。鍵のところにいたのは5人…。)


マノは…いや、"ショウタよりも足が速い"マノはとうにショウタを抜いている。


ショウタ「あと1人いたんだった‼︎」


ショウタはもう一度回れ右をすると、マノを追いかけた。


追っ手「待ちやがれぇ‼︎」


4人が一様に叫ぶ。


男2人が炎と風の魔法を重ねて放った!


ショウタ「うぉわぁ⁉︎」


ショウタはギリギリ発射後の弾を見て、慌てて斜め前に転がる。


チュドーン!


ショウタの真上を通り、前方の廊下にその魔法は衝突する。


ショウタ(威力はもはやレベル3〜4⁉︎シャレになんねえぞ!)


ショウタは慌てて立ち上がる。

すると、


女1「やぁぁぁぁ!」


女2「はぁぁぁぁ‼︎」


女の追っ手が、剣と素手で飛びかかってきた。


ショウタ「うわぁぁぁ‼︎」


ショウタは崩れた姿勢でなにもできず、棍棒を前に突き出した!


十字架「やれやれ。」


すると、十字架が光り、形状が変化した!


ガキン!


ショウタ「……へっ?」


目を開くとショウタの棍棒は、3つ又の(トライデントスピア)の短い版のようなものに変化しており、2方向からの攻撃を受け止めていた。


十字架「はやく!今のうちにマノさんを!」


ショウタ「あ、あぁ‼︎」


ショウタは慌てて立ち上がると、槍を持ち、一目散に駆け出した!


*****


ショウタ「十字架…ありがとな。」


十字架「いえいえ。というか、そろそろ名前くらいつけて下さっても…。」


マノ「きゃーーー‼︎」


ショウタ「っ⁉︎」


ショウタ(だぁー!もう、次から次へと!まださっきの十字架のファインプレーの仕組みを聞いてなかったのに!)


十字架「ショウタ‼︎」


ショウタ「あぁ…わかってる。今行くぞ!」


*****


説明


今のショウタは、ただの知的好奇心ではなく、十字架を上手く使えるヒントがあるかもしれないと思い、聞きたかったのです。


追っ手は男2人、女2人です。

あえて魔法使いと近接系を逆にしてみました。

ショウタ困るだろうなぁって。


*****


ショウタがマノに追いつくと、マノは尻もちをついていた。

そして、目の前には男が短剣を振りかぶっていた!


ショウタ「やばい‼︎」


ショウタは頭を回転させるが全く間に合いそうにない!


ショウタ「頼む!」


名詞も動詞もあったもんじゃないが、ショウタは叫びながら十字架を前にかざす。


十字架「ふぅ。」


時間がないので、十字架もなにも言わず変形する。

そして、


振り下ろす二の腕にちょうど当たるような長さの棍になる。


ガン!カランカラン。


男「あぁ⁉︎」


振り下ろす軌道上にあった棍に当たり、短剣を落とす男。


ショウタ「っ‼︎」


その間にショウタは男に追いつき、タックルした!


男「ぐはぁっ⁉︎」


男は短剣も拾えず、1メートルほど転がる。


ショウタ「はぁ、はぁ。大丈夫か⁉︎」


マノ「しょ、ショウタさ〜ん‼︎」


涙目になってショウタに飛びつくマノ。


ショウタ「わわわ!」


ショウタは顔を赤くしながらも、慌てて引き剥がす。


ショウタ「マノ聞いてくれ。俺がこいつらまとめて相手してる間に、マノは鍵で奴隷を出してやってくれ。」


マノ「全部相手にする⁉︎む、むりですよ!私も手伝いますから…」


ショウタ「だからお願いしてんだ!マノ1人の戦力が手に入るより、マノ含めた奴隷達が来てくれた方が良いに決まってるだろ!」


マノ「あ…。」


マノは混乱していた頭を、クールダウンさせる。


マノ「そうですね。わかりました!待っててください‼︎」


マノは立ち上がると、ショウタとは反対方向へ向かって走り出す!


魔法使い「いかせるかよ!」


炎の弾をマノに向けて放つ追っ手!


ショウタ「うらぁぁあ‼︎」


ショウタは棍を振り下ろす!


十字架が気をきかせて、炎に強い素材の剣に変形する。


バスン!


ショウタの剣が炎を受け止め、地面に叩きつける。


ショウタの面前には、5人の能力者たちが揃ってショウタに対峙していた。


無能力者は叫ぶ。


ショウタ「こっから先に進みたいなら、俺を倒してからだ‼︎」


誰も助けは来ない。完全に不利なギャラリー無しの試合(せんとう)が始まる。




ふぅー。

1時間ちょいで書いたので、もしかしたら誤字脱字あるかもです。


でも、前書きで書いてたように、何度も読み直したので、きっと無い…はず!


次回はショウタ君が奮闘しますよぉー!

今回で読者のみなさんも、十字架ネックレスの有効的な使い方がわかったんじゃないでしょうか?

伏線ですからね。ふっふっふ。


そんじゃ、勉強しすぎで頭痛い!

おやすみなさいです。


あぁ、そうそう。

今度妹に挿絵描いてもらいます

わーわー、どんどん、パフパフ。


詳しくは載せる時に説明します。

おやすみなさい。





マジ可愛いサヤカができあがっとります

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