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ミス・スタート・ストーリー  作者: モッチー!
2章 コロシアム
20/41

20話 たくさんのヒーロー達

はい。ついに20話行きました!

ドンドンパフパフ‼


なぜかね、テスト期間になると更新速度があがるふざけた小説ですが!

なんか、投稿した日って検索履歴がすごいあがるんですよね。


あれってなんでなのでしょう…?


あ、20話にも関わらず短いです。

今回は書きたい事が短く終わったので、短いです。


むしろ、次からが長いから、ここで切るしかなかったって感じかもです。


でも次も多分短いです。

その次が長作になると思います。


これからもなにとぞよろしくお願いします!

前回のあらすじ!


あえなく、触手に捕まってしまったショウタ!

そしてそのまま、あれやこれやと……‼


ショウタ「おいこら」


ユウト「っ!!!!」


ショウタ「ついに『前回のあらすじ』にまで入ってきやがったなテメェ!!!!」


ユウト「ナンノコトヤラー」


ショウタ「わかりやすい棒読みしてんじゃねぇ!」


ユウト「それでは始まります!」


ショウタ「無視すんなやこらぁぁぁ」


それでは始まります‼


******


バン!ガチャ

バン!ガチャ


ショウタとマノは、ユウトから貰った鍵で次々に檻を開けていた。


ショウタが前を走り檻を開け、マノが後ろから奴隷に「逃げてください」と説明をする。

この流れを、長い長い廊下で繰り返していた。


ショウタ「くっそ……この廊下どこまで続くんだよ……」


マノ「もうちょっとで、終わるんじゃ、ないでんですか?はぁ、はぁ」


奴隷の閉じ込められている廊下は非常に長かった。


20話目でようやくだが、このコロシアムの説明をしようと思う。


闘技場は全部で2つ。

基本的にブロックで別れているため、決勝までもう一つの闘技場に行く事はない。


闘技場を取り囲むように、観客席があり、それをまた取り囲むように長い長い廊下があり、その廊下の左右に檻がずっと並んで付いてある。


その中に負けた奴隷がいるのだ。


その外は基本的に、選手の控室や街がある。

奴隷達はコロシアム期間中なら、特別なリングをつけて外に行っても良いため、DVDやら服やらを買える。


ショウタ達は、その長い長い廊下をずっと走っているのだ。


ショウタ「そういや、もう一個あるんだっけ…?」


マノ「はい、闘技場がもう一個あるので、そこに、あり…ます……はぁ、はぁ。」


今説明した構造が、少し離れた所にもう一つある。


闘技場と闘技場の間に街はない。

控え室とかで繋がっている。


ショウタ「奴隷はちゃんと逃げてる⁉」


マノ「はい!ちゃんと逃げてますよ‼」


奴隷達は困惑しながらも、せっかくの脱出チャンスを逃してなるものかと、一目散に逃げ出していた。


ショウタ「よし……これでいいんだ。皆、無事に逃げ切ってくれよ……」


マノ「あ!もう終わるみたいですよ!」


ふと前を見ると、最初に開けた檻が見えてきた。


ショウタ「よし!次はもう一個の闘技場だ‼」


ショウタ達はその廊下から出て、次の廊下にむかった。


*****


ファナ「はっ!てぁ!デリャァァァァ!!!!」


サヤカ「ファイヤー!くっ……バリア!」


一方その頃、ファナとサヤカ達は大量のドッペルゲンガーを相手に戦っていた。


サヤカ「大丈夫ですか⁉ファナ!」


ファナ「うん!ありがとう助かったよ‼」


ファナもサヤカも、比較的元気で、味方を気遣えるほどの余裕は持っていた。


本来ならば、闘技場を埋め尽くすドッペルゲンガーに、疲労困憊でしゃべる暇もないのが普通なのに。


なぜ、まだこんなに余裕があるのかと言うと


ファナ「でもホント、リュンがいてくれて助かったね!」


サヤカ「そうですね。半分をリュンさんが相手してくれなかったら、私たちやられてたでしょうね。」


リュンが闘技場に蠢くドッペルゲンガー達の、なんと半分も引き受けているからだ!


リュンは武器を使っておらず、たまに相手の武器を奪って振るってはいるが、ほとんど無手で戦っている。


動きはすばやく、威力は高く。

闘技場の半分を埋め尽くすドッペルゲンガーに全く劣っていなかった。


ちなみに能力は

【戦い手】【悟】【レベル4】


戦い手とは、その名の通り戦いのエキスパートで、銃や大砲などの対決には効果が無いが、剣や素手、棍などの直接攻撃による戦闘の時、恐ろしい効果を発揮する。

特に乱戦の時。


敵の人数が増え、難易度が上がれば上がるほど、それにあわせて運動能力もあがる。


運動神経だけでなく、反射神経、力、スピード、動体視力、勘など、全てにおいてあがるのだ。


そのため、ファナと同レベルにしてここまでの力の差をつけている。


これは別にリュンがすごいのではなく、能力の種類として、剣の扱いに長けてる者と、戦いに長けている者の違いである。


ファナは剣を持てば、邪魔な岩なども粉砕できる。

それに対してリュンは、それが戦闘中で無い限り、一般の人と同じ動きしかできない。


しかし、こと戦闘においては、リュンはファナを大きく凌駕するのだ。


ちなみに、顔はイケメン。


リュン「ファナ、サヤカ!大丈夫かい?きつくなったらもっと敵を回していいからね!」


ファナ「あ、うん!わかったありがとう!」


サヤカ「無理しないでくださいね‼」


しかも、気配りもできるという完璧なイケメンだった。


サヤカ「リュンさん、ホントにすごいですね!強いですし、優しいですしね!」


ファナ「うん!そうだね‼……ショウタもああいう能力だったら良かっただろうにね。」


サヤカ「そうですね……。ショウタ単体だと…無能力者ですもんね……」


*****


ショウタ「へっくしょん‼」


マノ「だ、大丈夫ですか⁉」


ショウタ「あぁ。大丈夫大丈夫。ふぅ、どうしたんだろう?」


イケメンでもなく強くも無いショウタは、それでも奴隷を助けるべく、奔走していた。


ショウタ「それにしても、こんなに警備薄いのか⁉もっと苦戦すると思ってたのに!」


マノ「えぇ。本来ならば、この闘技場に入りきらないほどの援軍がやってきて、完全に取り囲む計画のようだったのですが……。なぜか居ませんね…」


ショウタ「うげ……もし来てたらヤバイなんてレベルじゃなかったな……。なんだか知らないけど、運が良かったな!」


そんな会話をしながら、ショウタ達はようやく2個目の闘技場に着いた。


******


主催者「ええい、まだドッペルゲンガー達は苦戦しているのか‼チッ、リュンが邪魔だな……。まぁいい、こいつらは時間が経てば消耗して、いずれ勝てるだろう。」


主催者「それよりも、援軍はどうしたのだ!せっかくコロシアム2個分ほどの騎士を呼び寄せたというのn…」


プルルルルル、プルルルルル。


主催者が1人で愚痴をこぼしていると、携帯が鳴った。


主催者「あぁ⁉なんだ!」


出ると、援軍の兵からだった。


兵士「ほ、報告します!我が援軍部隊は急に現れた謎の男に攻撃され、ヒッ……ぎゃぁぁぁぁぁ」


プツ……ツー…ツー…


出たのは良いが、ほとんどなにも聞けずにきれてしまった。

どうやら、何者かに襲われているらしい。


主催者「なんなのだ…⁉くそ、もう一度掛け直し…」


プルルルルル。プルルルルル。


かけ直そうとすると、もう一度携帯が鳴った。


主催者「もしもし!どうなっている!状況を教えろ!」


兵士2「はっ!先ほど急に謎の男が現『ちっくしょうマリ姉にハメられたぁぁぁぁ』れており、なにやら錯乱し『こんな人数相手に勝てるかぁぁぁ!!!!!クソッタレこうなったらヤケだぁぁぁ』た様子で我々を、こっちにきた⁉ぎゃ…ぎゃぁぁぁぁ…………ザーザーザー」


プツ……ツー…ツー…


雑音が混ざっており、よく聞き取れなかったが、どうやらこちらに来ることは絶望的らしい。


主催者「なんなのだ……一体……。それにしても何処かで聞いた声だったが…?」




テレビの特撮でも、歴史的偉人の話でも。

ヒーローの物語は、表舞台に立つ英雄ヒーローと、

その英雄が英雄たらしめることをするための条件を整えてくれる脇役ヒーローとで構成されている。


誰に視点を置くかで、立ち位置というのは全く変わるものなのです。




******


遠い遠い吹雪のある支部にて。


記者A「くそ……。こんなところに閉じ込められるなんて……」


記者B「コロシアムの裏事情をようやく知ったというのに……」


テレビの記者や新聞記者は、深くコロシアムについて立ち入ってしまったために、全員がここに閉じ込められていた。


遠くから声が聞こえる。


兵士「な、なんだ貴様は!今からこいつらを処刑するから、邪魔だと言って……ぎゃぁぁぁぁぁ」


記者C「なんだ…?なにか外が騒がしいぞ?」


???「うるさいわねぇ。…ちゃんを騙し取って……けに来たのだから、引き立て…はさっさとくたばっ……ちょうだい。」


記者D「なんだ?なにが起きてるんだ?」


外で起きている騒音は、どんどん近づいて来る。


???「ようやく着いたわ、ほら、早く出て来なさいな。」


その襲撃者はムチで檻をいとも容易く破壊した。


記者A「あな……たは……?」


すぐ近くにいるのに、吹雪のせいで、まともに顔が見えない。


記者E「やった!これで外にでられる‼早くみんなに不正を伝えるぞ‼」


記者F「でも……せっかく見つけた証拠は全て取られてしまったし……」


記者G「金にもなんねぇことを調べてたら捕まるなんてよ。ついてないな…。」


記者J「大体、また首突っ込んで怖い思いしてもあれだしな。ここは大人しく…」


???「否定はしないわ。ただ……これをご覧なさい。」


襲撃者が投げて来た手鏡を見ると、なにやらドッペルゲンガー相手に立ち回る少女達と、奴隷解放に走り回る少年。そして大群に1人で突っ込む少年が映っていた。


???「この子達はバカよ。ホントにバカ。後のことなんて考えてなんか無いし、目の前のことしか見えてない。正しいことを正しいからってだけで平気で身を投げ出しちゃう子なのよ。」


???「大人達が見過ごしている中でもね?」


記者F「…………」


記者G「うっ…………」


記者J「じゃあどうしろって言うんだ!俺たちはあんな風に戦うことはできない‼皆が皆立ち上がれると思ったら…!!!!!」


???「別にここまでやれって言ってるんじゃないのよ。でも、大人は大人なりの…もっと言えば記者は記者なりの戦いがあるんじゃないの?あなた達も最初はもっと純粋な気持ちで記者になったんでしょ?」


記者A「俺は……テレビに憧れたんだ。立場の弱い人たちが、目上の人に脅されてる人たちが困っている時。ジャーナリスト達が世間の人たちと協力して、悪を暴いて行く。そんなのに憧れて入ったんだ。」


記者M「俺も…間違ってない人を間違ってないって認めるために、記者になったんだ。」


「俺も」「俺もだ。」


記者達の中で、どんどん広まって行く。

鏡の中の脇役ヒーロー達の動きに、記者ヒーロー達は動き出す。


記者P「……よし、コロシアムに行こう。」


記者H「なにいってるの⁉ここからコロシアムまでどんだけ距離があると……」


記者B「そんなものは、どうにかなる。俺たちは大人だからな!お金もたくさんある!」


記者C「幸い、証拠や情報以外はなにも盗られてないしな!」


記者D「この時間で行ったら、多分この電車がいいだろう。これなら魔法結界を通るから2時間でコロシアムに着く。」


記者E「そうだな…。だったらこの駅が一番近い…」


記者I「それなら、俺の能力を使えば……」


???「ふぅ。後は放っておいても大丈夫でしょう。大人も言えば立ち上がる大人なら良いのよね。……言っても立ち上がらない大人は少なくないもの。…さて、騙しちゃったあの子を助けに行ってあげましょうかね!全く、世話のかかる子なんだから……」


その子の目の前で言ったら「誰のせいだ誰の!」と言われそうなセリフを残しつつ、その襲撃者は吹雪に消えた。


******


ショウタ「よし。ようやく着いたな!俺のブロックに。」


ショウタ達はBブロックの優勝者である。

Aブロックの優勝者はユウト達だが、先ほどからファナ達が戦っているのは、Aブロックの闘技場だ。


つまり、さっきショウタ達が助けたのは、全く知らない奴隷たちだったのだ。


しかし、この2個目の闘技場はショウタ達が全試合を戦ったところ。

この檻にいるのは、以前戦った人ばかりなのだ。


自然と、気合いが入る。

笑みがこぼれる。


ショウタ「待っててくれよ、皆。すぐに助けてやるからな‼」


マノ「それではショウタさん!行きましょう!」


ショウタ「あぁ!」


ショウタ達は再び檻のある廊下に突入した。


続く!!!







ふぅ。楽しかったです!

読んでくれた方も楽しんでいただけたら幸いです‼


友達がいっぱいお気に入りユーザーとか作っててですね。


まぁ、自分は他の人の小説あんまり読んでないから、居なくて当たり前なんですけど。


あ、でもコメントして頂いた方の小説は、どれか1つ以上は必ず見させてもらってます!


コメントのほとんどは未登録者さんですけどね(笑)


それで友達のに対して、素直に賞賛したい気持ちもあるんですけど、ぶっちゃけ羨ましくて、嫉妬してて。

落ち込んでました(^^;;


だけど、自分の小説のPVとか、コメントとか見たら元気でました(^ ^)


コメントされなくても、見てくれてる人はいるみたいですし!

かく言う私も、小学生の頃はこのサイトに登録する方法が分からず、マイナーな小説をコメントできないけどすっごく更新楽しみにしていた1読者でしたので!


もしかしたら、奇跡的に、そんな人がいるかもしれません。

だから、これからも更新頑張りたいと思います(^ ^)


ホント、こんな不定期で長すぎる文章なのに、いつも読んでくれてありがとうございます‼

pvで感動してますので、いやモチロンコメント欲しいですけど‼


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