2話 どうしてこうなった!?
毎日更新する。という決意を早くも断念しそうだった作者です
いきなりだけど
俺の名前は「八橋 翔太」[やつはし][しょうた]って言います‼
……別にね?作者が
「ヤベェ!主人公の名前書いてねぇ!!」って慌てて2話目で名前をくいこませた訳じゃないよ?
ちょっと気分的に名前を言いたくなったんだ……
まぁ、それは置いといて
今俺は、奴隷達を戦わせるコロシアムに来ている……なぜか選手として……
おかしいなぁ、さっきまで草原に居たはずなのに………
(…どうしてこうなったんだぁ!!)と、声をおし殺して俺は思っていた…
~さかのぼること1時間前~
叫んでもしょうがないので、とりあえず町に向かった俺は、1人考えていた
(まず、ここはどこなんだ?)
(もしかしたら、ホントにファンタジー世界に?
…イヤイヤ、無い無いさすがにそれは無い)
(どうせ、北海道の草原かなにかだよ。ってかむしろそうであってほしい)
と、ポジティブにあくまで平静を保って願ってた俺の願いは、町に着いた瞬間、とあるツンツン頭の主人公が幻想をぶっ壊す感じで粉々に砕け散った。
「なんだよ、これ…!」と思わず声を出してしまうほど、その町は地球の町とは違っていた
人々はいかにもファンタジックな色とりどりの服を着ており、家や店なども現在の日本では見たことも無くて、とてもキレイだった
(…あー、なるほどね、俺はどっかの外国に居るんだ、そうだよ、多分ヨーロッパ的な所に)
と、未だに諦めずに否定していた俺は一瞬で崩れ落ちた
(ひ、人が…空を飛んでる!?!?!?)
大人数ではないが、数人が完全に空を飛んでいる。
注意して周りをみわたすと、手から火を出したり物を宙に浮かしている人も居た。
(嘘…だろ!?マジでファンタジーの世界に来ちまったのか!?俺は!)
完全に希望を失い、絶望に陥る……かと思いきや、そこはまだ中学生なので
(でも、元の世界よりも夢があるし、元々こういう世界に来てみたかったんだ!!)
とポジティブ〔っていうかバカ〕に考えたため、悲観することはあまりなかった。
(スゲー!空飛んでる!!スゲースゲー!!)
(火もだしてるよ、俺も出してみたい!!)
と、ファンタジー世界に感動していると…。
ザッ!ザッ!
いきなり3人組の男達がショウタの前へ現れ、羽交い締めにする。
(くっ!なんだよコイツら!!)「離せよ!!」
抵抗虚しく、路地裏へ連れていかれるショウタ。
男達「お前もバカだな、こんなところで1人でブラブラしてるなんざ…よっぽど田舎から来たのかぁ?」
ゲヘヘ、と、胸くそ悪い下卑た笑い声が聞こえる。
(くそ!なんだよコイツら!!とにかくなんとかして逃げなくちゃ!!)
と、俺が焦るが、男達は慣れた手付きでなにかを取りだし、嫌がる俺に無理やり臭いを嗅がせた。
(うっ、ね…眠い。ダメだ!寝たら、なにを、され、る、か…)
バタッ
そして、俺は裏路地で男達に寝かされ連れていかれてしまった……。
〜回想終了〜
どうやら、この町…っていうか国…世界そのものが、奴隷を廃止するという考えが無かった
そして案外、治安も悪い町だった。
そのため、武器も持っていない、他の誰かと居るわけでもない、体がムキムキなわけでもない、ただの中学2年生がブラブラ歩いてたら…結果は火を見るよりも明らかで、ソッコー捕まり奴隷にされ、コロシアムに出場させられてしまった……というのが、1時間前の出来事だ。
(ヤバい…ファンタジーは楽しい!とか楽観的だった俺を殴り飛ばしたい…(-_-#))
とか、イライラしているとアナウンスが入った。
「え~、コンビが決まりました。掲示板に貼ってあるので、確認しといて下さい。」
ぞろぞろと他の人達が掲示板へ向かい、俺も1人、ぶつぶつと文句を言いつつも、掲示板へと向かった…
コンビってなんだ??とか、意味わからない所もありますが、3話等で明らかにしていきます。どうぞ、これからも読んでいって下さい。