17話 前世界での友達
今回、始めて露骨にコラボします(^ ^)
ドキドキです。
夕凪にはちゃんと了承得てますのでー(^o^)/
じゃ、17話です!
感想……ほしいなぁ(´・_・`)
前回までのあらすじっ!
女の子になっちゃったショウタを、ひたすらイジリました。
おしまい、まる。
ショウタ「お前もかよ。ファナ」
ファナ「なに?」
ショウタ「なに?じゃないから!全然あらすじになってないから!ちっとはユウトの名前出せよ!コラボってんだから!」
ファナ「いやショウタ…。主人公がコラボとか言っちゃおしまい……。」
ショウタ「……ナンノコトカナ?」
ファナ「ごまかしてる!しかもカタコト‼どうせならちゃんとごまかしなよ!」
ショウタ「と、とにかく!17話です!」
ファナ「読んでね!」
それでは始まります‼
*****
ショウタ「ったく、ファナもサヤカもバカにしやがって…。こんなお姫様な格好で外になんか行くかよ‼」
と、ショウタはブツブツ文句を言っていた。
なぜかというと、ショウタは前回女の子に性別変換してしまい、そして24時間元に戻れない状況になってしまい、それでファナ達は感極まり、ショウタにお着替えをさせたのだ。
もちろん、可愛い格好である。
そのため、ショウタはかなりご機嫌ナナメなのである。
ショウタ(まぁ……これでいいかな?)
ショウタは以前着ていた、男物の服を着ると外に出る。
ショウタ「ファナ、サヤカおまたせ!」
ファナ「なっ‼」
サヤカ「えっ⁉」
ファナもサヤカもショウタをみるなり、驚愕の表情にかわる。
ショウタ「ど、どうした2人とm……」
バッ!ガチャ!ドン!ガチャリ!
ショウタの声に被るように、ファナとサヤカは同時にショウタを強引に部屋に入れ、カギ閉める。
もちろん、2人も一緒に。
ショウタ「な、な、な⁉」
ファナ「ショウタっ!こんなに可愛いのに男物の服なんてダメだよ‼」
ショウタ「えぇ⁉いや、私男なんだよ⁉」
サヤカ「なんのために私たちが服買ったと思ってるんですか‼」
ショウタ「ま、まぁ…私が不自然じゃないようにと気を遣ってくれ…」
サヤカ「ショウタの恥ずかしがる姿を見たいからですよ⁉」
ショウタ「謝れ‼今サヤカに感謝しかけてた私に謝れ‼」
ファナ「ってか、その様子じゃもしかして下着も…?」
ショウタ「そ、そりゃそうだよ!あ、あんなもん…履けるかよ……」
サヤカ「むー…。せっかく可愛いんだから、可愛い格好しないと!ですよ!」
ファナ「そうだよ!あんまり恥ずかしくない格好にするからさ!」
ショウタ「うぅ〜……でもやっぱり嫌だ!私は男ものが…」
ファナ「サヤカ。」
サヤカ「イエッサー!」
キィン…ボンッ!
ショウタ「ふぇっ⁉な、眠くなって……っておま!」
ファナ「おやすみ!」
ショウタ「ずるいぞ‼どんだけ着せ替えしたいんだ……よ……」
バタリ。スピー、スピー。
ショウタはあえなく眠ってしまった。
〜数分後〜
ショウタ「う、うぅん…。」
ファナ「あ、起きた?」
サヤカ「起きましたね」
ショウタが目を覚ますと、目の前には大きな鏡が置かれてあり、自分は真正面に座らされていた。
ショウタ「け、けっきょくこんな服かよ…。」
ショウタは、一応スパッツは履かせてもらっているがスカートで、フワフワした白い服を着ていた。
べ、別に作者の服の知識が無いから正式名称を言わないのではなく!
こう…あえて言わないと言いますか‼
ファナ「これでもちゃんと譲歩してるんだよ?」
サヤカ「スパッツ履かせましたし!」
ショウタ「まぁ…どうしてもって言うなら…良いけど……」
ファナ「ほんとに⁉やったー‼」
サヤカ「おぉー!意外ですね!ショウタが了承するなん…‼」
ショウタはファナたちが見てないと油断していた。
鏡を見ている自分の口元が笑ってることに。
サヤカ「ショウ……タ……」
ショウタ「な⁉なななんだよサヤカ⁉私は別に喜んでなんて…‼」
慌てて取り繕うショウタ。
サヤカ(か、可愛いぃぃぃ!!!)
サヤカ「喜んでますよ!ショウタ、自分が可愛い格好になれて喜んでます!」(小声でファナに)
ファナ「うん!良かったね!多分、ショウタは女の子になると、心も女子になっちゃうんだろうね」
サヤカ「理論なんてどうでもいいですよ!とにかく!今のショウタは大好きです!」
ファナ「ショウタが聞いたらどんな反応するんだろ…?」
*****
ショウタ「…で、ユウト達はどこだ?」
ファナ「えーっとね…確かここあたりに部屋があるらしいんだけど……」
サヤカ「あ!ありましたよ!」
【ユウト&マリナ】
部屋にはそんなプレートが掛けられていた。
ショウタ「お、間違いないな。んじゃ、お邪魔しまーす」
ガチャ
ユウトがマリナに覆いかぶさっていた。
ユウト「いててて……ん?」
ショウタ「…………」
ユウト「え、あれ?どなたですか……ってなんだこの状況!?」
ショウタ「ふーーん……」
ユウト「あ、あれ?怒ってる…?なぜ?」
ショウタ「やぁ〜、ユウトくん」ニコニコ
ユウト「そ、そんな怒った顔しちゃ可愛い顔が台無しだぞ♪…なーんて……」
ショウタ「死ねやごらぁぁぁ!!!!!」
ユウト「だからなんでー!?」
ファナ&サヤカ「「やっぱりショウタの友達なんだね」ですね」
ユウトの悲鳴がこだました。
〜数分後〜
ユウト「はぁ、はぁ、なんで初対面の子にこんな、ブチギレられなきゃならねぇんだよ…」
ショウタ(ぶっちゃけ、羨ましい状態だったからぶん殴ったんだけど、そんなこと言ったらファナ達に殺されちまう。ふっ…ここは正論を言うのが正しい選択肢だ‼)
ショウタ「なにいってやがる‼怒るに決まってるだろう?女の人に覆いかぶさるというその行為自体が!最低な人間のすることゴブッ⁉」
ファナ「ショウタがそれをイウノカナ…?」
ショウタ「げほっ、げほっ……いや、あれ?」
サヤカ「あれですよね?ボケですよね?ツッコミがちょーっと激しいかもしれませんけどね。」
ショウタ「まっ!私今回なにもしてなっ」
ショウタ(あぁ、そうか。このシーンを目撃した時点で…バッドエンド確実だったわけね…)
ショウタ「ギャー!」
ショウタの悲鳴もこだました。
〜数分後〜
ショウタ「なんで私まで攻撃されなきゃなんないんだ…」
ユウト「あはははは‼誰かと思ったらおい!ショウタか⁉……女の子になって…ププッ!」
ショウタ「いい度胸だオイ、第2ラウンド開催といこうかぁ‼」
ユウト「まぁまぁ」
ガッ
ショウタにユウトが肩を組んでくる。
ユウト「こうしてファンタジーな世界に来ちまった感想は?」
ショウタ「は⁉……まぁ、けっこう命がけだけど……」
チラッ
ふとファナ達を見てから
ショウタ「来て良かったかな…」
そう、しみじみと言うショウタ。
ユウト「……そうか。なるほど、既にハーレム計画は好調のスタートを切ったってわけだな」
ショウタ「なにが⁉私の話聞いてました⁉」
ユウト「いやー、すでに2人もはべらせてるとは……師匠って呼んでいい?」
ショウタ「返せよ!めったに見れないシリアスなショウタさん返せよ!」
ユウト「まぁまぁ。そこに座れよ師匠」
ショウタ「扱いが師匠じゃねぇ‼なんでアンタ上からなんだ!」
ユウト「はいはい分かりました分かりました。座れば良いんだろ?ったくかったりい。」
ショウタ「お前の師匠なんか絶対してやんないからな!」
ユウト「ふぅ。」
ショウタ「なんでお前がため息なの⁉なぁ⁉」
ユウト「満足したぞ」
ショウタ「それは良かったですねぇ‼」
ファナ「あの……」
サヤカ「完全に蚊帳の外ですよね…」
マリナ「よし、じゃあ私たちで今から復讐しましょうか?」
ファナ「わぁ!」
サヤカ「ね、寝てたんじゃっ⁉」
マリナ「今起きたのよ。それはいいから、私の話を聞いてね…」
ごにょごにょ
*****
マリナ「ユウちゃん?」ニッコニコ
ユウト(ビクぅ!)
もはや、条件反射で身体が仰け反るユウト。
ショウタ「ど、どうしたの?」
ユウト「知らねぇけど…あれは怒ってる……」
マリナ「どうしてそんな『可愛い子』と肩なんて組んでるのかしら?私にはそんなことしないわよね?」
ユウト(しまった!ショウタは今、女の子なわけで、となると俺がしてることは…)
なにやらブツブツと言ってるユウトを見て、なにを思ったのか、ショウタはマリナさんの元へ向かう。
ショウタ(なるほどな…よし、いっちょ助けてやるか!)
ショウタ「マリナさん!」
マリナ「なにかしら?」
ショウタ「マリナさんにしないのは、ユウトがマリナさんを嫌いなんじゃなくて、私たちはほら!同い年だから‼」
ユウト「え、ちょっ。え?」
そう言いながら、また肩を組むショウタ。
ショウタ「同い年の男子が肩を組むのはいいけど、女子にはし辛いじゃないですか!」
ファナ「勘違いしてるね、ショウタ」
サヤカ「そうですね。多分、マリナさんの怒りを『ショウタには肩組むのに私にしてくれない』と勘違いしてるんでしょうね。」
ファナ「うん…。自分、今女の子なのにね…」
マリナの怒りは『女の子に肩を組むという超スキンシップに嫉妬している』なのに
ショウタは『男のショウタに肩組むなんて、私にもしてよ』だと勘違いしてるのだ。
ユウトがなにやら「バカァー!」とか「天然にもほとがあんだろぉ!」とか小声で言ってるが、ショウタの耳には入らない。
ショウタ(大丈夫だユウト。俺達は同い年だから肩組めるだけで、俺以上にマリナさんは好かれてるってことを言えば、怒りがおさまるはず!任せとけ‼)
ショウタは自信満々にユウトの方へ目をやると。
ショウタ(っ⁉)
ユウトはこの世の終わりのような顔をしていた。
ユウト「ちげぇんだよ……お前、今女の子だろ…?」
ショウタ「……………あ」
ユウト「『あ』じゃねぇから‼なんで気づかないんだよおい‼」
マリナ「クスクス」
ユウトには見えないように、マリナが笑っていた。
ショウタ(あれ?怒ってるんじゃ…?)
ユウト「あ?なにが?」
ショウタ「いや、マリナさんなんだけど……っ⁉」
ユウト「どうした?」
マリナは紙にこう書いてショウタに見せていた。
「下手なことを言えばどうなるか…」
と。
今の状況。
ショウタとユウトが向かい合って話していて、ユウトの後ろにマリナさんがいます。
ユウト「ん?」
ユウトが振り向くと、マリナは絶妙なタイミングで紙を直し、尚且つ自然な感じで怒ってるオーラをだした。
ショウタ(や、やべぇ…やられる!)
ユウト「やられ?」
ショウタ「な、なんでもないなんでもない!とにかく!マリナさんの機嫌なおしたら?また明日、試合で‼」
そう言うとショウタは逃げるように、ドアを開け帰っていった。
ファナ「あ…えと」
サヤカ「じゃ、私たちも!」
ファナとサヤカは、軽くマリナと目配せをすると、ショウタを追おうとドアを開ける。
マリナ「さぁーって、ユウちゃん。覚悟はできていて?」
ユウト「ちょ、まっ!アイツはショウタだから……」
ドアを開けて閉まるまで、そんな声がファナ達に聞こえた気がした。
******
ショウタ「ふぅー…疲れた……。」
ここはショウタ達の部屋。
ショウタの必死の懇願により、なんとか部屋内では男物の服を着せて貰ってる。
ファナ「………」
サヤカ「…………」
ショウタ「あ、あれ?なんか2人とも怒ってる?」
ファナ「…私たち蚊帳の外だった。」
ショウタ「…あ!」
サヤカ「ずうっと放置されてました‼」
ショウタ「う……」
ファナ「寂しかったなー」
サヤカ「傷つきましたよねー」
ショウタ「うぅ……。悪かったってば、ごめんな!」
ファナ「謝るだけじゃーなー」
サヤカ「足りない気がしますよねー」
ショウタ「あぁ、もうしょうがないな‼なんでも言うこと聞くから機嫌直してくれよ!」
ファナ&サヤカ(かかった!)
ショウタ「ん?あれ今2人とも目が光らなかった?あれ?」
ファナ「なんでも言うこと聞いてくれんだね!」
サヤカ「やったぁ!嬉しいです‼」
ショウタ「な……⁉…はかったな!」
ファナ「ふふーん…私たちを放置するからだよ」
サヤカ「そうですよ!…それにしても、マリナさんの作戦通りになりましたね」
ファナ「うん、あの人の言ってたことほとんど合ってたね」
ショウタ「え?え?なんでマリナさんが出てくるんだ?」
サヤカ「実はですね…」
マリナさんと3人で作戦を考えたこと。
マリナさんは女の子がショウタだと気づいてることなどを説明。
ショウタ「相変わらず、スゲぇのなマリナさん。」
ファナ「よし!じゃあ手始めに‼」
サヤカ「抱きしめていいですか!?」
ショウタ「抱きし…!?」
ファナ「そう!女の子ショウタって結構柔らかそうなんだよね〜…」
サヤカ「サイズとか知りたいですよね……色々!」キラーン
ショウタ「いや…待て?話せばわかる……ってなんで俺が襲われてんだよ!?」
ファナ「ふっふっふっ。さっき言ったもんねー『なんでも言うこと聞く』って!」
サヤカ「イイじゃないですか……減るもんじゃないし」
ショウタ「なんか2人とも発言が悪い人だよ⁉」
ファナ「じゃあお構いなく…」
サヤカ「抱きつきます!」
ショウタ「う、うわぁぁぁ‼」
ギュッ!
ファナ「かっわいぃぃぃぃ!!!」
サヤカ「なっ⁉この胸のサイズは…‼……余裕で私より…う…え……?」
ショウタ「ちょっ、くすぐったいってばやめろ‼」
ファナは思いっきり抱きつき、サヤカは胸をどこから出したのかメジャーで測り絶望している。
ショウタ「も、もういいだろう…?」
ファナ「だーめ♪もっと女の子ショウタを愛でるの‼」
サヤカ「もう一度測りなおせばきっと!……同じ…?」
というやりとりが何度か続いて……
ショウタ「も、もう……疲れたってば……」
ファナ「そう……だね。充分堪能したよ♪」
サヤカ「そんなバカな…?ウエストですらも大差ない…⁉」
ファナは満足した笑顔を見せている。
……対象的にサヤカは全く楽しくなさそうだが。
ショウタ「じゃ、終わりってことで」
ファナ「最後に一回!」
サヤカ「私も……測るのやめます…。メジャーが壊れてるんだきっと……」
ショウタ「ったく……好きにしろ」
ファナ「やったぁー!」
サヤカ「なんで私より女の子してるんですかー‼」
ショウタ「女の子してるってなん…。マズイ⁉」
今にも抱きつく瞬間!
ショウタが光りはじめた!
ドンガラガッシャーン!
突然の光に止まれず、2人ともショウタにもつれこむように倒れた。
そして……
ショウタ「……あ!戻ってる!」
ショウタは男に戻っていた。
ファナ「あーあ…せっかく堪能してたのになー…。こんなガッチガチに……はっ‼」
サヤカ「私一回もショウタに抱きついてな……はっ‼」
現在の状況。
『男子中学生』ショウタに、『女の子2人』が抱きついている。
ファナ「な…な……な……⁉」
サヤカ「あ……あ……!!!!」
ショウタ「いやまてよ⁉今回俺に全く非はないわけで!それによって俺を怒るのは筋違いと言いますか‼」
ファナ「ショウタのバカッ!」
サヤカ「これでも食らえです‼」
ショウタ「り、理不尽だぁぁぁぁ」
夕焼けの寮に、ショウタの断末魔がこだました……。
*****
ファナ「…全く。」
サヤカ「もう二度とこんなことしちゃダメですよ?」
ショウタ「理不尽だ……絶対に理不尽だ…」
ファナ「そういえば、ユウトって人も読心術に長けてるの?」
ショウタ「へっ?いや…そんなわけねぇだろ…?」
ファナ「だって、なんか途中会話おかしくなかった?ショウタ話してないのに、会話が繋がったりとか。」
ショウタ「…あ!」
〜回想〜
ショウタ(あれ?怒ってるんじゃ…?)
ユウト「あ?なにが?」
〜回想終了〜
ショウタ(ここも…)
〜回想2〜
ショウタ(や、やべぇ…やられる!)
ユウト「やられ?」
〜回想終了〜
ショウタ(ここも!おかしいなんで気づかなかったんだ⁉…特に変な仕草とかは無かったってことは……アイツの能力…?)
サヤカ「そういえば……本題の『なぜパラレルワールドに?』を聞いてませんでしたね。」
ショウタ「……あ。忘れてたぁ‼」
ファナ「色々大変だったからねぇ。」
ショウタ「いやいや、半分くらいお前らのせいだからな⁉」
ファナ&サヤカ「「ショウタが無視するからダメなの」なんです」
ショウタ「うっ……」
ファナ「とにかく今日はつかれたよ。明日に備えて寝るね」
サヤカ「そうですね。また明日聞けば良いですし。」
ショウタ「そう…だな。それに、明日事情を話して、棄権してくれるか聞いてみよう。ユウやアスカ達を助けるために」
ファナ「そう…だね。」
サヤカ「私たちは一応、失敗したときのために戦闘体制はとっておきます。」
ショウタ「……戦いたくないな…。というか……俺は戦えるのか?あいつらと……」
ファナ「……」
サヤカ「………」
ショウタの質問に答えられる人はいなかった。
お疲れ様でした!
読んでくださってどうもありがとうございます‼
えーっと、今現在、作者熱でくたばってます、はい。
病気になると投稿するのが早くなるというね!
まさかの矛盾‼
次回作はちょっと早めかな…?