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反面教師と自分勝手

2010年10月10日の作品です。

 反面教師と自分勝手。それは似て異なるモノ。


 そんなヤツこの世界にいくらだっているさ。って思う人も多いだろう。

 そうさ。いくらだっているんだ。でも、そんなヤツ等に振り回されるヤツの身にもなってみろってんだ!


 「ちょっと! 誰、洗面所さっき使ったの!?」とババアが叫んでる。『またかよ』と思いながら見に行くと、いつもながらに子供が説教くらってた。ぼけ~っと見ていると「あんたの教育の仕方が……!」とこっちに飛び火してきた。「はいはい」と適当にあしらって、子供と一緒に部屋へ戻る。

 「婆ちゃんうるさいね」と子供が言う。『そうだな』って思いながら軽く頷く。

 今回の騒動は簡単だ。子供が洗面所で寝癖を整えたら、髪が2~3本洗面台にへばり付いているのを母親が発見して、大声を出したのだ。『大騒ぎする事かぁ? ちょっとつまむか、流すかしたらいいだけじゃん』と思っていたら、「これが爺ちゃんだったら……」と子供が、ボソッと呟いた。

 そうなのだ。これがジジイ、父親だったらこんな騒動にはならない。ババアは『もう!』と 言いつつも、文句の一つ言わず片付けるのだ。……まだブツブツと文句をたれている『せっかく』整えた子供の頭をグシャッと掴むと、「あぁゆう大人になったらあかんで」と言ってやった。


 家のルールでは【食事時は食事に集中】ってのが、暗黙の了解ってヤツで存在する。だから子供は食事前までテレビを見ていても、食事の時間になったら『どんなに気になる場面』でもテレビを消さないといけない。子供も、なんとか納得してくれている筈だ。でも、このルールを乱す奴がいる。ジジイだ。毎週決まった日になると見たい番組があるのか、いつもの食事席に座らず、テレビをつけてテレビの正面に座る。普段、子供が食事中にテレビを見ていようものなら「もう御飯や。テレビ消さんか!」と怒鳴り散らすくせに、この時ばかりは周りの思いなど知らんぷり。テレビを見ながら独り言を言いながら食事を摂る。これにも子供は大激怒(直接言うと何を言われるか分からないので、隠れてだが……)「御飯の最中、テレビ見たらあかんのとちゃうん!」『そりゃ、当たり前の感想や。』と思いつつも軽く頷き、「あんな大人になったらあかんで」とまたこの一言。



 これって反面教師? 自分勝手? 他にもいろいろあるけれど、自分の親ながら腹が立つ。







 「ちょっとぉ! ……!」

 『あぁ~! もうっ! またかよ!』






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