難解な病『鬱』【一端】
2010年11月18日の作品です。
皆誰しも眠れない夜というモノを経験した事があるであろうと思う。しかし、それが毎晩となれば……。
私は毎晩不眠という状態に苛まれている。日中は不安感が定着し、安定剤を手離せない。仕事にもロクに行く事も出来ず、部屋の中でゴロゴロしている事が多い。
しかし、決して仕事をしたくないとか、動きたくないとかではなく、動きたくても、動けない、働けないというのが現状だ。
しかし、動きたくても、動けないのと平行して不安感が津波のように押し寄せる。私はこの不安感を解消する為、安定剤を服用する。そして、その効果により、日中にしばしの睡眠をとらざるを得ない。
気が付けば、かれこれ半月以上は同じような事を繰り返している。日中に睡眠をとる為、夜間、不眠症に。その為、朝が弱いのだが、一応起きて会社に行く。昼前になると既に不安感はピークを迎え、上司に報告し早退する。その為私はもう有給休暇は使い切った。急いで家に帰り安定剤を飲む。暫く不安感は解消されないが、少しすると、体が重たく感じそのまま眠りに堕ちていく。
そんな毎日を過ごしている。そんな毎日を過ごしているのだが、私にはどうすれば良いのか分からない。
上司も私の病を知ってか知らずかは知り得ないが文句の一つも言わず退社を許可してくれる。
そんな上司に甘えもあるのかもしれない。でも、私の身体は昼間に活動しない。そして夜、寝付けないのだ。毎晩毎晩と。
私は『鬱』なんだそうだ。そして、その症状なのだそうだ。私はまだ『鬱』を理解していない。でも……、動けない……。どうして……。
ねぇ……、どうしてなの……。




