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短編集No.029 オカルト
オカルト──それは超常の存在。
いつになってもそれは同じで、人間の心の最も弱い部分にあるのだろう。
なんで私がこんな話をしているかというと、今現在、オカルトに遭遇しているからだ。
「ちょっと、だから肝試しなんてやめようって言ったじゃない!」
「ごめんごめん。でもさ、ああいう長い髪の毛も君には似合うと思うな」
「笑って誤魔化さないで!それに私幽霊と一緒なんていやよ!」
童謡じゃないけれど、オバケなんていうのは昔の人が見間違えたのだと思っていた。
科学で解明できていないものはもちろん今もある。けれど、昔よりずっと多くのことがわかっている。
「もうやだ!私帰る!」
あまりにもカッコ悪い捨て台詞だけれど、今日だけは私を許したい。
さようなら、私の3ヶ月。




