第12話『嬲り合い』
前回までのあらすじ
「ここは俺に任せて先にいけ!」
「そんな、お家さん!」
「わかった、じゃあ逃げる!」
ドガァァァァン
見事お家さんは粉微塵になって消えた。
逃亡先でエレナと出会い捕まる。
「へへッ、捕まるもんか!」
「拘束魔法!」
「うわぁぁぁん、助けてぇぇぇ」
王都に連行されて推薦入学することになる。
王都魔法学校でクロエと出会い、ギルドパーティーを組む。
「べ……別にあんたと組みたくて組んだんじゃないからねッ……!」
そして怪鳥を倒してギルドに爆破魔法を公認魔法にしてもらう。
その調子で毒蛙や彩竜、氷獣を倒して新たな仲間。ルインと出会う!
「力Isパワー!」
「なるほど……」
「そういうことなんでギルド長……許可をくれないですかね?」
エレナがルインを仲間に入れるためにギルド長にお願いしに来ている。
「でもね、彼女は暴行事件の犯人なんですよ……もし再び事件を起こしてしまったらあなた達にも責任を取ってもらわないと行けないんですよ」
「それについては大丈夫だと思いますよ」
クロエが口を挟む。
「エレナは問題児を扱えているんですから」
そういうと、私を見つめる。
「誰のことじゃ!」
「確かにリリスさんを扱えているのは確かですね…」
少し黙り込むと……
「わかりました、許可しましょう」
「よっしゃぁぁぁぁ!」
ルインが雄叫びを上がる。
「うるさいぞ〜ルイン」
「ですが……人には危害を加えないでくださいね」
とギルド長が苦笑いしながら言う。
「わーってるわーってるって」
ルインがそういうと、私たちを連れてどこかへ向かう。
――
「アタシ、ギルドクエスト?って言うのをやりたかったんだ!」
そう言ってギルドの受付に留まる。
「ねえ……えーっと……名前なんだっけ?」
「そういえば自己紹介まだだったわね、私はエレナ……」
「アンタはもう知ってるから大丈夫」
「むッムキィィィィッ!アンタ腹立つわねェェェェ!」
するとクロエが話に割り込む。
「これやろ」
クロエが指を差す先。
そこには一枚のクエスト。
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『炎猿カイブウの狩猟』
目的:カイブウの狩猟
場所:ヴヴス海岸火山帯
依頼主:ギルド
ヴヴス海岸火山帯にてカイブウを確認。
炎を纏う拳はとてつもない破壊力を持っている。危険度は⭐︎4とする。
気を付けて狩猟を行ってくれ。
報酬:5000ゼリア
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「カイブウ……ッて⭐︎4じゃない!?今の私たちでこんな強敵を……」
するとクロエが小さい声でエレナと私に耳打ちする。
「でも面白そうじゃん、ゴリラと猿の縄張り争い」
「ちょっ……クロエッ……ハハハハハハ!ちゃッ……笑わせて……ハハハハハハ」
ツボにハマっているとエレナに口を塞がれる。
「少し黙ろうか……」
――
「あづいぃぃぃ……溶けちゃうぅぅぅ〜」
目的地のヴヴス海岸火山帯に到着したが……
「何で火山帯におろしたんだよぉぉぉぉ!」
するとルインが服を脱ぎ出す。
「やる気が出てきたっつうの!」
「よく外で服脱げるなぁおい」
「露出狂」
「野生のゴリ……」ゴツン
頭を思いっきり殴られる。
「痛いよ〜ひどいよ〜ルイン〜」
「これはリリスが悪い」
――
結局2-2で別れて探索を始める。
「ゴリ……ルインは何の魔法使うの〜」
「もう一回殴られたいか?」
「いやいや〜ご冗談を〜へへっ」
「私は魔法……」
するとルインの言葉を遮るように火山が噴火する。
「うおぉぉぉぉ!噴火してるぜー!」
「キレーだね〜!」
〜一方その頃〜
「いやぁぁぁぁぁぁぁ」
「落ち着けエレナ」
「死んじゃうよぉぉぉぉ」
噴火に怯えていた。
――
「おッ、これ!」
私が指を差す。その先には唾液のようなものが地面に垂れていた。
「ちょっとまってね」
「爆破魔法《ブラスト・弱》!」
ドガァァァァン
唾液のようなものに爆破魔法を撃つ。すると唾液が発火した。
「やっぱりコレが猿の唾液だ……」
後ろを振り向くとルイン……じゃなくて燃え盛る猿が襲いかかってきた。
「うわぁぁぁぁぁ……ルインだぁぁぁぁぁ」
「退けぇぇぇぇぇ!」ガゴン
ルインがカイブウに魔導書で殴る。すると、衝撃が強かったのか一撃で混乱した。
「さすが、ルイン!じゃあ、私がトドメをッ……爆破魔法《ブラスト・弱》!」
魔法陣が現れ、青と橙色のオーラを纏う。
「喰らえ〜!」
ドガァァァァン
爆破魔法がカイブウに直撃する。しかしわかっていた。奴は爆破耐性が高いことを。
「さあ構えて、ルイン!」
「んなことわかってるぜ!」
そう言うと魔導書を構えてカイブウに飛びかかる。
「うおぉぉぉぉぉ!オラオラオラオラオラッ!」
そしてカイブウの頭に何度も何度も魔導書を叩き込む。その威力に、カイブウはピクリとも動かなくなった。
「へッ!こんなもんよ!」
「さすが私たち、ブラストハンターズに入る資格はあるね!」
「そんなギルド名なのかよ!?」
「本当は決めてないよ〜!」
なんて会話をしながらエレナたちと合流を図る。
〜一方その頃〜
「いぎゃぁぁぁぁぁぁ何でカエルが居るのぉぉぉぉぉぉ」
「火山地帯に居るカエルもいるでしょ」
カエルに怯えて縮こまってた。




