この後美味しく頂きました
クラスメイト(巨乳)ちゃんと料理部の先輩(三つ編み)に名前がつきました
「腹が、減った」
「……何であたしの前でそれを言うの」
昼休み、僕は机の上にお弁当を広げているクラスメイト(巨乳)の丹下雅ちゃんの前に仁王立ちをする。
「腹が、減った」
「いや、二回言わんでよいから」
いただきまーす、と手を合わせてから、雅さんが玉子焼きを摘む。
「うまうま」
「雅さんや、可哀想な子羊にお恵みを…って、危な」
「名前で呼ぶなし」
雅さ……丹下がお箸をこちらに突き付ける。
「でもな、丹下。僕……………お腹が空きました」
「知ってた?人って、三日は何も食べなくても生きていけるのよ」
「んな殺生な」
彼女の前の席を拝借し、丹下と向かい合う形で座る。
「うぅぅ、お腹がぁ」
「ハンバーグ旨し」
「食べ物……」
「ポテトサラダは絶品」
「く・う・ふ・く☆」
「無表情でウインクすな。元気そうで何よりだがね」
「しまった」
お腹が空いて、脳が仕事を放り出した様だ。
これでは、ただの葦である。
いや、葦ではないが。
しかし、丹下はもうお弁当を半分近く食べ終えている。こちらを気にかける様子は皆無だ。
仕方ない。
「料理部の日高麻美先輩の所へ行くしかないな美味しい物ありそうだし」
「あーあたしもうお腹いっぱいで食べれないなー誰か食べてく………え?なんて?」
丹下が何かぼそぼそと呟いていたが、お腹が空いているので気にしない。
「あの人何組だったかなぁ…」
「え、あの、ちょっと?」
丹下が何か焦っていたが、気にしない。
何故なら、お腹が空いているからである。
僕は最後の力を振り絞ってダッシュした。きっと丹下には僕が一瞬で消えた様に見えただろう。
「………おいそこの餓鬼。教室の入口で野垂れ死んでると踏まれるぞ」
「あれっ」
おかしい。まだ自分の教室だ。
「何でだ………?」
「全くしょうがないなぁ。ほれ」
と、丹下が妙に安心した顔で何かを差し出した。
「あたしの弁当あげるから」
「女神かあんた」
まあさっきまであんなに焦らされたから、やっぱり女神ではなく悪魔だろうか。ツンデレの」
「おい、途中から口に出てたぞ主にやっぱりの後辺りから。そしてあたしはツンデレではないので弁当は没収します」
「丹下様後生ですから」
必死に拝んでお弁当を恵んでもらう。
全く、最後には優しくしてくれるんだからやっぱりツンデレじゃないか」
「よし殺す」
「何故バレたし」




