やっぱりホットケーキって美味しいですね
「なぁ後輩クン、世の中って、平等だと思うかい?」
部室で持って来たお菓子をつまみながら、先輩が問いかけてくる。
「さぁ……?少なくとも僕は不平等だと思いますけど」
「可愛くないなぁ。もっと世界に夢を持とうぜ」
やれやれ…と妙な先輩風を吹かす先輩。……いや、先輩なんだけどさ。
「…先輩が壊した校長の銅像の件で僕までとばっちりをくらったのも、平等ですか?」
「あれはほら、違うじゃん」
「風紀委員を敵に回して追い回されたのも」
「…」
「料理部関係の裏取引で相手を騙して殺されかけたことも」
「………………………………ぐすっ」
「えっ」
過去の事件を羅列していると、いつの間にか先輩が目をうるうるさせて上目遣いをしていた。
「何だよぉ…、そ、そんなに責めなくてもいーだろぉ…?」
「いや、責めてないというか寧ろ全部先輩の所為じゃ」
「………………………………ぐすっ」
「あーもう…。別に楽しくないって言ってる訳じゃないんですよ」
「……?」
「……だから、先輩はそのままでいいですから」
「後輩クン…!やっぱり君って奴は…!」
「ちょっ、先輩抱き着かないで下さいって。またこの前のみたいに」
コンコン
「この前喜んでくれたから今度はホットケーキ焼いてみ……、し、失礼しました……」
この後料理部の先輩の誤解を解くのに十分位かかった。
別作品の執筆の為頻度落ちます




