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後輩の走り書き  作者: 菊丹盃
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11/15

やっぱりホットケーキって美味しいですね

「なぁ後輩クン、世の中って、平等だと思うかい?」


部室で持って来たお菓子をつまみながら、先輩が問いかけてくる。


「さぁ……?少なくとも僕は不平等だと思いますけど」


「可愛くないなぁ。もっと世界に夢を持とうぜ」


やれやれ…と妙な先輩風を吹かす先輩。……いや、先輩なんだけどさ。


「…先輩が壊した校長の銅像の件で僕までとばっちりをくらったのも、平等ですか?」


「あれはほら、違うじゃん」


「風紀委員を敵に回して追い回されたのも」


「…」


「料理部関係の裏取引で相手を騙して殺されかけたことも」


「………………………………ぐすっ」


「えっ」


過去の事件を羅列していると、いつの間にか先輩が目をうるうるさせて上目遣いをしていた。


「何だよぉ…、そ、そんなに責めなくてもいーだろぉ…?」


「いや、責めてないというか寧ろ全部先輩の所為じゃ」


「………………………………ぐすっ」


「あーもう…。別に楽しくないって言ってる訳じゃないんですよ」


「……?」


「……だから、先輩はそのままでいいですから」


「後輩クン…!やっぱり君って奴は…!」


「ちょっ、先輩抱き着かないで下さいって。またこの前のみたいに」


コンコン


「この前喜んでくれたから今度はホットケーキ焼いてみ……、し、失礼しました……」


この後料理部の先輩の誤解を解くのに十分位かかった。

別作品の執筆の為頻度落ちます

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