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後輩の走り書き  作者: 菊丹盃
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別に他意はなかったんです

「ふっ…、これが私の実力さ!あの時私を捨てた事を後悔するといい!」


僕がいつも通り部室に行くと、先輩が机の上に立って何かを言っていた。


「先輩、先輩にトランプでタワーを作る才能がある事はわかったんで、そろそろ机から降りて貰えます?あと先輩を捨てた事ないし」


適当に流しながら椅子に座る。


ちぇ、なんだよいいじゃないか少し位、とブツブツ言いながら先輩が机から飛び降りた。…その振動でタワーが崩れたのは言うまでもないが。


「あー!私の最高傑作がああああ!」


「先輩煩い」


「……なんだよ、今日はやけに冷たいじゃないか」


「先輩がトランプを上の方に置くために背伸びしたの時。机から飛び降りた時。そして今俺の前に胡座をかいています。スカートで」


「それがなん…おいちょっと待て、なあ、なあってば!こっち向けよ!」


「仕方ないんですってば。目の前でスカートヒラヒラされるとつい」


「ついじゃねえ!下着というのは、乙女が着けることで価値が上昇するんだぜ!?」


「…………………乙女?何処に居るんですか?」


「よーしわかった。戦争だ」

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