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躁うつ病という名の厄介者  作者: 鈴城 陽彦
12/29

白い悪魔の招待~躁!躁!!躁!!!それウケる~~


この世界観を、この病気の厄介で楽しい部分を

表現してみました

逃れられないのなら、楽しんでしまおうと

これは半分ノンフィクションであり、もちろんフィクションですが

同じ双極性障害で悩む方、双極性障害を知らない方にも楽しんで頂けると思います




そこには、拘束され、身動きできない自分がいた。そこは、何もない空間

私は必死で、抵抗したが身動き出来ない・・・

三年間、点滴をされ、食事も摂っていない為、少し、やつれている

私の力では、この頑丈な扉、そして・・・途轍もなく独特な重い雰囲気の漂う、とても、ヒンヤりとした、この頑丈な部屋からは、出られそうも無かった。

 

そして私は眠っていた。一体何時間、いや何年間、眠っていたのだろう・・・

相当な疲労感と倦怠感が全身を襲う!

気が付くと、ドラーが私のもとを訪れていた。


・・・・・・・私は困惑していた・・・

「少し落ち着いたようだね。シャワーでも浴びて食事を摂りなさい。」

私は、その部屋を出た。陽の光が眩しかった。私はドラーの言う通りシャワーを浴び食事を摂る為に迷路のような長い廊下を、ひたすら、歩き、そして、扉を開けた。

そこは、どうやらダイニングカフェの様だ。


そこは、さまざまな人種、さまざまな言語が、飛び交っている。

何故か私は・・・ふと・・・懐かしさを感じた・・・

わたしはここに運ばれてきた・・・

ここに、運ばれてきた理由も・・・瞬時に理解した。

双極性の戦士、特別な戦士!あの記憶が走馬灯のように蘇る

秘密の組織、秘密の特殊部隊

俺は国籍もない、存在すら・・・誰も知らない

そういえば・・・俺はあの時・・・

・・・考えを巡らせていると、一人の男が話しかけてきた。

「俺を覚えているか!?俺はお前のことを忘れたことなどないぞ!!」

敵意を剝き出しにした、鋭い目、その言葉を残し、その男は去っていった。

誰だ・・・?俺は憎まれてでもいるのだろうか・・・



双極性障害1型を患い10年が経ち、やっと向き合えるようになったと思う。

家族、友人との誤解や反発、レジスタンスな毎日。

最近はこの神からのギフトを楽しみ、コントロール出来ている。

実際、双極性障害の友人の自殺なども経験した。

双極性障害の有名人もかなり自殺などが多いのはご存知だろうか・・・。

ニルヴァーナ、カートコバーン、田宮二郎、etc・・・。

うつ病ももちろん自殺率が多いかもしれないが

双極性障害の自殺はある意味豪快だ。

自身も豪快にやってしまおうかと思うこともあったが、俺は書くことにより救われている。

このアドレナリン出しまくりの非現実的のようで現実な俺の世界を知ってもらいたい。

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