最後の戦い1
ガースド・ベノムと陰の戦いです。
陰は『戦いの始まり』で名前だけ出てきた3人の中の一人、シアが戦います。
「貴様ら、何者だ」
「再び牢獄行きです、ガースド・ベノム!」
陰――シアは地面を蹴った。
「クッ、陰部隊か!」
剣と剣が交差した。
「はっ!2度目の牢獄なんてゴメンだ!」
ガースドは剣を受け止めながら内心焦っていた。シアは素早く剣を動かす。
「クッ」
「これで終わりです」
シアは剣を振り下げた、だが―――
―――そこには誰もいなかった。
「!?」
「ふっ、どこ切ってるんだよ」
「ぐはッ!」
(後ろ!?)
シアは倒れた。
「ククク…あまいな」
シアは笑った。
(あまいのは…お前だ)
突然笑い出したシアにガースドは顔を顰めた。
「何を笑っている」
「クク…あまいのはお前だ、ガースド・ベノム。……陰部隊は私だけではありません」
ガースドはその言葉の意味に気が付いた、だがもう手遅れだった。突然ガースドは鋭い痛みを感じた。
「な…!?」
ガースドの体には剣が深く刺さっていた。
「お前の負けです、カースド・ベノム」
ガースドは倒れた。
「俺の、負け…か……」
ガースドは意識を手放した。
ガースドが死んだのを確認したシアは後ろを振り返った。
「助かりました、リア」
「お疲れ様よ…向こうでティア様達がいるわ、早く急ぎましょう」
シアとリアはガースドの遺体を亜空間に転送させ、走り出した。
なんか、短すぎる…
戦う場面はニガテですね…




