ティアは怖い…
人は怒らせると怖いですよねー…
(学園、今頃どうなっているのかな…エレナとマリアは大丈夫かな…)
ルルーは父であるダルトと国王であるルークとでティアを待っていた。
「ルルー?大丈夫か?」
「大丈夫ですお父様…只、学園の方が心配なのです…」
そう言って俯いてしまったルルーにダルトは心配していた。
「学園の方は大丈夫であろう、円卓騎士が行っているからな」
「そうだ、お前の親友も大丈夫だよ…安心しなさい」
ノックが聞こえた。
「陛下、遅くなってすみませんでした」
ティアとアリアが部屋に入ってきた。
「ティア…ここにはその他に誰もいないぞ、普通にしていて良い」
「…分かりましたお父様」
ティアが頷くのを見てルルーは後ろに立つ人が気になっていた。
(…すごく綺麗な人~、銀色の髪がすごく似合う)
ルルーが見惚れていると綺麗な人…アリアと目が合った。
(うひょ~金色の瞳と目が合った!)
アリアは目が合ったルルーにキラッ、とウィンクをした。
(うひゃ~!!)
頭の中がだいパニックのルルーにアリアはクスリ、と笑った。それにティアが気が付いた。
「ルルー紹介するわ、彼女はアリア、今は人間の姿をしているけど本当の姿は狼よ」
「ええ!狼なの!?」
ルルーの驚き様にアリアは大爆笑していた。
「あははははは、そんなに驚かなくてもいいじゃん!!あは、あははは!」
今だに笑っているアリアにティアは冷ややかな目で見つめていた。その目でアリアが青ざめた。
「アリア~後で少しお話をしないとね~」
万遍な笑みの周りに浮き立つ黒い気配がアリアを恐怖に貶めた。
「すみませんでしたー!!!!お願いだから許してください!!!!!本当に!!お願いです!!」
土下座をしながら謝るアリアにティアはこれでよし、と呟きながら許す気配がなかった。
その光景にルークとダリアは魔王降臨!!と心で叫び、ルルーはティアを怒らせてはいけない、と心で呟いた。
それから、アリアがティアを見るたび顔が青ざめるのであった。




