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その彼の名を誰も知らない  作者: 龍華ぷろじぇくと
第三部 第一話 その大発生の理由を彼らは知らない
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その魔物たちの異常進化の理由を誰も知らない

 エンリカ・エル・ぱにゃぱ

  種族:エルフ クラス:弓使い(アーチャー)

  状態:妊娠中

  装備:ミスリルの弓、若草色のローブ、エルフの普段着、木の矢×87、矢筒

  スキル:集中

      ドリアードヒーリング

      ウンディーネヒール

      ノームの一撃

      チェイサーアロー

      最後の一矢    

  常時スキル:豚人語理解

      魅了耐性・大

      命中率補正・中

      束縛する女の執念  

  種族スキル:精霊魔法Lv3

       精霊視

       森の民


 いきなり凄いの来たっ!!?

 色々ツッコミどころが満載です。

 というか、N・I・N・S・I・N――――っ!!? 妊娠しとるっ!!!!!?


「ちょ、エンリカ、妊娠って……」


「ああ、そういやオークやゴブリンって子供ができるの早かったっけ。普通は十月十日なのがあいつらの場合は二十日辺りで産むんだろ?」


「に、妊娠。私、バズ・オークさんの子を……っぽ」


「ぶ、ブヒァッ!?」


 ネッテの驚きにカインが素の顔で告げる。

 おそらく驚き過ぎて逆に冷静になったようだ。

 そしてその報告に頬を染めるエンリカと急におろおろし始めるエロ豚。

 この豚、やはり既成事実まで作ってやがったか。


 というか……常時スキルに見てはいけないものがあった気がします。執念とか怖すぎる。

 あんた一体何する気。そしてバズ・オークよ。ナムー。

 成仏しろよエロ豚。そしたら僕、青空見上げて言うよ。あいつ、イイ奴だったのにな……って。


 ちなみに、蛇足ではありますが、最後の一矢は矢筒にある残り最後の一矢に必ず必中とクリティカル補正が掛かるという能力らしいです。アーチャーにとっては垂涎モノのスキルらしい。

 エンリカ自身も気付いていない能力なのでいつからあるのかは彼女も把握してないようだ。


 というか、本来ならエンリカの本名、ぱにゃぱって。とかツッコミ入れるべきなんだろうけど、余りにも驚くべきことが多過ぎてもうその程度のことでいちいちツッコんでられない僕でした。

 エンリカ、君はもはや僕には扱えない超人だよ。


 バズ・オーク

  種族:オーク クラス:オークジェネラル

  装備:ナイトブローバー、屠殺ナイフ、ポールアクス、アダマンタイトの手甲

  スキル:気合いの咆哮

      二連撃

      鉄鋼断

  常時スキル:人語読解

      アルセイデスの忠誠将軍

      くいしばり

      守りの心得

  種族スキル:絶倫

        農作業Lv3

        オークの鼻


 バズ・オークが地味にクラスアップしている件。お前、何時の間にオークナイトからオークジェネラルになったんだ!? 次はなんだ? オークキングか?

 というか、種族スキルッ、種族スキルッ!! 男達の夢のスキルが今そこに!!


 忠誠将軍はアルセが近くに居る時全ステータスアップ? 気合いの咆哮はしばらく攻撃力を高める? 知るかそんなもん。僕にコピーやスキルテイカーやダッシュアビリティが使えたらっ。

 畜生、エロ豚畜生ッ。お前は絶対人類の敵だぁぁぁぁぁっ!!


 葛餅

  種族:ミミック・ジュエリー クラス:ブルーサファイア

  スキル:擬態

      四連撃

      八連撃

  常時スキル:休息

        魔素吸収    

  種族スキル:硬質化

        鉱物化

        液状化


「あれ? ミミック・ジュエリーに名前がある」


「本当ね。くずもち? 誰が付けたのかしら?」


 僕だよっ!? ごめんミミック・ジュエリー、僕が最初の時にこう呼ぼうと決めて遊びで呼んだせいかもしれん。

 まさか偶然同じ名前だったとか言わないでくれ、凄いショックがデカいから。気味悪さ百倍だから。

 というか、名前漢字で見えてるけど多分こっちの世界じゃそんな見え方してないんだろうね。僕の見える文字変換は一体どうなっているのだろうか。未だに謎だ。


 クーフ

  種族:古代人 クラス:ソクシンブツ

  二つ名:剣持ちの颯太

  装備:巨人殺し、古代人の柩、ごぅじゃすそーど

  スキル:獣王殺し

      ジャーマンスープレックス

      アイテムボックス

  常時スキル:水晶勇者の呪い

        英雄の従者

  種族スキル:アンデッド属性

        暗黒属性無効

        神聖属性脆弱


「なんか見えなかった呪いの欄が見えるようになってるのよね。皆さん何か理由しりません?」


 多分クーフが自分の過去を思い出したからじゃないかな?

 というか、水晶勇者の呪いって勇者が呪うのか? 勇者のための呪いなのかがわからないな。

 で、クーフに一つ言いたい。なぜお前がジャーマンスープレックスとか知っている!?


 いや、異世界転生した可能性があるみたいだけどさ、剣持ちの颯太とか書かれてるし……はっ! もしかして、クーフなら僕の文字が分かるかも!?

 というか名前はソウタじゃなくてクーフに固定しちゃってるんだね。なんで?

 ちなみに、獣王殺しはあの握力で獣王すら圧し折るスキルだそうです。


 ネフティア

  種族:古代人 クラス:フレッシュゾンビ

  装備:デスマスク・オリハルコンのチェーンソウ・古代のぼろ布

  スキル:奇妙な踊り

      アイテムボックス

      奇妙な乱舞

  種族スキル:フレッシュゾンビ属性

        暗黒属性無効

        神聖属性耐性


 ここで初めて発覚。彼女の名前がネフティアだそうです。

 そしてミイラからフレッシュゾンビにクラスチェンジしております。

 ゾンビなんだ……でも神聖属性には耐性あり。なぜ?

 いろいろ言いたいことはあるけど、奇妙な乱舞ってなんだっ!!?

 伝説のキタ○タ踊りか!? 腰蓑付けたりするのだろうか?


 ま、まぁいい。ここまではまだ大丈夫だ。一番の問題がここから二連チャンで出現する。

 そう、ツッパリくんとアルセである。……ツッパリくんとアルセである。重要なので二度言います。

 こいつらはいろいろヤバい。そんな気がする。

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