表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ミシハセ  作者: 金子よしふみ
第六章

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
35/43

シンクロニシティ

 彼女は川村と言った。名前はリサではなかった。よく聞けば、作屋守と同じ大学、しかも同学年だった。学部も同じ。学科が違っていた。彼女も作屋を見た記憶はないと言った。学部で三百名弱、作屋守と川村の学科で言えば合わせて百名強。小学や中学と言った地域限定とは違い、全国各地から集まるのだ。百と言っても知らない、記憶にないことは不自然ではない。

(とはいえ)

 さらには、彼女の住所たるや、作屋守のアパートの隣の丁と言うではないか。同期ならば新入社員の新人研修とかで会っているはず。いや違う。彼女は中途採用らしい。だが、部署が違うとはいえ、出勤時間や退勤時間も大差ないはず。これほどの彼女が近所にいてすれ違いもしないとは。運命めいた縁とやらを持ち出して頬を紅潮させる作屋守に聞かせてやればいい。「○○市○○在住の容疑者××が」とかニュースで作屋守の近所がアナウンスされてその人が必ずしも作屋守が知っている人とは限らない、と言う点を、だ。川村があまりにリサに似ているため、論理も平静もへったくれになってしまうほどうかれとんちきになってしまっていたのだ。新プロジェクトチームで景気づけの飲み会の席上、そんな情報を得て、作屋守は酒なのかなんなのかに酔った。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ