22話 天秤~私と美鈴ちゃん~
一部観覧注意ですw
美鈴ちゃん、最初のインパクトは凄かった。私はその悪魔を前にして全身が恐怖で震えた。この威圧感、無慈悲感、これが悪魔なのだと改めて思い知らされた……のだけど……
み「うららちゃ~ん!一緒に帰りましょ♪」
う「う、うん分かった」
放課後いつものように美鈴ちゃんが私の元にやってくる。でも私はどうしたらいいのかよく分かっていない。いや、一緒に帰るのは分かるよ。でも以前れいくんに言われたことが気になるの。
『美鈴ちゃんは注意した方がいい。なぜならルードワイアンと関わりがあるかもしれないからだ』
ルードワイアンは悪魔だから美鈴ちゃんと関わりがあるのは可能性としては高い。確かに叶夏ちゃんのときのこと以来美鈴ちゃんよ様子は変になった。もしかしたらその事を考えてるのかもしれない。
でも聞く勇気は私にはない。なぜだろう?嫌われるから?本当の敵になってしまうから?違う、私が美鈴ちゃんを迷わせたくないから。
当然の矛盾なんて分かってる。私はこのまま美鈴ちゃんと一緒に居たい。時には変なことされるけど、それでももう大切な友達だから、人ではないということの仲間だから、だから、私は美鈴ちゃんのためならなんでもしたいと思ってる。
美鈴ちゃんがたとえ、私を、始祖光として利用しようとも…
み「…ちゃん…うららちゃん……どうしちゃったの?」
う「え?あぁごめんボーッとしてた」
私が注意されてどうするのよ!
み「そんなボーッとしたうららちゃんもかわいいわよ♪」
う「ち、近いって!」
私は羽をサッと手で隠した。美鈴ちゃんの見れたよ手が当たり、
み「あぁん~どうして隠すのよ~」
う「だ、ダメだからよ」
み「でもでもまだあまい!」ムニンッ
う「///ひぁん?!ちょ、ちょっと!///」
羽ばかり意識してたら胸ががら空きだった。だから胸を隠すと今度は羽を触られ、
う「///あぁんっ?!だ、ダメだって///」
私は力なく崩れ落ちる。美鈴ちゃんが甘い声で耳元で語りかけてくる。
み「大丈夫よ~♪ここは人目につきにくいからねぇ♪」サワサワ
う「///っひ?!そ、そういうぅぅ!ことじゃなくてぇ///」
ダメ!力が入らない!本当に美鈴ちゃんは美鈴ちゃんの気が済むまでやめないから。ダメだってほんとに、これだと私…私……っっ?!
う「///ひぁんっ?!っっんあぁっあああぁぁぁんっ!!///」
◆◆◆◆◆
う「も、もう!!美鈴ちゃん!さすがにひどいよぉ」泣き
み「ごめんごめんごめ~ん!ほんとにうららちゃんが可愛過ぎたんだもんねぇ♪」
私は手に濡れた下着を持って美鈴ちゃんに思うことを話す。つまり今私の下は制服のスカートのみの状態。さすがにひどいしスースーする…
み「まあでも!私は天使の羽を触ってただけだから引っ掛からないから大丈夫よ♪そう触ってたのは羽だから羽!」
相変わらず美鈴ちゃんはケロッとしていて私のことなんかただのオモチャだと思われてるのかなぁ?
み「フフフッ……ありがね」
う「な、なにがよぉぉう!」
み「うららちゃんとこうして一緒に居られただけでも私は幸せだったわ。だからね…」
美鈴ちゃんは立ち止まって私をしっかりと見てきて、
み「理由は聞かないでね……今までありがとう、さようなら」
う「えっ?!」
突如美鈴ちゃんの後ろにゲートらしきものが現れて美鈴ちゃんは後ろに倒れ背中から入っていく。
とっさのことだった。私はなぜか周りがスローに見えた。悲しそうで、それでも笑顔でゲートに吸い込まれるように沈む美鈴ちゃんの顔をしっかりと見た。
慣性の力で美鈴ちゃんの手が遅れる。私は手を伸ばし掴もうとした。でも、間に合わず手は空気を掴んだ。ゲートは消え、美鈴ちゃんも消えて私だけがその場に残る。
そんな!そんなそんなそんなそんな!!嘘、嘘よ嘘!美鈴ちゃんは私を選ばず自分を選んだ。なぜかそう思った。そう分かった。それが正しいことだとして…
◆◆◆◆◆
私は家に戻ると下着を着替えながら、
う「……美鈴、ちゃん…どうして…」
確定では無いのに私には分かった。美鈴ちゃんは私を始祖光として見たのではなく一人の友達として、友達の私を守るために自分がその罪を受けることを選んだ。
フェリさんの話によるとルードワイアンはいわゆる悪魔の上位の存在。また、れいくんの話によると美鈴ちゃんはルードワイアンと話をしていた。私を狙って。美鈴ちゃんはルードワイアンの手下に当たる。
美鈴ちゃんは自分を選んだ。つまり、ルードワイアンに、よって…死…
ダメダメ!いやだ!そんなことさせない!失いたくない!私は、私は……?!
外はもう夜10時を回っていた。お母さんとお姉ちゃんは家に居るけど私が今の時間絵を描いていると思っている。だから私は、私の部屋から、3階から飛び降りた。
う「わわわわっ?!早っ?!」
試したことも無いのに背中の羽で飛べるかやってみる。きっと飛べる、だって私は天使なんだもん!
するとバサッと音がして勢いが弱まりきれいに着地出来た。やった!でも喜ぶのは後、私はとりあえず羽を収め走って公園に向かった。そこにいる、というか来てくれる。そう思い私は独り言を言う。
う「れいくん、こうなることも知ってたし今でも私をどこからか見てるんでしょ?だったらお願い公園に来て」
返事は当然無い。でもれいくんなら全て予定通りというようにしているはず。そして私は公園に着いた。
れ「待ってたようららちゃん」
思ったとおりれいくんはそこに『居た』。どうやら今日私なんだか冴えてるみたい。今のところの言動がだいたい分かってる。
う「れいくん私…私を、魔界に連れていって!」
れ「いいねぇ~いいよぉ~始祖光としての力が発揮されているみたいだね。そうやってどんどん力を蓄えていってくれよ!」
れいくんは至高の笑みで語っている。端から見たら私にとってれいくんは本来ならば敵。だけと今は、今だけは!
れ「出来るだけ気配を消すんだ。今のうららちゃんなら出来るだろう?なぜなら…」
ゆ「魔界にわざわざ標的が行くんだからな!」
う「ゆ、ゆうくん?!」
れいくんにも分かるなら当然ゆうくんにも分かる。ゆうくんはとても低い声で私をにらみ警告する。
ゆ「行かせるわけがねぇだろうが…」
アウト?いやセーフ!です。ふゆふゆです。セーフですよこれは!だって羽を触っていただけですから何もやましい事なんてありませ~ん!ありませんよね?(威圧)
それはさておき次回は天使としてうららちゃんは活躍します。まあネタバレっぽいですが。(@^^)/~~~では




