逃げられない
「うちの彼氏に酷いこと言うねー、まったく」
柚葉はニコニコとしながらそう言った。
けれど顔が怖い、怒ってるぞ、怖いぞ。
「す、すまねぇ」
優也は鬼気を感じたのか、俺に対して素直に
謝罪を入れてきた。
「いや、きにすんな」
まあ、俺も反抗してたらきりがないしな
広い心これ重要。
「じゃあね~」
そう言って柚葉と優也くんは帰ってしまった。
いや、会計しに行ってしまった。
「うちらも、もう決まったしそろそろ行こうよ~
ねぇ、兄さん?香奈ちゃん?」
確かにずっとここにいても意味ないだろうし
その意見には賛成だと思う。
「おーけー、行くか」
香奈と、俺と、ついでにさちの水着を会計させられた。
「12500円です」
あらま!しままちでは運が良ければ0が1つ少なくて買えそうだ!。
「ちょうど、12500円お預かりいたします、
レシートになります、ありがとうございました~」
会計を済ませて帰ろう、香奈が話題に触れる前に帰ろう。
「はーやーとー?」
‥‥
「はーやーとー!」
はてなマークからビックリマークへ早変わりの香奈。
「彼女いたのに教えてくれなかったんだなぁ~
香奈さんは残念だなぁ~」
珍しく、いたずらっぽい口調の香奈。
こんなときじゃなければ、こんな内容じゃなければ‥‥。
「ずっと近くにいたのになぁ‥‥」
この言葉に反応したさち。
なぜ反応?。
「わたしに教えてくれなかったんだ~」
「へぇー」
俺に聞こえるように独り言を言う香奈。
完全に俺をからかっていた。
「わかった、わかったからやめてくれ、家に帰ったら言いますから‥‥。」
もう、降参だ。
逃げられない。
「じゃあ、うちに来なよー、家には人がいて話しずらいでしょ?」
香奈なりの、配慮なのか、それとも天然なのか。
彼女持ちを家に呼ぼうとするとは‥‥。
「さっちゃんもねー!」
さちも呼ばれるはめとなった。
いや、違う、さちは香奈の味方ってことを忘れていた。
逃げ道はなさそうだ。
明日は盲目の魔女を書こうかなぁ~
盲目の魔女ってタイトルにしてたけど、
盲目の「まじょ」と読ませようか、「アリス」と読ませようか、迷ってる、もう両方でいいかなぁ?wなんつって。




