嘘→死 第四話
嘘→死
第四話 自己紹介
伸一は、窓を閉め、エアコンのリモコンを手に取り、スイッチを入れた。
額の汗を拭い、一息ついて伸一は、話を始めた。
「まず自己紹介をしましょう。」
「そうですね、まだ出会ったばかりですし。」
「まずは俺から、僕の名前は猿見伸一年齢は25歳、独身で職業は会社員でせこせこ一人で頑張ってる男です」
「次は私が、」
神田が胸に手を当て話し出した。
「私は神田真弥。猿見さんと同じで25歳。昔一回結婚してたけど今は一人で、、息子が一人。私も会社員です。まだ状況があんまりつかめてないけど一緒に頑張る?、頑張りましょう!」
きゃぴきゃぴ話すその姿は25歳には見えなかった。
一瞬しーんとなったが二人は少年のほうを見た。
シュバッッッッッ!
少年はおどおどした様子に見えた。
「ほらっ、君も仲間だよ!」
ふう
息を吐き少年は話し始めた。
「ぼくうは謝恩、凛謝恩、ちゅうごくのひとでえしょがくせえ」
二人はぽかんと口を開けた。
「中国人?小学生?なおさらほっとけないよ。ですよね?」
一瞬伸一は迷ったが首を縦に振った。
自己紹介も済んで気づくと、辺りはもう暗くなっていた。
勇気を出して伸一はは神田に言った。
「もう遅いし泊っていきます?」
その一言に伸一の全てが出ていた。
神田は唇を舌で潤し「はいっ!」と、うなずいた。
夜も更け時刻は一時を指していた。
神田は伸一が貸してくれた伸一のベットから出た。隣には謝恩。玄関を開け外に出た。鍵を閉めそのまま闇に消えていった。
少し経ち、何かの物音がして伸一はリビングのソファから目を覚ました。
音のした玄関の方へ行くと鍵が開いていた。
「あぶねあぶね」
そう言って伸一は鍵を閉めまたソファに戻っていった。
その時通った寝室に誰もいないことに伸一は気が付かなかった。
第五話へ続く




