フォルスの試験
次の日の朝、フォルスの店を訪ねると、
「よう、きてくださりました!」
では、午前中は、筆記のテストです、まずは
言語、次に数式、最後に歴史などを行いますからねー」
こちらの、世界にきてからのまさかの試験。
ドキドキが止まらない!!
と、思いきや。
一 言語テストは完全翻訳でスルー
二 この世界では、四則演算ぐらいしかなく、スピードや文字数、正確さ、暗算くらいしかないので、子供ように与えられた時間のなかでは、ビックリするくらい、余裕で解ける。
三 えっ、技能:一般常識で一発じゃね?
てなわけで、難なくこなすディンなのであった。
数時間後、
「むむっ、!これは素晴らしい
学力では、言うことはありませんな」
そういって、フォルスは何人かの人間を呼び
だし
「次は、実施試験です。といっても、私には判定できませんから、明日馬車を護衛していただく冒険者たちにたのむことにしました。
」
フォルスさんがそう言うと、真ん中の白い髪の男が出てきて、
「君が、依頼主のいってた子か、よろしく
僕たちとしても、依頼金が増えておいしんだよね、この依頼。今回はきっちりテストさせてもらうよ。」
と言う、彼はどうみても優男。
モテるだろうなあとかおもったりする。
ちなみに、彼らは、パーティ<白銀の騎士団>
という名前の、グループで、さっきのモテ男、にいかつい顔したおっさん一人、
ローブを着た女性一人、に同じ顔で片方が大きな槍を持ち、もう片方が弓を持つ双子のバランスの取れたチームというらしい。
「僕の名前は、ディン=ハイマーです。
今日はよろしくお願いします。」
「こちらこそ、よろしく
僕らは、<白銀の騎士団>というパーティで
僕は、ケイン=マクシミリアン、
彼女はミリアンナであの双子は、槍の方が
ジャック、弓の方がウィル、そして、ちょっとコワモテなおじさんが、ボバラだよ。
さっきのイケメンが答える。
「おいおい、ケイン誰がコワモテだ!」
いやいや、その顔で斧持ってりゃ
ばーば◯あんだろ、!
「ごめん、そんな怒んないでよ。
コホンっ、では、試験の説明をするね、
内容は至って簡単そこの空き地で僕と
模擬戦をするだけだよ。
その内容で君の合否を決める
どんな、方法を使ってもかまわないよ、」
「えっ、何してもいいんですか?」
疑問に思ったので聞いてみる。
「別に構わないよ、本番も似た感じだしね。
僕は、あまり試験官とか、やったことが、ないから他の皆と相談して合否を決めるけど
冒険者をやるなら結果主義だからね。
勝てば、問答無用で合格だよ。」
「わかりました、頑張ります。」
てゆうか、このイケメンどれくらい強いんだろう。
ちょっと覗いてみるか。
名前:ケイン=マクシミリアン
性別:男
加護: 光の神シャイン
友愛の神フィリア
げっ。加護二個も、あるじゃん初めてみたよ。
そもそも、加護持ちに会うこともあまりないのだ。
ちなみに、フォルスもその一人である。
名前:フォルス=カーン
性別:男
加護:商業の神アリステール
こうなると、いよいよ本気でやらないと合格できないなあ
仕方がない、奥の手を使うか!!
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
俺とケインさんは裏の広場で、対峙している。
審判はローブの女性だ。
「それでは、模擬戦開始!!!」
審判が、叫ぶ。
「どこから、かかってきてもいいよ、」
おっ、先手を譲ってくれるようである。
やはり、優男だ。
それでは、初級剣術の力を試させてもらうか。
「はっ!せい!」
まずは、正面から立ち向かう。
しかし、何なく躱されてしまう。
「誰にも習ってないにしては、腕がいいね。
でも、まだまだ攻撃が単調だよ。」
まだまだ、余裕そうなので火魔法を繰り出す。何てって、火魔法だけなら、実践レベルである。下級なら、詠唱を省略できる。
ファイヤーアローと念じると、3本の炎の矢が、ハンサムに向かって飛んで行く。
「えっ、うそっ!」
審判が何やら叫んでいるが、気にしない。
ケインさんも動けないみたいで、炎の矢が直撃!!…………した?
よくみると、何やら水の壁が彼を取り囲んでおり、ダメージは見受けられない。
「いやあー、ビックリした、次はこっちからいくよ。」
「ホーリーアロー」
っっ!何やら光の矢が、こっちに向かって飛んできたーーーーーーー!
先日、防具屋で、買った盾を構えると……
ぐほっ!
全然、守れてないじゃん!
「あちゃー。」
「「あーーっ」」
ローブの女性や彼の仲間たちが手を顔に当てている。
後から、聞いた話だと、イケメンの攻撃には総じて(いや、失礼)スキルによる補正かかっており、あの光魔法はただ防御するだけでは盾を、貫通してしまうらしい。
「大丈夫かい、きちんと防御しなきゃ
まだ
いけるかい?」
きちんと防御したと、思ったんだがなあ。
「はい、大丈夫です。」
「じゃあ、次いくよ。」
そういって、剣で切りかかってくるケインさん。
そろそろ、反撃してやる!!




