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プロローグ

【幻想種】


西暦2004年に初めて確認されてから現在まで、世界各地で目撃情報が相次ぎ今や万を超える種類が確認された新たな生物群である。


ダーウィンの進化論によって説明できない形質と出自を持ったその生物たちは、当然既存の生物分類に当てはめることができず、現時点では高い知能を持った人に近い形のものから知能の低い蛇や魚に近い形のものまで、【幻想種】として一括りに分類されている。


「ふぅ、三十路のオッサンにゃちとしんどい道だなこりゃ。まだ登らねえとダメか?」


当初は世界崩壊の前触れだの、人類が進化するための試練だの騒ぐものが多かったが、しかし人は慣れるもの。


「ん〜獣の風がほとんど無くなってきたから近くだと思うんだけどなぁ、まだ見つかんないや」


知能が高く友好的な【幻想種】は人間文明に溶け込み社会生活を送る一方、知能が低く敵対的な【幻想種】は害獣か病原体のように排斥されるようになった。


「結界に閉じこもってるタイプかぁ?チャンバラは兎も角、不思議パワーで隠れられたらお前が頼りなんだからしっかり頼むぜ?」


初めての【幻想種】確認から38年、西暦2042年の夏。


「モチのロンですよ!!まっかせてくださいな!!……あれ?この風って……」


人に悪心を向ける怨霊退治を生業とする男が一人と妖精が一体。


「?うっかり見落としって感じじゃねえな。何見つけたんだ?」


……一体、改め───


「んっと、太陽の方角やや右側の岩場にですね──」


───妖精が二体


初めて物語というものを書きます。

遅筆かつ駄文ではありますが呼んでくれるととても喜びます。

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