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繊維工場改造プラン その⑦ 伯爵領セントハイム村 鉱山調査

伯爵領の鉱山としてセントハイム村まで探索に向かいます。

そこでは貧しいながらも、未来の新しい産業として

開発が始められていました。

ただ、モンスターが移住しつつあるという事で

ダンジョン探索になってしまいました。

どうなる事でしょうか。

遊びにきたメンバーを置いていって、今日は伯爵領の鉱山の調査に向かう。

これも教授と伯爵様へのレポートの為である。

鉱山では既に開発が開始しており、

石炭や鉄鉱石、耐火レンガ用の粘土が採掘され始めている。

将来は鉱山の麓に大規模な町に育てて、燃料や原材料を輸出するプランである。


他のメンバーには羊毛産業と羊牧場を観察させている。

チェリーちゃんとニーナさんを説得して文句を言う2人をなだめて先導をお願いした。

鉱山は危険なのである。

王都には牧場は無いからまだ良いであろう。


「そして何故君らがついてくる?

 ただの鉱山ですよ?

 僕の学術研究だから来なくて良いですよ。」


エリノールお嬢様とエリカお嬢様、ドワーフ兄弟。

護衛にと双子エルフ。


「それは、技術マニアもとい研究者としては捨てがたいですね。」

「鉱山は重要な産業じゃないの。

 この伯爵領の産業を見させて。

 現代では殆ど閉鎖されてしまっているけど。」

「ドワーフで鉱山で働く事は珍しくないからでござる。

 この国の鉱山を見るには良い機会でござる。」


ええい、このマニア共め。

貴族様が技術ヲタクとはどういう趣味をしているのか。

羊と戯れて来なさいと心の中で言いたいのであるが、

まあ母体が帝国大学だからそういう人種もいてもおかしくないか。


「我らはエリオス様の護衛ですからね。

 絶対に離れませんよ。」


君たち双子エルフはブレなくて良いですね。

あ、モンスターが出てきたら一緒に撃退しましょう。

宜しくお願い致します。

そんな感じで隣り村の鉱山の村のセントハイム村まで辿り着く。

村長さんが現れる。


「僕は伯爵領内政官のエリオスです。

 宜しくお願い致します。」

「これはこれは内政官殿のエリオス様。村長です。

 どうぞこのセントハイム村までようこそ。

 伯爵様から話はお聞きしております。」

「この鉱山は伯爵領にとって貴重な資源であり重要な産業です。

 燃料としての木炭はいずれ枯渇します。

 そうなれば、この鉱山こそが最大の資源産業になるのです。」

「エリオス様のご意見で伯爵様もこの鉱山の開発をはじめました。

 貧しいこの村にもようやく産業が出来つつあります。」

「鉱山の採掘は非常に危険な仕事ですが、

 安全対策も含めご協力下さい。」


村長さんと会話する。

中世のど田舎の村々はまだ非常に貧しいのである。

彼らを養うだけの産業が必要になってくる。

この伯爵領を覆う山々には、膨大な資源という利点があるかもしれない。


実際に中世イギリスの燃料の中心は木炭であったが、

16世紀中頃から木炭価格の上昇と共に石炭が使われる様になっている。

数々の産業の燃料源として、相対的に安価になった石炭が

産業の中心を担っていくのである。

まだこの国では石炭の利用が少ないが、今後は主力エネルギーに転換するであろう。

そのエネルギーシェアを伯爵領で抑えてしまうのである。

近代的な技術開発と共に。


「まあエリオス。貴方は平民の分際でこの領内で

 いつの間にか内政官という重職になったの。

 一体どうやって伯爵に取り入ったのでしょう?」

「何故かは僕が聞きたいですが、

 税収に困った伯爵様が噂を聞きつけてきたとしか聞いておりません。

 エリカお嬢様。」

「可愛い顔をして裏では結構やるのね。

 手が早いわ。」

「・・・その、誤解を招く言い方は勘弁して頂けないでしょうか?」

「あら、嘘ではないわよ。

 あんなに沢山の・・・」


このお嬢様は何を急に言い出すのか、

口を止めないと。

話を他にふろう。


「鉱山の開発は順調ですか?村長さん。」

「実は困り事がありまして、モンスターが移住しつつあります。

 外より鉱山内部の方が安全なんでしょうか?

 仕事が出来ない地区があって問題になっています。」


やっぱりフラグが立っていたか。

これは冒険者ギルドに相談だな。

ちょうど冒険者のセレナさんが暇していたな。


「エリオス様。

 モンスター退治しましょう。

 この村の秩序は我々の手で守るのです。」

「そうですわ。エリオス様。

 是非我らにご指示を。」


双子エルフが一斉に声を上げる。

君たちは本当に武闘派だなぁ。

まあ、君たちは良いとしても


「じゃあ、お嬢様方とドワーフの皆様はここで待っていて下さい。

 僕らで鉱山を視察してきます。

 この双子エルフは強いので大丈夫です。」 


と声を上げると、批判の目で見てくる他の皆さん。


「鉱山でエルフに道を譲るなど、

 ドワーフ族のプライドが許さない。

 拙者が率先して探索するでござる。」

「双子エルフが強いなら大丈夫でしょう。

 私もついていくわ。」


何故かブーイングが飛んでくる。

いや危険ですからって。

特にお嬢様方には。


「RPGみたいで面白そうじゃない。リアルMMOね。」

「でも洞窟内って基本30℃以上で蒸し暑いし、

 湿度100%に近いですよ。汚れますよ。」

「そう言うのね。

 でも王都でお嬢様なんてやってられないのよ。

 私達も軍事訓練は受けているから、お遊びにつき合せなさい。」

「あ、綺麗な石を見つけたら私にも下さいね。えへへ。」


面倒なお嬢様だな。

ダンジョン攻略ってのに。

説得は難しそうなので、諦めてメンバーで探索する事にする。

実はこのメンバーも侮れない強さを誇ったのであった。

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