【リベンジ】またモンスター食べてみた【美味しいごはん】
「人が笑顔になるには。まず美味しいご飯が必要なんですよ」
「いきなりどうしたのお母さん?」
ユウキが突拍子もない事を言いだしたがもちろんコレは配信なのでただの導入である。
:こんにちはー
:確かにご飯は大事だな
:正直こっちの方が好き
:また何かするのか?
「私は考えたのですよ」
「はいはい?」
「先日の失敗のままで終わりたくないんだよ」
「まぁ確かにアレで終わるのはねぇ……」
「そんな訳で今回はダンジョンでまだ比較的食べられそうなモンスターを持ってきました」
ユウキがカメラの画角の外からイノシシっぽいモンスターを取り出す。
:ひぇ
:なんだコレ見た事ない
:また名前が付けられていないモンスターを……
:てか解体できるの?
「血抜きは既にしているから解体していくだけだね」
イノシシっぽい生き物を解体した事はあるが、それが正しいやり方かは分かっていない、そもそも基本的に肉は解体済みの物を購入して調理している。ユウキが1人でイノシシかそれっぽいモンスターを食べる時は毛だけ燃やして処理してから丸吞みしていた。
まずは全体をマキナの水魔法で綺麗に洗浄する。次にユウキが包丁を魔力で強化して毛皮を綺麗に剥ぎ取る。それからユウキなりに解体を進めていき、部位ごとに机にな並べていった。
:恐ろしい程の切れ味なんですが……
:やり方はちょっと違うけどちゃんと解体できてる
:すげー
:※普通のイノシシでもここまで早く解体できません
:魚みたいに解体されてる……
「血抜きが終わってるお陰で楽に解体できましたね、ダンジョン産ではありますがジビエなので寄生虫の可能性も考慮して破棄しちゃいましょう」
よけてある内臓を上に放り投げて燃やして消し飛ばしておく。
「一応このまま焼いたら食べられるか確認しますね」
前足を薄く切り取ってそれを軽く炙って食べてみる。
「……匂いは、良好、味は……悪くない、かな? はいあーん」
「あーん」「あ、あーん」
食べられそうな感じがしたので、マキナと優奈に食べさせる。2人とも美味しい寄りの微妙な顔をしていた。
「ちゃんと処理したらいけそうだよね?」
2人はうんうんと頭を上下させる。
「とりあえずお昼ご飯はまだだからこれで生姜焼きにしようか」
「わーい」
ユウキは手際よく用意して米を土鍋で炊き始めた、それから人数分より気持ち多めに肉をそぎ落としてから作ったタレに漬け込む。
それからしばらくコメントと雑談してから、程よい時間になった所で漬けているタレごと肉を焼きあげて、炊きあがったご飯に乗せてからカメラに見せる。コメント欄は阿鼻叫喚になっており、飯テロは成功したようだ。
3人とも大好評だったようで笑顔で完食してくれた。
ユウキがご飯で失敗したまま引き下がる事はなかったようです。




