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第1話 今の毎日1

挿絵(By みてみん)

 目覚まし時計が鳴ってる…止めなきゃ…

 アラームは止めたけど…眠い……

 大(たい)樹(き)が窓をノックしてくれてる…

「朝だぞ」

 大樹の声だ…

 大樹が起こしてくれてるんだから起きなきゃ…

 全力を出してものそのそしか動けない…けど、カーテンを開けるんだ。

 その窓の向かいには、手を伸ばせば届くところに隣の家の窓があって、そこには幼馴染の大樹がいる。

 目が合った。

 あ、今私の口が笑顔になった。

 カーテンを開けたから、今度は窓。

「おはよう大樹」

「…こさよ、また鍵を閉め忘れてるんじゃないか?」

「あ…」

「女子なんだから気をつけてくれよ」

 ついうつむいてしまう。

「ごめん。私じゃ大樹みたいに泥棒をやっつけられないから気をつける」

「そういうことじゃないんだけどな。とにかく気をつけてくれ」

「うん…ごめん」

「謝らなくていい。ゴールデンウィークも終わったな」

 やさしい笑顔を見せてくれた。

「今日からまた学校だね」

「また後でな」


 よし、今度こそちゃんと鍵を閉めた。

 眠いけど、大樹が起こしてくれたんだから起きなきゃ。

 寝癖はついてないよね? …よかった。

 寝癖がつかないように気を遣って寝てる甲斐があった。

 朝から大樹と会うんだから、少しでも良く見てもらいたい。

 それに、私にとって髪はすごく大切だから、なおさら大樹に良く見てもらいたい。

「朝ごはん食べよ」


     *


 二階にある自分の部屋から一階に降りたら、台所にいるお母さんが見えた。

「お母さんおはよう」

 お母さんは『おはよう』ってあいさつを返してくれて、私はそれを受けながら、台所が面した食堂に入る。

 お父さんと妹が朝ごはんを食べてるけど、私は今日も妹の愛(あい)菜(な)を見てしまう。

 しっかり者の愛菜はもう制服を着て、朝ごはんを食べている。

 服をきれいに着こなせる身長だし、細身なのに胸は大きくてスタイルがいいから、座っているだけでも絵になっている。

 スカートからのぞく足だって長い。

 学年は一つしか違わないけど、私は五月生まれで愛菜は三月生まれだから、二年近く差がある。

 けど、小学生の時から愛菜の方が背も胸も大きかったし、走るのも早かった。

「おはよう」

 お父さんと愛菜におはようって声をかけたけど、返してくれるのは案の定お父さんだけ。

 愛菜は私の方を見向きもしないし、向こうからあいさつしてくることもない。

 私と愛菜の席は向かい合っているから、座ったら自然と愛菜を正面から見ることになる。

 柔らかい顔立ちと、ストレートの女の子らしいロングヘア。

 大樹の好きなタイプ…

 愛菜はロングヘアを耳に掛けて、きれいな所作で朝ごはんを食べ進めている。

 私もまたロングにしてみようかな。

「…なに?」

「え?」

 愛菜は柔らかい物腰で聞いてくる。

「そんなに見られたら食べづらいよ」

「あ、ごめん」

「ただでさえ発達障害があるんだからしっかりしてよ」

 愛菜は清楚で柔らかい雰囲気のまま、人を傷つけることを何の気なしに言う。

「ごめん…」

「さ、しっかり起きて」

 朝ごはんを運んできてくれたお母さんに言われてしまった。

「ありがとう。いただきます」


 まだ眠いから朝ごはんを食べるのがつらい。

「今日も大樹君に一緒に行ってもらうんでしょ? 待たせないようにこさよも早く食べて」

 『私も』か…お母さんも『愛菜に比べて私はだめ』って思ってるのが、また言い方に出てる。

「そうだよ。お姉ちゃんは何をするにも時間がかかるんだからさ。大樹はやさしいよねー。お姉ちゃんなんかに構ってもなんにもならないのに」

 これだって柔らかい笑顔で、平然と言ってのける。

 愛菜の言うとおり、私は大樹に甘えて迷惑かけてばっかりだから、何も言い返せない。

 お父さんもお母さんも愛菜を叱らない。

 その不満を言っても聞き入れられない。

 こんなのいつものこと。

 犬に『ミュール』なんて名前をつけて、世話もすぐやめて、最後まで犬に心があることがわからなかった人たちに、期待することなんてない。

 私だって学習する。


     *


「ごちそうさま」

 次は歯磨きだ。

 私が洗面所に向かう頃には、愛菜もお父さんももう出掛けていた。

 愛菜は何をするにも要領が良くて早い。

 髪伸びてきたな…切り揃えながらロングにしてみようかな。

「あ…」

 そんなことを考えながら泡を吐き出したら、屈んだことで垂れた自分の髪が見えた。

 もしロングだったら髪を洗面台に浸してたよね。

 注意欠陥の自分が嫌になる。

 …やっぱり私にロングは無理かな。


 最後に着替え。

 姿見に映る私の顔は『愛菜に比べたら少しだけクール』って言ったら、少しは聞こえが良いのかな…

 大樹に良く見られたいからスタイル維持はしてるけど、私は愛菜と違って背が低いし胸も小さくて素材が悪いから、がんばっても自信をなくす。

 高校の制服なのは同じでも愛菜と全然違うのは、愛菜とは別の高校だからじゃない。

 『私は大樹に見合う女じゃない』って、鏡を見るだけでも突きつけられる。

 私も愛菜や円(まどか)みたいだったらまた違うのかな。

 大樹を待たせちゃいけない。急がないと。

「ミュール、行ってきます」

 私は骨壺の中で眠る大切な家族に声をかけて部屋を出た。


     *


 大樹がもう家の前で待ってる。

 けどそれに気を取らちゃだめ。家の鍵をしっかり閉めて、ちゃんと閉まってるか確認しなきゃ。

「よし」

 早く大樹のところに行こう。

「待たせてごめん」

「謝ることじゃないさ。慌てなくていい」

「うん。でもいつもごめん」

「いいんだよ。さあ行こう」

 大樹はまたやさしく笑ってそう言ってくれる。


「大樹あのね、大樹が一緒に学校に行ってくれるようになって、今日で一年なんだよ」

「確かにゴールデンウィーク明けからだったな」

「大樹には本当に感謝してる」

「そっか」

「自分で自分を疑って病院に行ったのに、いざ病気って言われたら本当にショックで、あの時は何もできなくなっちゃったから」

「そうだったな」

「あの時大樹が『俺は生まれつきでこさよのことを決めるのは嫌なんだよ』って言ってくれて、私を助けてくれて、本当にうれしかったの。大樹がいなかったら私は学校を辞めてたかもしれない」

「今のこさよがあるのはこさよ自身の力だろ」

「それだけじゃないよ、私が髪を焼いた時だってミュールが亡くなった時だって、私の心が壊れた時はいつも大樹がそばにいてくれた」

「礼は受け取っておくよ」

「私がミュールの世話を最後までやりきれたのだって、大樹が支えてくれたからだよ」

「俺がいなくてもこさよはやりきったさ。俺はこさよを少し楽にしただけだよ」

「あ、もちろん静(しずか)さんにも感謝してるよ!?」

 気持ちをちゃんと言葉にするって難しい…

「ははは大丈夫、わかってるよ」

 誕生日をお祝いしてくれたばっかりなのに静さんを無下にしたみたいで申し訳ない。

「ごめん」

「母さんが聞いてたって悪くは取らないさ。こさよのそういうところも大好きだしな!」

「それに、大樹に迷惑かけて」

 そう思うとうつむいてしまう。

「迷惑なんて思ってないぞ。俺だってこさよといるのが楽しくて一緒に行ってるんだからさ」

「うん…」

「本当だぞ?」

「気を遣わせてごめん」

「本心だよ」

「そうなの…?」

「そうだ」

 背が高い大樹を見上げたら自分の髪が目について、つい髪に気を取られてしまう。

「どうした?」

「そろそろ切らなきゃ」

「…もう少し伸ばしてもいいんじゃないか?」

「でもまた大樹に迷惑かけたら嫌だから」

「あれは小三の時だったんだから、もういいだろ」

 また髪を焼いたりして迷惑はかけなかったとしても、私はきっとまた髪をスープに入れたりする。

 大樹にそんなところ見られたくない。

「切るよ」

「…そっか」

 やっぱり大樹はやさしいな。

 こうやって人の気持ちを察して、私が少しでも嫌な気持ちにならないように、傷つかないようにしてくれる。

 短い一言にそんな気持ちが込められていることがわかる。

 あの時、私が髪を焼いた時、大樹は自分が怪我することを顧みないで私を助けてくれた。

 私のせいで大樹に怪我させたのに、私と幼馴染でい続けてくれている。

 人の心を守れる、強くてやさしい大樹が好き。

 大樹、ありがとう。ごめんね。


     *


「それじゃあまた帰りにな」

「うん」

 大樹とは教室の前でお別れだ。


 円も拓(たく)実(み)ももう来てるんだ。入り口のすぐ近くにある私たちの席で話してる。

「おはよう」

「おはよう」

「おーこさよ!」

 私は友達二人に声をかけたけど、やっぱり円に先に目が行く。

 綾(あや)瀬(せ)円。物静かで、柔らかい顔立ちに高めの背と細い体、ロングヘアで清楚。

 愛菜と同じような、大樹の好きなタイプだ。

 もう一人は青(あお)木(き)拓実。明るい子だ。

 円と私が応援に行った陸上の大会で、私より少し背が低いのに、ハードルの予選でいいところまでいった。

 それは本当にすごいと思う。私じゃそんなことできない。

 三人とも名字が『あ』から始まるから席は連続していて、私は『阿(あ)羽(はね)』だから真ん中。

「ゴールデンウィーク楽しかったね」

「うん」


 ? 二人とも私の後ろを見てるけど、何があるんだろう?

「やっほーフーバーくん」

 私も振り向いてそっちを見たら、見知った顔が教室に来ていた。

「やあ三人とも。大樹が来たからこさよも来てると思ってね」

 フーバー・ブラウン。オーストラリア人で、小学四年生の時からからの大樹と私の友達だ。

 他人種だし日本語もうまく話せなくて馴染めずにいたフーバーを大樹が遊びに誘ってからの友達で、大樹に信頼を寄せている。

「オーストラリアみやげを持ってきたんだ」

 金髪碧眼、スキンヘッドのロックファッションだけど、見た目とは正反対の柔らかくて丁寧な性格をしている。

 二つ持っている紙袋のうち、片方を円たちに渡しているけど、その所作にも性格が出てると思う。

「おお!」

「ありがとう」

「ただ五個入りしか買えなかったから、円さんと拓実さんが二個食べて。こさよの二個目は大樹に渡してあるから、帰りにでも一緒に食べてよ」

「わかった。ありがとう」

 もう片方は私の家にじゃなかったんだ。もらおうとしないでよかった。

「はい」

「え?」

 なんでもう片方を私に差し出してるの?

「今のはうちも騙されたわ」

「ね、二人の仲を見てるとね」

 私の家にっていうこと?

 拓実と円も騙されたって言ってるし、冗談を見抜けなかったのは私だけじゃないんだよね?

「こさよなら大樹に一個欲しいって言ってみてもいいんじゃない?」

「大樹の分まではもらえないよ」

「ハハハそう? それじゃあね」


     *


 朝からおいしいお菓子を食べられて贅沢だな。

 場所は後ろの円の席だ。

「こさよと大樹くん、今日も一緒に来たんだよね?」

「そんなに仲良いのに付き合ってないんでしょ。不思議」

「うん、付き合ってはないよ」

 小学生の時から聞かれるたびにしてきた、慣れた返事。

「幼馴染ってそういうもんなのかね」

「熟年カップルにしか見えないのにね」

 そう見られてるのは嬉しい。

「恋バナしたいよう」

「うちらはそういう話ないからねぇ」

 そう言われると、大樹への思いを隠していることに少し胸が痛む。

 この二人なら秘密を守ってくれるだろうけど、気を遣われたりして却って大樹と私の仲に影響が出るのは避けたい。

 それを二人に伝えれば絶対そのとおりに振る舞ってくれる。

 けど、それでも、何かの拍子で大樹に知られてしまうのが怖い。

 そうなったらもう、幼馴染でもいられなくなっちゃうから。

 でもやっぱり友達を信用してないみたいで胸が痛む。

 恋愛の嘘だから許される…よね。

 言い訳してもやっぱり胸は痛むな。

 それ以前に、大樹は格闘技の女子プロのパートナーをやるくらいすごいんだから、私じゃ釣り合わないのはわかってるけど。


 円? 上を見て今度はどうしたの? 急に拓実の腕を引いてなに!?

「蜂!!」

 拓実は蜂を見る前に教室の奥に離れたけど、一緒に椅子を持っていってくれた。

 ありがとう、お陰で私も逃げられる。

 私も早く逃げなきゃ。だって円が立ち上がる準備までをして、待ってるから。

 先に円に逃げてほしいけど、その問答をするより私が逃げてしまう方が早い。

 よし、円もこっちに逃げられた。

 蜂は私たちがいた場所を通り過ぎて、窓辺にいた原(はら)前(まえ)さんたちの方へ飛んで行った。

「きゃ! なんで!?」

 原前さんが騒いでる。

 身勝手な原前さんらしく男子の後ろに隠れてるけど、もともと窓の一番近くにいたから、隠れるつもりがあったわけじゃないんだろうな。

 他人を盾にしてるところに性格が出てるけど。

 それより、蜂を捕まえて逃がさなきゃ。

「うお、来んな!」

 そんなことを考えていたら、原前さんの前にいた男子がノートで蜂を煽ったせいで、蜂が私たちの方に向かってきた。

 怒ったのか、私たち三人も敵の群れの仲間に含めて、攻撃しようとしてるみたい。

「よかった」

 原前さんの本音が出てる。愛菜みたいだ。

 これから私たちが逃げる行き先は最初にいた場所になるよね。

 円、拓実、今度は先に逃げて。

 先に逃げるように二人を軽く促したら、二人もそれを受け入れてくれた。

 よかった。

 早く逃げてほしいし、私は最後になるのが都合がいいから。

「こさよ何する気!?」

「離れてて」

「逃げようよ!」

 私は二人に背を向けたまま、蜂を見ながら答える。

 フーバーがくれたおみやげの箱は蓋と本体が分かれるタイプだから、この中に蜂を閉じ込めることができる。

 五個入りの箱だから大きさも丁度いい。

 どうせ誰かがやるしかないし、できるなら蜂だって傷つけたくない。

「危ないよ」

「離れてて」

 あえて同じことを二回言ったから、離れててくれたらいいな。

 落ち着いて、落ち着いて。

 大樹が言っていた虫を捕まえるこつを思い出すんだ。

 失敗したら私が確実に襲われるから、一度でやらなきゃ。

 ──

 よし、うまく捕まえられた。

 捕まえる時は、自分でも集中してることに気づかないくらい集中してたみたい。過集中だ…嫌だな。

 …蜂が箱の中で暴れる音と衝撃を感じてるうちに、怖くなってきた。

 怖い…けど大丈夫、冷静でいられる。

「誰か窓開けて!」

 一歩ずつ確実に、冷静に、窓まで行けば大丈夫。

「私やる!」

 原前さん? 名乗り出てくれたんだ。

 今まで損な役割を引き受けることなんてなかったのに。窓辺にいて丁度いいからってだけかもしれないけど、見直したよ。

 原前さんの友達たちも、私が窓辺に立てるように場所を空けてどこかに行ったから、このまま進もう。

 窓まであと少し、あと少し…

「やだ怖い!!」

 原前さんどこ行くの!? 私ここまで来たんだよ!?

「えっ、え…」

 私は窓の前にいるけど、ガラスが見えるってことは閉まってるってことだから投げられない。どうしたらいいの!? わからない! 怖い!!

「そのままでいて!」

 拓実! 信じるね。動かないで待ってるね。

 拓実が走って来てくれてる。

 私と窓の間に入り込んでくれた。蜂は抑えておくからね。

 大丈夫、待てる。

 窓を開けたら、私は耐えられるから、そうやって外に誰もいないか確認して──

「投げて!」

「っ!」

 窓が閉まってく…


「こさよ大丈夫!?」

 拓実が私の腕に触れてくれてるから、少し安心する。とにかく返事しなきゃ。

「うん」

 落ち着いてきた…この状況なら少しくらいパニックを起こしても、病気が原因だってばれないよね。

 自分の今までの姿を想像しても、どうしようもなくて何もできなくなったように見えたと思う。

「こさよが無事でよかった」

「円…」

 ずっと一緒にいてくれたんだね、ありがとう。

「すごい」

「かっこいい」

 私たちへの歓声が起こってる。

「才(さい)香(か)も怖かったね」

「かっこよかったよ」

「原前も怪我しなくてよかった」

 原前さん? ああ、みんなで反対側のもともと私たちがいた場所に逃げたんだ。

 かわい子ぶった笑顔で私を置いて逃げたんだから、大丈夫に決まってるでしょ。

 それでも一番危なかった私や拓実の心配はしないんだね。

 けど、人は自分が好きな人を助けることも、愛嬌がある子が好かれることも、知ってる。

 他人を見捨てられる人がいることも、そういう人はそれを悪いと思わないことも、私は知ってる。

「何それ」

 円?

「原前さん逃げ」

 拓実、いいの。

 首を横に振るだけで伝わってよかった。

 原前さんはばつが悪そうに友達たちの陰に隠れたけど、そういう感性はあるんだ。

「才香大丈夫?」

 教室が静まり返ってるから、原前さんにかけられた声が小さくてもよく通るな。

 空気が重くなったから、みんなこの事態に関わらないようにしてる。

 私は原前さんにされたことに納得なんてしてない。彼女がしたことは人を危険に晒すことだから。

 悲しいことだけど、私は軽く扱われるのに慣れてる。

 今さらだ。

 失望も傷つきもしない。

 それより私のことに大切な友達を巻き込みたくない。

 小声で言おう。

「大丈夫、私は傷ついてないよ。二人とも本当にありがとう」

 だから二人とも怒ったり悲しんだりしないで。

「だったらいいけど」

「ごめんね、二人に任せっきりで、私は何もできなかった」

 円、そんなことないよ。

「私たちを先に逃がしてくれたし、ずっと一緒にいてくれたでしょ」

「そうだよ、うちもめっちゃ心強かった!」

「二人とも…」

 私と一緒にいて、立ち向かってくれた友達。

 この二人が友達でよかった。

「今日お茶いこうよ!」

「うん」

「そうしよ」

 原前さんたちに怒るより、人を助けられる友達を大切にしたい。


 蜂はどこかに行ったかな?

 怒って窓の外に来てはいないけど、見てもわからない。

 いつも失敗してばっかりの私だけど、うまくできてよかったな。

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