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魔王国の宰相  作者: 佐伯アルト
Ⅱ 魔王国の改革

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世界観要約・用語解説Ⅱ

<Ⅱ章の振り返り>


・時期:6月初旬〜7月初旬


・あらすじ:宰相となったエイジの最初期の仕事。ハード・ソフトそれぞれの改革から始まり、執務に外交、反乱分子の鎮圧などを行なっていく。



<主要登場人物>


・シルヴァ:エイジの秘書。頭脳明晰で器用、冷静な堅物。種族や生い立ちなどは不明。


・ダッキ:狐の幻獣にして、エイジの秘書2号(ペット)。普段おちゃらけているが、腹黒く冷酷な一面も。



<サブキャラ>


・イズナ:狐のAタイプ獣人である少女。森で迷ったところを、エイジに村まで送り届けられる。彼がダッキと交戦している間、村人達を一生懸命説得していた。


・バウム:獣人の集落の族長。Bタイプの老齢の犬。犬種はブルドッグに近い。


・ハティ:獣人の集落の自警団隊長である、Aタイプ狼型の女性。面倒見が良く、警戒心が強い。


・シャル:次期族長候補のAタイプ猫型の小娘。族長の孫娘であり、愛嬌で生きている。


・ニンテス:ダークエルフ勢力を束ねる、人間基準で妙齢(アラサー)の女王。気品と色気を備えているが、バツイチの経産婦である。


・オーヴェン:ニンテスを補佐するハイエルフの青年、元老長。因みに、女王の甥である。


・ハック:枯れ木のようで気難しい、ウッドエルフ陣営の国王。


・ティタス:ウッドエルフ国の大臣で、王を補佐するハイエルフの女性。若々しく神秘的、それでいて柔和。伴侶を戦争で喪った未亡人。



<文明、国家>


・魔王城:小高い丘の上にある地上5階、地下3階、1階が200m四方の石造り。上に行くほど狭くなるピラミット構造。玉座や書庫、寝室に研究所と倉庫など主要な機能が揃っている。しかし、手入れは行き届いておらず、空室があり、老朽化も進んでいる。


・城下町:魔王城からやや離れたところに存在する大きな集落。魔王城勤務の者とその家族が中心となって生活している。人口規模は数万に上る。


・統括部:宰相とその部下からなる数十名規模の部署。別名は総務。宰相の執務の補佐や、各部署へ指示を出す司令塔。


・司令室:魔王国軍全体を指揮、管理する管制部門。長は将軍のレイヴン。魔王国民は市民一人一人に至るまでが戦闘能力を有するので、有事の際は無所属であるほぼ全ての国民に指示を出すことになる。


・兵站部:軍隊、ひいては魔王国全体の物資の調達や加工生産、運搬に管理を行う部署。インフラ整備等も担当する。長はエリゴス。


・観測部:敵への調査や斥候、領土の哨戒だけでなく、地形や生態系など調査全般をする。長はエレン。


・医療部:怪我や病気の治療や、薬などの研究、メンタルケアを担当する。長はノクト。


・魔導院:魔術の研究や魔道具等の開発を行う部署。長はフォラス。


・情報部:各部署から入る、凡ゆる情報の整理や保管を担当する。長はメディア


・人事部:魔王城勤務の魔族の所属の管理だけでなく、市民等の戸籍データの作成と管理を行う。不満の解消による治安維持も仕事。長はモルガン。


・獣人の集落:魔王城から遠く北東部に離れた森に存在する小規模な村々。各集落は縄張りがあるらしいが、険悪でなく交流はある。この地域の人口を集めると、万に届くかといった数。


・ウッドエルフの国:魔王城より遥か東の森の中にある。国の中心には白亜の古城。妖精達の住宅は、木や蔦に粘土などで作られる自然味溢れるもの。


・ダークエルフの国:ウッドエルフの国よりは西側にある。ある大きな岩山を削って作られた地下空間に住居を構えている。



<魔力、魔法、魔術、魔導関連>


・魔力欠乏症:一度に大量の魔術を使用する、或いは長時間低魔力状態になると発症する貧血のようなもの。魔族など魔力を多く生体活動に用いる者ほど症状が重い。


・霊装:魔道具の一種で、魔術陣や魔力が編み込まれた衣装類のこと。或いは、魔導繊維で作られた装備品を指す。


・魔眼:魔法や特殊能力のように、ある魔術的効果を発揮する特異な身体的特徴の一つ。生体で構成される魔道具のようなもの。


・幻魔器の移植:幻魔器を外科的、或いは魔術的手法で移植することにより、後天的に魔力を得たり、前の所有者の種族的特徴、能力を受け継ぐことができる。しかし、拒絶反応など相応のリスクが伴う。


・副属性:基礎である9大属性とは別に、特別な効果を付与する魔力特性。


・聖属性:神々に仇を為す魔性の存在を祓い、不自然に死を乗り越えた者を滅して、穢れた魂を浄化する属性。神に連なる者や加護を与えられた者が扱う。


・邪属性:神々に仇を為す力。神の祝福を受けた者達を堕とす魔力。高位の魔族系が自然と有するようになる。


・ゴーレム:石や鉱物、粘土などから作られる、動く像のようなもの。魔術式の簡易的なロボットと言える。



<種族>


・夢魔、淫魔:下級から中級程度の魔族で、男性型がインキュバス、女性型がサキュバス。夢魔は淫夢や幻覚を見せる、淫魔は実際に性交することで精力=生命力を奪い魔力に変換する。その補助として催眠や魅了に洗脳、性別や性癖の察知、自他の性欲制御ができる。


・ヴァンパイア:吸血鬼ともいい、血を吸う為の牙が特徴的な、強力かつ弱点も多い怪物の典型。純血の者は大抵が上級に位置する。また、生まれつきそういう生物としての者と、死後変異する二種類がある。前者は生殖可能。特殊能力としては、体内外の血液操作。高位のものは、吸血生物を従えたり、血を吸った対象を眷属、紛い物の吸血鬼ダンピールに変えてしまえる。アンデッドは兎も角、生者の吸血鬼は日光で死にはしないが、大幅に弱体化する。だが稀に、それを克服した突然変異個体が現れる。


・ゾンビ:動く死体。リビングデッド、或いはアンデッドとも。定義は、一度死した生物が、どのような経緯であれ活動しているモノ。特徴は、腐肉が残り、動きが遅く、丈夫で、刺激に鈍く、知性が低いこと。死霊術によって製造されるのが普通だが、稀に未処理の死体から自然発生することがある。素体は人間から魔族、魔獣まで様々。また素体となる肉体がなくとも製造可能である。


・スケルトン:動く死体その2。その中でも肉を持たず骨のみで構成されている。関節の接着や運動は魔力で行われている。製造方法はゾンビとの共通事項が多い。ゾンビより身軽で器用であり、また活動に魔力がより多く必要となるため、その弱点を補い長所を生かすため、質の良い魂を入れることが多い。上位種はリッチー。


・ゴースト:死霊。肉体を持たず霊魂のみで活動するため基本不安定。しかしながら、魔王城のような魔力に満ちているなどの条件を満たせば、短時間ながら死霊の形のまま実体化できる。魂の持ち主が高い魔力を持つほど、自我が強いほど存在が安定する傾向にある。上位種はレイス。


・ワイバーン:飛竜と呼ばれる魔獣の一種。爬虫類で、前腕が翼、後足は趾となっている鳥型。幻獣種たる龍は六脚であり、明確に区別される。


・獣人:人型で、人間並の知能を持ちつつ、動物的特徴や身体能力を有する種族。魔族ではなく、一般の生物に分類される。数が少なく、各地方に点在している。


・獣人α型:Aタイプ。人間が動物的特徴を有した容姿。人間の祖先から各獣型に分岐進化したと考えられる。


・獣人β型:Bタイプ。動物が人型になったような容姿で、毛皮などをそのまま有している。各動物の祖先が人型に進化したと考えられる。


・その他:獣人(哺乳類)の他にも少数ではあるが、魚人マーマン(魚類)や竜人ドラゴニュート・リザードマン(爬虫類)、鳥人ハーピー・バードフォーク(鳥類)のような種族が存在している。


・妖精:魔族に似て非なる種族。魔族と亜人の中間のようなものか。体格や知能、魔力に能力などバラバラ。分類は非常に多く、各種族は何かを司る者、のように特化型の能力。


・精霊:魔獣に対する幻獣のように、妖精の中でも一際能力の高い種族。


・ウッドエルフ:身体能力に優れ、自然を愛する精霊群。肌は明るく健康的な色。


・ダークエルフ:魔力と知能に優れ、人工物と暗がりを好む魔族寄りの精霊群。肌は浅黒い。


・ハイエルフ:精霊の王と呼ばれる種族で、超然とした佇まいをする。体格、魔力、知能の全てに優れ、各エルフのいいとこ取りをしたような能力をしている。肌は白い。


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