依頼内容
21話
「…行きましょう」
俺たちは厚意に甘えた。
「夕食にしましょうね♪」
おばあさんはキッチンへ小走りで走っていった。
俺とオルビスはというとおばあさんに案内された椅子に座って料理を待っていた。
「ちょっと〜!きてくれませんか〜!!お皿運んでくれますか〜〜!!」
おばあさんは料理を作り終えていたがなかなか量が多く運べていない状況だった。
(っていっても多すぎだろ……)
かなり大きい皿が3つあったのだ。
俺はそう思ったが、そんなことよりも運ばないといけない。
オルビスは2つ、俺は1つ持って机に持っていき、席に着いた。おばあさんはその後を箸、コップを持ってきて少し遅れて席に着いた。
「ではいただきましょう♪」
料理の内容は真ん中にある大きな焼かれた鳥みたいなものを中心に野菜、副菜と別れていた。
「「「いただきます」」」
まず俺は鳥みたいなものを食べた。
「皆さん!お名前はなんですか?」
「まずは私から…私はマセルです!料理が得意です。では…次はあなたです♪」
「オルビスです。騎士です。よろしくお願いします」
つ・い・に俺の番が来た。
俺は自己紹介を転移前の時に通っていた学校の一大イベントとして認識していた。
入学式、運動会、文化祭、修学旅行……そして“自己紹介”。
自己紹介はめんどくさいことにならないために大事なことだ。例えば「広井戒です。マンションの塗装の色の種類を全て買い集めるのが夢です」といったら周りと距離を置かれる可能性が高くなる。
「皆さん!こんにちは。広井戒です。好きなゲームは…◯◯◯◯です!よろしくお願いします。っていうかみんな元気ないんじゃない?!布団が吹っ飛んだなんつって」
的なことを言えばクラスの人気者間違いなしだ。
だが俺はそんなことを望んでいるのではない。いい意味でも悪い意味でも目立たず過ごしたいのだ。そのようなことをふまえて俺はオルビスの自己紹介に続けた。
「広井戒です。オルビスさんとパーティーをやっています。よろしくお願いします」
無難×無難 これのコラボレーションによって “無難”な自己紹介を実現したのだ。
「あら、広井戒さんっていうんですね♪珍しい名前なんですね〜♪」
「では依頼の詳細についてお話ししますね」
「ちょうど……2か月前ぐらいでしょうか…」
◇
「あ〜ら、今日もいい天気なこと♪」
山には霧がかかっていました。
まあ…そんなことはいつもとは言わないですけどまあ珍しくないことでした。
翌日もそれは続きました。
翌々日も…
翌翌々日も…
今までずっと…
「あ〜いい天気なこと♪山の霧は消えているかしら?」
しかしそれは未だ消えていませんでした。
私たちは村長の家に集まりました。
「村長、どうしましょう?」
「いや…まだ様子見だ」
「村長!!これが何ヶ月続いていると思ってるんですか!?」
「依頼を出しましょう!!」
「いや…依頼は出さない」
「村長!!」
「……もう解散じゃ、解散じゃ」
村長は無理矢理解散しました。
しかし村長はああいっていましたが私達はいてもたってもいられず依頼を出しました。
◇
「という感じですかね……」
「いつから調査をされますかね〜」
「オルビスさん、いつからがいいですか?」
「…明日からで大丈夫です」
「では…明日から調査します」
「ありがとね〜♪後はご飯をモリモリ食べて頂戴!!」
「はい、ありがとうございます」
だが、一丁前なことを言ってしまったが馬車に乗りっぱなしだったので全くお腹が空いていない。
だが食べないと失礼だ。詰め込むんだ。全てを、俺の口に!
「この後のことなんですけど、泊まるところて決まってますかね〜?」
「いや…決まってないですが…」
「だったら!泊まって行きませんか!」
「……はい、広井様…よろしいです……か」
「オルビスさん、大丈夫です」
「では!!ご飯を食べ終わったら部屋に案内しますね!」
明日も投稿できる確率は50/100の確率です。
誤字があったら教えてください。
なんかいい感じだったら心の中でいい話だなと思ってください。
記念すべき20話で言いたかったですが結構話動きます




