世界を滅ぼす最後の魔弾、もしくは未来を救う最初の聖弾

　女神の力をもらい受けたイオアネス・ダブルクロスは、その力を持って世界を救った。
　だが、そのために使った武器は、自らの家族、友、仲間たちの命を代償とする弾丸――魔弾だった。
　戦いを終え、隠居同然の生活を送る彼の下に、再び女神が訪れる。
　世界を救うために、もう一度魔弾を撃て――その言葉を告げる。
　彼が使った魔弾は六発、最後の魔弾、七発目は悲劇を呼ぶ因果を持つ。
　戦いを拒否するイオアネス。だが、戦いはすぐそこまで迫っていた。彼を奮い立たせるのは女神の言葉か。それとも――。