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幸運全振りで異世界転生!職業遊び人で目指す異世界最強  作者: ひろち
遊び人とゴブリンの村
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遊び人とハイゴブリンと新しい仲間

 翌朝起きると、シャルとカリンが裸で隣に寝ていた。

 方がまだマシだった??


 酒臭い五人のおっさんと一緒に雑魚寝していた……

 とくにバッカスお前の酒臭さはヤバイ。

 どんだけ飲めばその状態になれるの?


 シャルのキュアは絶対に使わせないからな。


 おっさんと雑魚寝させるだなんて……

 これってゴブリンの王にしていいことなのでしょうか?

 村長君ちょっと来てもらおうかな?


 っと思っていると本当に来てくれた。


「ピッケル様おはようございます。祭りの後みなさま倒れるように寝てしまって、私も酔い過ぎてしまいピッケル様を救出することもかないませんでした。こんなむさくるしいおっさんたちと雑魚寝させてしまい本当に申し明けございません。」


 うむ。本当にその通りだ、だがちゃんと状況を認識していおり、無難な言い訳を述べるその力あっぱれなり、さすがは村長よのぅ。


 おっさんはむさくるしい。俺は可愛いだ!おっさんは臭い。加齢臭とともに、この恨み絶対に忘れない。


「それより村長昨日は、酔ってしまっていてとても試す気にならなかったんだけども、神剣ゴブリンソードに『ゴブリンへの祝福』ってスキルがあるんだ。このスキルについて何かしってるかい?できればスキルを試したいんだけど、誰かかいいゴブリンちゃんいないかい?」


「『ゴブリンへの祝福』ですか、聞いたことのないスキルですが、名前から推測するに私たちに何かいいことが起きるってことでしょうか。もしよければ私に使ってください。万が一があっても、私は十分生きてきましたので。」


 おいおい不吉なことをいうね。

 君は村長として、今後この村を町に都市に帝国に育て上げる仕事がまっているんだ。

 ここでしなれちゃ俺がこまる!


ただし、俺を雑魚寝させた罪は重い!被験者一号になってもらおうじゃないか。


  まぁ祝福されて死ぬことはないだろう、呪いの剣じゃないんだ。


「すまないね。なにか悪いことが起きたとしても、そこらに転がってる酒臭いおっさんたちの力と知恵があればきっと回復はできると思うから!心配しないで。」


 加齢臭と酒の匂いで、なかなかひどい地獄が形成されてはいるが、頼れるおっさんたちなのは間違いない。

 

 でも俺には、近寄るなよ。


 ではお言葉に甘えてスキル「ゴブリンへの祝福」発動。


 おおおお……半分近くのMPを持っていかれた。

 聞いてないぞ。たしかに説明はなかった。

 「物真似:ファイヤーストーム」と同量くらいのMP消費だったんですけど。


 直後村長の体が金色に輝きだす。綺麗だね。


 「むむむ。おおおおおーーーなんだこれはああああ。すごいすごいぞおおお。」


何かすごいことが起きてるのは金色に輝く君を見ればわかる!

早く何が起きてるのかしらせい。


「これは……ステータスがすごい勢いであがっています。おお、私が?ハイゴブリンですと?……ハイゴブリンなんて、何十年も前に種族としては、絶滅した幻のゴブリン。今ではレベルをあげたゴブリンが稀に進化するのみの希少種です。素晴らしい。さすがピッケル様!このスキル我らゴブリンを強制的に一つ上位の種族であるハイゴブリンに種族昇格させてくださるスキルのようです。」


「ふふふ。これで私は今日からハイゴブリン!もうただのゴブリンではないのだよ。ふふふふふふ。ははははははは。」


 村長ちゃんが悪い顔してる……


「とりあえず副作用はなさそうだし、種族昇格おめでとう。これからも村の為にがんばってくれ。」


 そっかーハイゴブリンかぁ希少種かあ、レアドロップとかすごいんだろうね。経験値も一杯あるんだろうね?

 これはあれか?王してレベルアップボーナスステージか??

 倒してレベル上げしろってことですか?

 懐も寂しいんだよなーレアドロップゲットしておくかぁ?

 

 おっとまだ酔ってる……


 だが、ハイゴブリンになってもゴブリンの容姿に変化はない。かわいいままだ。

 くそ!まがまがしい魔物になってくれれば、経験値の糧にしてくれたものを!


「ほう、ハイゴブリンか、俺も数回しか見たことがないが、ゴブリンをうまく統率していたな。特に知力が高くて手こずった記憶がある。普通のゴブリンは知力がな……子供だからな。」


 雑魚寝しながら頭を抱えながら、ラッシャーがしゃべりかける。

 さすが歴戦の冒険者、村長の変化にいち早く気が付いたようだ。

 しかし、二日酔いで動けない……。


「我が王よ、かなりMPを消費されているご様子……ですが、ハイゴブリンになると一挙にステータスがあがります。言い出しづらいことなのですが、お願いがあります我が娘キャトルをハイゴブリンに進化させ……ピッケル様の盾としてお使いいただけないでしょうか??」


 言い出しづらいとかいいつつ、カッチリお願いしてくるあたり村長よな……いい村長になるよあんた!


 肉壁ゲットか?村長流石だ、俺は肉壁が大好きなんだよ。

 だがそれはおっさんに限るんだぜ。


 幼女を肉壁にするには俺の良心が……せめて息子ちゃんなら壁としてつかったかもしれないが、幼女を壁につかったといわれては、遊び人の名が廃る!よこすならオッサンをよこすんだ。


「娘さんを俺たちのPTにですか?」


「はい。王がこれより魔王討伐に向かうというのに、その臣下たる我らが手をこまねいて見ているだけでは、我らの立場がございません。娘のキャトルは、素早さはこの村一番、昨日の祭りでワイルドウルフの余興をクリアした唯一のゴブリンにございます。ハイゴブリンになれば、きっとお役に立てるものと存じます。」


「ご主人様私からもお願いしますです。最初にお会いした時からずっと一緒にいたいと思っていました。」


 微妙に愛の告白みたいになってるぞ。

 やめてくれ幼女趣味が開花するといろいろとマズイ。

 そこにいたのは、最初にであったゴブリンちゃんだった。

 名前あったのねキャトルちゃん

 

ピンク髪をショートカットにして目がクリっと大きく、胸はまな板の幼女 見た目は10歳くらいか。


 この子を連れていくだと?俺でも行きたくない魔王討伐の旅に?

 いやいや、そこらで寝ているおっさんを何とか連れて行くから!


 だが、連れて行くか行かないかは、シャルとカリンと相談するとして、『ゴブリンへの祝福』はかけてあげる。

 村長の娘という自分の境遇に感謝するがいい!持つべきものは力と金とかなりの厚かましさをもった親なのだよ。

 

 キャトルちゃんも金色に輝きだしハイゴブリンへと進化した。

 ふう。これで俺のMPはすっからかんだぜ。

 さあ、二度寝しようかな?


「ご主人様ありがとうございます。とっても知力があがりました。ふふふ。これだけの知力があれば魔法使いを目指せるかも?敏捷はもともと高いから最前衛で戦う魔法使いなんて。どうでしょう。」


「ハイゴブリンに進化させるだなんてまた、冗談みたいなスキルを宿した剣ですね。昨日も村長に酔いながら話していたんですが、顧問就任につき、できれば私たち五人に直属の部下が欲しいんですよね。その者たちをハイゴブリンに進化してもらえるととても助かります。」


 ダナンが苦しそうにいう。

 二日酔いじゃないな……お前のは三日酔いだ。

 珍しいアイテムに目がないのは、当然だが珍しい剣にも目がないみたいで昨日は相当騒いでいたからな。自業自得だ。


「はい。五人の皆様にお付けするゴブリン五人の選定は終わっております。それぞれ皆様の専門とする方面の仕事をしていたり適正があると認められる者たちです。」


「ピッケルさんお願いします。五人をハイゴブリンにー」


「オエッ」


 ダナンが吐きそうになっている。


「ピッケルさんこれをお使いください、MPポーション!」


 おまえ俺を回復させる前に自分の二日酔いをどうにかするんだ!!

 

 命は無事だとして最高顧問としての威厳に関わるぞ。


「わかりましたでは村長、その五人をあつめてもらいますか?ハイゴブリンに進化してもらい、五人の酔っぱらったおっさん、もとい、最高顧問のサポートをしてもらいたいとおもいます。」


 依頼するやいなや五分と立たずに五人があつまる。

 二人『ゴブリンの祝福』をかけたところで俺のMPはすっからかん。

 遊び人にしては、ずいぶん仕事したよ?そろそろお昼寝でもしたいな。


「MPポーション」


 ダナンがふらつきながらポーションを投げてくる。俺を休ませる気はないようだ。


 残りの三人をハイゴブリンへ進化させる。

 これでこの村の態勢はかなり整った。

 あとは任せたぞおっさん!


 伝説のハイゴブリンが村長とキャトル、おっさんのサポートゴブリンで計七名もいるゴブリンの村何ぞ前代未聞とのことだ。

 

 俺もへとへとだ。

 もう十分ゴブリンの王としての仕事はしたと思うんだよね。あとは任せたぞみんな!


 そうして、昼前には少し回復した、酔っ払いおっさん達と酔っ払いゴブリン達が迎え酒するために、酒を求めてゾンビの様に徘徊を始めた。

 ウォーキングオッサンデッドだ。


 ここは地獄か?

 シャル……悪い汚いと思うけどキュアお願い。

 あまりにも見苦しい……


「近寄ったら浄化させますよ!!」

「キュア!キュア!キュア」


 MPが尽きるまでキュアをかけ続けるシャル、さすが聖者!

 いまあなたの人生で一番良いことしてると思います。


 シャルのおかげで、元気になった俺と村長、最高顧問の七人で今後の村の発展について議論を交わす。

 おっさんたちが乗り気なのが意外だった。

 でも自分の力で村を発展させるのって面白いよね。

 ゴブリンの村は発展途上なだけに、頑張れば頑張っただけ発展しそうだ。


 俺も魔族からの指名手配とか、勇者PTとしての魔王討伐というメンドクサイ使命さえなければ、ここらでスローライフしてたわ。


 最後にシャルと、カリンにキャトルの件を話す。


「いいねいいね。キャトルちゃんかわいいものね。それにピッケルは王になったのだから従者の一人くらいいた方が拍が付くわ?」


「敏捷は飛びぬけて早いようですし、まだしばらくラクーン近郊でレベル上げをすることを考えたらPTにいれてかまわないのではないでしょうか?三人では少し寂しいところでしたから。ここからさらに女性を入れるのは、躊躇われるところでしたが、ゴブリンちゃんであれば許容範囲でしょう……」


 シャルもカリンも賛成だ。実は俺も賛成だ。


 満場一致で新しいPTメンバーにキャトルが加わった。

 まだ、得体は知れないゴブリンちゃん。

 その力見せてもらうぞ。


 夕暮れ前には各種話し合いを終え、今後の村の方針が決まる。

 おっさんたちは、最低でも週に一回くらいダナンの転移スクロールやらでこちらに来てくれるそうだ。心強い。


 最後にダナンの転移スクロールでラクーンへ戻りこの日は終了。

 マイケルの宿屋で爆睡だ。


 明日からは俺とキャトルのレベル上げの為の狩り、とPT資金集め……錬成でほとんど使い切りましたからね、金貯めましょう。

 さらには、おっさんシリーズにゴブリンちゃんとともに頼み込み、おっさん達による個人レッスンが待っている。

 個人レッスンってなんか嫌らしい響きだな。、シャル、カリン、キャトル、なにかあったら殺してしまいなさい。



 カリンはラッシャーに

 シャルはマイケルに

 キャトルはヒッグスに

 俺はいろんなおっさんに特訓してもらうこととなっている。


 明日からはキャトルも含めて四人PTだ!


 キャトル先に謝っておくね。

 うちのPTいろいろ問題あるけど、見捨てないでね……


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