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幸運全振りで異世界転生!職業遊び人で目指す異世界最強  作者: ひろち
遊び人は勇者PTの一員となる。
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遊び人は勇者PTでクエストに挑戦する。

 さて、無事三人パーティーを組むことができたし、無目的に狩りにでるくらいならちゃんと冒険者ギルドのクエストを受注した方がいい。

 クエストランクAとなっていれば、今の俺でも対応可能だと判断されたクエストということだ。

 ある程度、クエスト遂行上で、遭遇するであろう敵の強さの目安となる。


 とはいえランクAは歴戦の受付嬢に無理やりさせられただけで……実際の実力はまだよくわからない!

 ちゃんと僕を評価してー。

こまくてAランククエストなんて受けれるかっ!!


 俺の仲間になった聖者シャルロットと勇者カリンも冒険者登録は昨日のうちにすましており、二人とも同じCランク冒険者から始まりとなったとのことだ。


 本音を言えばFランク依頼から一つづつ地道にこなしていきたいが、ここは二人にあわせるしかあるまい。


 俺たちはCランククエストで、もっともお金が貰えそうなクエストを受注する。


「はぐれゴブリンの村の対処」


 このクエストは俺のゴブリーヌの育成に欠かせないゴブリンソードが手に入ることを見越して俺が誘導してカリンに決定させたクエストだ。

 ふふふ、影の実力者遊び人だ。


 とにかく早くゴブリンソードを+20にしたい!武器屋のおっさんの言うことがわかる。


 錬成は男のロマンが詰まってるんだ。成功すれば強くなり、失敗すれば弱くなるか、最悪ロストの危険さえある。

 まさにギャンブルこのスリル感は、どうしようもなく癖になる。

 また実際+20のゴブリンソードが見たくてしょうがない、困った遊び人と武器屋である。


 クエストを受注して。概要説明を受ける。

 なんとも商業都市ラクーンから北に半日程進んだ街道の付近にはぐれゴブリンが多数確認されており、

 ゴブリンの集落ができかけているとのこと!むむ、ゴブリンソードの匂いしかしないぜ。

 さあ行こう。いますぐいこう。


 そうして、俺たちはすぐに旅立った。

 俺は昨日装備系を整え切っていたが、カリンとシャルロットも装備は整え終えていたようですぐに出発となった。


「ねえピッケル?遊び人ってどんなスキルつかえるのかしら?」


 カリンが聞いてくる、早速の呼び捨てだが、此方も呼び捨ての許可を得ているから気が楽だ。

 勇者と遊び人職業的に社長と社員くらい格差がありそうだが、対等な立場で扱ってくれるだなんてピッケル感激。


「ふふふ。それは実戦でのオタシミですよ。カリンこそ、勇者なんでしょ?ステータスとか見てみたいね。」


「ピッケル、顔に似合わずエッチなのね、女性にステータス聞くなんてセクハラよ。PTメンバーじゃなかったら切り捨てるところだわ。」


 おい。お前は人類の希望だろ?勇者だろ多少のセクハラくらいで人間を、遊び人を切り捨てるな?


「いえ、レベルやステータスを聞くのはパーティーとして当然のことですよ。ピッケルさんは……レベル少し私たちより低そうですが、気になさらず、カリンがあっという間に敵倒して経験値はいりますから。」


「そうね。この前のお礼も兼ねて、シャルの回復魔法の出番がないくらいのスピードで狩りつくしてあげるわ。ピッケルが怪我したら可愛い顔が台無しだものね。」


 それは女の子にいう俺のセリフだ……遊び人とはいえ早く強くならないと立場がないぜ。


 なんか二人とも俺のレベルをパワーレベリングしてくれるらしいが……それでは本質的に強くなったとは言えないのだ。

 おっさんからの誘いだったら大歓迎なんだが、女の子にパワーレベリングされるのはちょっと遊び人じゃなくてヒモ男になってしまいそうで、やんわりと断りを入れる


「いえいえ。みなさんの足手まといになるわけにはいけません。レベルだけじゃなくて戦闘技術のほうもお二方から学べたらなっておもってるんです。」


「すごい失礼なことを聞いていたらごめんなさい。お二人のレベルはおいくつなんでしょうか?自分はレベルこそ15ありますが、ほとんどがこの前の魔族を幸運だのみで殺した経験値で、此方の戦い方に疎いんです。ぜひ戦い方のイロハからおしえていただけると助かります。」


「へーピッケルレベル15なんだ。思っていたより低いわね。いいわ私が手取り足取り教えてあげるから、私の後ろで戦い方を見ていないさい!ちなみに私はレベル31で、シャルロットはレベル40よ。」


「だから……シャルを怒らせると色々大変だから、気を付けなさいね……」


 カリンが耳元で囁いた。

 顔が近いよカリン、キスでもする気かとおもって、ドキドキしてしまった。


 とにかく、この前までジャイアントオークに捕まっていた勇者の言葉とは思えない心強い言葉。

 さすが勇者俺は中衛になろうか?


 清楚黒髪なシャルロットが勝手に人のレベルを伝えるなと若干怒気をこめやがった。

 レベルが勇者より高い聖者、違和感がある。

 勇者と聖者、女とはいえ、たった二人だけでの冒険?

 俺でも倒せた、魔族に手も足も出ず、捕まってしまった勇者?

 きな臭いにおいがプンプンするぜ?


 訳ありの勇者と聖者のPTに入れられた遊び人とか肉壁ですか?囮要因ですか?マイケル許すまじ。


 とにかく、色々気になるが、初日に突っ込んだ話をいきなりすべきではない。

 物後ごとには何事も順序というものがあるのだ。


 レベル以上に気になるのが、年齢だ。見た目的にはカリンは俺と同い年程度

 シャルロットは16から20くらいか?最大揺れ幅25くらいのお姉さんって感じなんだが、レベル以上に年齢なんて聞けん。 


 とにかく現場認識。シャルロット怒らせるヤバい。


 さらに現場推測、シャルロットはカリンのお目付け役?


 なーんて考えている間に、街道に敵が現れた!



 懐かしのワイルドウルフ君だ。とりあえず、お前の攻撃はすでに見切っている。

 開幕「咆哮」は、耳をふさげば、大したダメージじゃない。


早速開戦となる。


 俺は、ワイルドウルフが「咆哮」を使ってくる前に、「物真似:咆哮」を使用する。

 ワイルドウルフは自分の技を人間に使われて驚愕するとともに、耳鳴りの状態異常となる。


 自分の力を試したくなる。


「こいつは俺にまかせてください。新しい剣の切れ味も見てみたくて。」


 俺の良いところも見てもらいたくてね!!


 カリンは俺の咆哮に合わせて、ワイルドウルフ目掛けて一直線で切りかかりにいっていたが、途中で停止してくれる。


 俺は突進しながら愛剣ゴブリーヌを抜く。

 俺の攻撃範囲に入る前にワイルドウルフの攻撃範囲にはいる。

 とほぼ同時に、ワイルドウルフの右前足が横なぎに攻撃してくる。

 俺は交わすことなく、剣で右前足の付け根を攻撃する。

 ゴブリーヌが音もなくワイルドウルフの前足を切断する。

 最弱の剣だが、+15は半端ない、切れ味が違うのだよ切れ味が。


「ピッケルナイス。いい剣ね!」


「さすがピッケルさんです。ゴブリンソードに見受けますが、そのまばゆい光、そうとう錬成されていますね。そこまで錬成された剣は初めて見ましたよ。」


 お二人からお褒めの言葉をいただく。


 愛剣を褒められてとっても嬉しい。

 持つべきものはよきパーティーメンバーだ。


 ってまだワイルドウルフさんは当然いきている。

 その牙付きの顔を俺の首筋目掛けて延ばしてくる。

 俺の首に届く寸前、ゴブリーヌを今度は、下から首目がけて切り上げる。

 すっぽーん いつもの?首をはねられた音とともに、ワイルドウルフの首が切断され討伐成功。


 経験値がはいる感覚と、ドロップ品がアイテムボックスに入っていく。

 レアドロップっぽいワイルドウルフの宝石をドロップした。


 パーティーにおけるアイテムの分配ってどうするんだ?

 これしっかりやらないともめごとの一員だよね。


 二人が金に汚くありませんように。

 俺は錬金というロマンとゴブリンソード買い占めのために金はできるだけ欲しい。

 さあ運命のアイテム分配ターイム


「あ。ワイルドウルフの宝石じゃないですか、すごいレアドロップですよ。ピッケルさんおめでとうございます。」


「ってPT初心者なんですが、ドロップしたものって皆さんわかるんですか?マイケルは、わからないっていっていたような……」


「即席で組んだ仮PTだとそうですけど、今は正規パーティーとしてギルドにも報告してありますからね、お互いのアイテムボックスに新たに増えたドロップ品は確認できるようにギルドで設定いじってもらってますよ。」


(アイテム共有化の為に、300Gかかっているのはピッケルさんには内緒です。)


「あっでもそれはピッケルさんもらっておいてくださいね。今回のクエストのドロップはすべてピッケルさんに貰っていただこうってカリンとも話してまして、前回との魔族との戦いでは、竜の涙までつかわせてしまったみたいで、本当に申し訳ありません、せめてもの罪滅ぼしをさせてください。」


「そうよ。借りた借りはすぐ返すわ。今回の狩りはピッケルへの借り返しも兼ねてるからね。レアドロップもドロップGも気にせずに受け取って。」


 カリンは無邪気にいうが、シャルロットはもう少し考えているだろう。

 この遊び人本当にPTにしてしまっていいのかと。

 勘ぐりすぎだろうか?


 勇者と聖者であることを、すでに伝えてくれているのは、魔族を倒したことによる俺への信頼の証だ。

 だが、あの戦いは、運に命を任せた戦い、次遭遇しても同じようには倒せない。

 俺は、このクエスト中に、勇者のPTメンバーとして有用だと証明しなくてはならない。


 マイケルにはめられて入ってしまったPTではあるが、日本男児かつ遊び人である俺に二言はない、俺の覚悟は決まっている。なんとしてもこのPTにしがみつくぞ。

 おれよりレベルが高い美女二人のPTに寄生させてもらえるなんてなんて幸運だ??リアルラックは最低のはずだが……

 おっとよく考えると、勇者と聖者の訳アリ魔王打倒PTだった……今すぐにでも抜けたいぞ。


 だが、このPTを追い出されれば、俺は一生ソロ狩り専門の悲しい遊び人になってしまう可能性だってあるのだ。転生したばかりのこの世界で一人ぼっちになるのはもう嫌だ。


 とにかくカリン、シャルロットほんと愛してる。ドロップ品はありがたく頂戴する。


 レベル15の俺でもワイルドウルフくらいならソロで倒せることが分かったことも大きい。

 ちょっぴり自信が付く。


 何よりゴブリーヌ強し!錬成は力なりが証明された瞬間である。


しばらく勇者PTでの戦闘パートとなります。

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