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幸運全振りで異世界転生!職業遊び人で目指す異世界最強  作者: ひろち
遊び人は幸運チートで異世界に転生する。
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遊び人は武器を手に入れる

 いよいよ本命の武器探しである。


 愛剣ゴブリーヌとサヨウナラするのはさみしいが、この前の魔族との戦いで、レベルが15まであがっている俺に最安値ともいれるゴブリンソードは釣り合わない。

 こちとらもう一端の「遊び人」なのだ。


 早速、ゴブリーヌを手に入れたトルネオの武器屋にはいってみる。


「いらっしゃいらっしゃい!いい武器そろってますよ!」


「ゴブリンソードの件ではお世話になりました。あれから色々ありまして金ならあります、この店で一番いいものをうってくれませんか?」


予算は約1万Gだ、しがない武器屋なんてかいしめちゃうんだぜぃ?


「おお、お客さまこの短期間で見違えるようですな。まるでレベル15の勇者って感じです!」


 地味に俺のレベルをピンポイントで当ててくる武器屋のおやじ、宿屋のマイケルが俺の異世界臭をかぎ取ったのと同様にこいつも武器屋という商売上相手のレベルを見分けるのが得意なのだろうか?


「にしても一番いい武器をもってこいとは、豪気ですな!お客様レベルはいくつなんでしょ?あと職業は?前は片手剣のゴブリンソードだったが、片手剣でいいのですかな?」


 武器にそれぞれ適正レベルがある以上、レベルを聞かれるのは当然だ。正直に言ってしまおう。


「実は、私のスキルの中に、適正レベル関係なく装備できるスキルがあったんです。重すぎると持てないかもしれませんが、大抵の武器なら使えるはずです。片手剣で一番いいのをみせてくれまえんか。」


「ほほう。それはそれは面白いスキルですな、深くは、聞かないでおきましょか。ちょっと待っててくださいな。」


 っというと店の奥に一度ひっこむ武器屋のおやじ


 すぐに三本の件をもって帰ってきた。


「これはいうなれば、私の趣味で集めた武器たちです。私ののお宝だな。手に取ってみてください。」


 一本目

 竜殺しの剣

 適正装備レベル50 攻撃力150 レアリティ 8

 特殊効果 対竜族 200%攻撃上昇補正。


 二本目

 鋼の剣+10 レアリティ10

 適正レベル10 攻撃力30 + 150

 特殊効果なし。


 三本目

 エルウィンの神速剣 レアリティ 15

 適正レベル100 攻撃力200

 特殊効果 敏捷+100


 一本目から半端ないな。

 三本目にいたっては笑うしかない。


「すごい剣ですね……」


 お値段の方はおいくらくらいなんでしょうか…………普通の武器屋で売ってる装備じゃないぞこれ。

 ラストダンジョンのボスのドロップ品だろ??トルネオお前はなにものだ?闇の武器商人かなにかですか?怖い怖すぎる。


「ところでお値段は?」


 店主がニヤリと笑う。


「金ならあるんでしょ?いくらだっていいじゃないですか。あなたがーが欲しいか欲しくないかです!」


 ちょっと小銭を稼いだからって調子にのるなよってことですね。

 ごめんなさい。正直この剣はどれも俺の今の財産じゃ手が届きそうもない。

 装備レベル的にも問題だ。

 ただの町の武器屋とおもってたが、こりゃないわ。

 マフィアだわ、闇のブローカーだわ。

 入る店間違えた。


「うっごめんなさい。実は、職業はすべて問題なく着装できそうなのですが、適正レベルに関しては+30まで装備可能で、資金は1万Gしかないんです。」


「そうでしたか……悪い悪いでした。嫌がらせをするつもりはないんです。私としてはこの三本誰かに売りたくてしかたないんです、武器は使われてナンボですからな。だが、なかなかこいつらを装備できる適正レベルの客なんてこなくてな売れないんですわ!お客様がどんな剣でも装備できそうだっていうから、ついついうれしくっちゃいましてね……こんな名剣もっていても金庫に眠らせておくだけじゃ意味がないんですよ。」


「こいつらは、どれも仕入れ値で5万G以上の名剣でしてな。流石に1万Gでうるわけにはいきません。あとこの剣に関して私の妻に口外することは厳禁とします。」

 

やっぱりそうでしょうな。

 この武器屋只者じゃないな。5万Gの件を仕入れれるってのが凄い。


「1万Gで適正レベル45っていうとこいつくらいになるな」


 といって店長が俺に手渡してくれたのは、


 刀匠アリエスターの名剣  レアリティ5

 適正レベル45 攻撃力80

 特殊効果なし。


 さっきまでの名剣に目がくらんだ俺には明らかに質が劣って見えるが、まごうことなき名剣だ。


「どーです。こいつもなかなかのもんでしょう、武器で救われる命があります、武器と防具には惜しみなく金をかけるのがいいですよ。」


 一瞬こいつに決めようかとおもったが、ふとした疑問を口にする。


「武器の横につく+5とかってなんでしたっけ?俺のゴブリンソードにもついてるんですけど。色々知識詰め込みすぎて忘れました。」


「アハハ。正直でよろしいですな。それは錬成した結果ですな。同種の武器と必要ゴールドを錬成の泉にぶち込むとあら不思議。成功すれば、一つの武器に錬成されて、元の武器の攻撃力が上がる。他にも宝玉なんかを一緒に放り込めば特殊効果が付くことがあるロマンの塊。それが武器錬成です!!一度はまったら抜け出せない錬成地獄でもあります……」


 ピコーン。それだあああ。


「おっさん!それだ。俺しばらくはこのゴブリンソードで戦いたいと思っていたところなんだ!」


「この店のゴブリンソード全部売ってください、!」


「うおおおおおお。そうきましたかああああ。錬成ですな、錬成する気ですな!錬成は本当にで燃えますぞ、いろんな意味で……一種のギャンブルです。高レベルになればなるほど失敗率も高くなり、場合によっては剣ごと消失なんてこともあります。私も何本の名剣を溶かしてきたことか!思い出すだけで涙が止まりません。武器屋の私をして+10以上はつくれたことがありません。」


 剣の消失だと?何気に今とんでもないこと言いやがった。だが、一度勢いに乗った遊び人は止めらない、それがギャンブルというなら尚更だ!


「ゴブリンソードなら安く大量に手に入ります。目指すはレベル+10ってところですか?素のゴブリンソードが、攻撃力10だから、+10にできれば攻撃力が+100されて合計110ですな。そこらの名剣には、負けない。」


 何それ……強くない?遊び人の血が騒ぐ。


「+10?オールインだ。有り金が尽きるまで錬成しつくします。」


「ぐはっレベルマックスですか……レベルマックスは+20ですが、私もお目にかかったのは一度だけです。これは武器屋の血が騒ぎますな!店中じゃたりません。町中のゴブリンソード買ってまいります。」


 そうして俺とおっさんの長く辛い錬成は始まった。


 幸運が幸いしてだろう、ゴブリーヌこそ折れはしなかったが、俺の心が何度おれそうになったことやら。



 結果。紆余曲折あったが。

 ゴブリンソード+14 レアリティ 14

 適正レベル1    攻撃力10 +140 = 150


 が出来上がり、俺の財産はそこを尽きた。

 オッサンが無計画に町からかき集めた、ゴブリンソードもほぼつきかけ、あと10本だ。


 ここまで使ったゴブリンソードは約200本 錬成金として約8000Gを泉に投げ入れた。

 後半は全然レベルがあがらなかった、さすが俺の幸運も、限界らしい。

 レベル14になってからすでにゴブリンソード10本と、錬成費用として一回あたり100Gを泉に投げ入れている。

 錬成恐ろしすぎる。これで剣が消失なんてした日には、俺の自我が消失するぞ。


「手持ちのお金が切れました。」


「っ!!そうですか……一気に+14まで来るとはお客様ほんとうに豪運の持ち主ですな、+20は、やはり神の領域ってことでしょう。一介の武器屋と冒険者にそう易々とつくられてたまるかって意地を感じますな。」


「それにしても、悔しいですなせめて区切りのいい+15まで、上げてみたかった!」


 トルネオのテンションがマックスでちょとウザイ。

 相当錬成に嵌っているようだ。

 俺と同じじゃないか?同志よ……


「相談です!武器屋のおっさん。ここまで来たらもう錬成仲間、立派な仲間ですよね?お金ください。なーに1000Gくらいあれだけの名剣もったおっさんだったらへそくりでもってるでしょ? 奥さんにいいますよ?」


 泣き顔ピッケルスマイルで懇願してみる。

 こまったときのオッサン頼みはまいけるの時から変わらない、この世の節理。


「よし。乗っかかった船だ!」


 えっいいの?マイケルなら言い終わる前に断り切ってくる案件だぞ?


「俺に任せろといいたいところだが、それはできませんな、お客様に貸す金はありますが、金の話じゃないのです。錬成ってのは自分が自分の覚悟で、自分のできる範囲でやるってことに意義があるんです。ここで私が金をだしちゃ、その剣は本当にお客様の剣って言えなくなっちまう。そういう時剣はうらぎりますからな。」


 武器屋のおっさんが、武器屋のおっさんらしい屁理屈で出資を拒否してくる。

 やっぱりへそくりはあるらしい。

 今度奥さんみつけたら確実にばらすからな。


「ですよね。俺の覚悟が甘かったです。すみません。追加ベットで1000G!これは俺の当面の生活費として別にしていたものです。これが無くなったら、宿屋からも追い出されます。こいつもオールインさせてもらいますよ。おっさん!」


 もうこっちも引くにひけねーんだ。

 +14とか区切りが悪いのもなんか心地悪い。


 最後の10本連続成功で+20達成が遊び人のロマンだ。


「お客さま……いえピッケル様でしたな。どうかご武運を!!」


 俺の覚悟に感動しているトルネオ、覚悟が違うのだよ覚悟が、こちとら命かかってるからな。

 だって今このゴブリンソードが消失したら俺確実に心臓発作で死ぬよ。


 だが、さっそく再度錬成に入る。


「グキューン」


 失敗しました×8

 幸い剣の消失はなかった……

 俺の心臓が何度とまったことか?AEDってやつ用意しておいてくれるかな?


 いよいよ俺もおっさんも顔が青ざめる。

 最後の二本。

 いくぜ、錬成の泉。俺はお前を倒す。


「キラリーン」

 錬成に成功しました。


「やったぞおおおおお」

「うおおおおおおおおおおお」


 俺より武器屋が喜んでる、本当にこいつ武器が好きなんだな。


 とにかくついに成功だ!ゴブリンソード+15ここに誕生す。


 伝説のゴブリンソード+15


 適正装備レベル1 攻撃力10 +150 = 160 レアリティ 15

 特殊効果 ゴブリンの王


 あと+5したかったが、もう町中のゴブリンソードが泉にとけている。


 もうゴブリンソードの泉に改名したらどうだって勢いだ。


 できあがった、ゴブリンソード+15を手に取ってみる。

 驚くほどの軽さだ。

 鞘から抜いてみる、そこには眩しいくらいに光り輝く刀剣があった。

 

ゴブリーヌよ愛してる。


「おっさん、ありがとうございました。!」


「いえいえ。こちらこそいいもの見せてもらいました。狙うんでしょう?レベルマックス。ゴブリンソードは買い占めておきますね」


 勝手に話を進めるな……こっから錬成費用いくらかかるんだ?

 私の残りGは100Gよ!


 だがとにかく、当初の予定よりいい武器が手にはいった。

 そうして俺とオッサンは、固い握手を交わした。危うく、アシッドサンしそうになる。

 だっておっさんの手だからな。


 丸一日費やして、装備は整った。


 さあ狩りの始まりだ。

 俺は強くなる。

 遊び人の枠を飛び越えて!

 主に道具と防具と錬成の力でな!


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